クイックスタートガイド - 設置および機器の外観

このトピックの内容

卓は、平らで安定した場所に置いてください。また、やむをえない場合もあるかもしれませんが、汚染やほこりの多い環境での使用はできるだけ避けてください。

背面

背面パネルは以下のようになっています(dot2 core)。

卓の背面には、多くの種類のコネクタがあります。
まずは電源コネクタ(1)に電源を接続しなければなりません。またUSBコネクタ(3)の一つに、USBキーボードを接続することをお勧めします。外部モニタ画面は、DVI-Dコネクタ(4)に接続してください。タッチ機能を持つものが最適です。タッチ機能がない場合は、USBコネクタ(3)にマウスを接続する必要があります。これらが、このガイドを始める上で必要となるデバイスです。後で卓をネットワークに接続する方法も見ていきます(ETHERNET コネクタ 2 を使用)。

必要なデバイスを接続したら、電源スイッチ(1)を入れて卓を起動にします。

以下は、背面にあるすべてのコネクタについての簡単な説明です。

  1. 電源スイッチおよびコネクタ - 電源コードを接続し、卓の電源を入り切りします。
  2. ETHERNET コネクタ - ネットワークへの接続に用いられます。
  3. USBコネクタ × 3 - USBメモリスティック、タッチスクリーン、キーボードおよびマウスなどを接続できます。各USBポートの最大出力は 140 mA/5 V です。
  4. DVI-D コネクタ - 外部モニタ画面用です。DVI-VGA変換アダプタは使用できません。デジタル専用です。
  5. AUDIO IN - サウンドトリガー機能用のバランス型オーディオ入力です。
  6. DMX IN - このDMX入力は、DMXリモートコントロールに対してのみ用いられます。
  7. MIDI IN および OUT - MIDIリモートコントロール用として、またMIDIタイムコード用にも利用できます。
重要
MIDI OUT は、自動的に MIDI THRU にもなります。MIDI OUT によって送信される信号は、MIDI THRU による信号よりも高い優先度を持ちます。
  1. DC REMOTE CONTROL - 接点入力リモートコントロールに用いられます。
  2. LAMP コネクタ - 卓の手元灯用です。オリジナルの dot2 Lamp のみを用いてください。
  3. LTC コネクタ - SMPTEタイムコードの入力に用いられます。
  4. DMX OUT × 4 - ユニバース1〜4を出力できます。

前面

dot2 の前面は以下のようになっています。

このガイドでは、卓のさまざまなエリアを用いて作業を行います

以下は、それらの簡単な説明です。

  1. コマンド・セクション- ここでは、キーを用いて卓の持つほとんどの機能にアクセスできます。
  2. エンコーダ - 値やオプションを選択するのに用いられます。エンコーダを押すと、現在の選択を確定したり、他のウィンドウを開いたりできます。エンコーダの機能は、そのときの卓の状態に応じて変わります。現在の機能と値は、それらの上にある画面1(10)に表示されます。
  3. メイン・エクゼキュータ - メイン・エクゼキュータのセクションです。多くの場合、ここにはメインのキューリストを割り当てます。
  4. フェーダ付きエクゼキュータ - これらのエクゼキュータにはキューリストを割り当てられますが、チェイスやグループマスターなどの機能を持たせることも可能です。
    フェーダの下には、go というシンボルの付いたキーがあります。これは、エクゼキュータ GO キー(一部のビューでは "Button 1" と表示)です。その下には、flash というシンボルの付いたキーがあります。これは Flash キー(一部のビューでは "Button 2" と表示)です。
    エクゼキュータには、メイン・エクゼキュータ(3)の隣から左に向かって番号が振られています。メイン・エクゼキュータに最も近いものが、エクゼキュータ1になります。
  5. フェーダ無しエクゼキュータ - フェーダ付きエクゼキュータの上部には、互いに独立した追加のエクゼキュータが2列あります。これらには、go (GO)のシンボルしか付いていませんが、GO機能に限定されているわけではありません。これらもまた、メイン・エクゼキュータから左に向かって番号が振られています。上の列の番号は101から、下の列は201から始まります。ma キーを押していると、上の画面2(11)の下部にエクゼキュータ番号が表示されます。以後の説明では、これらのエクゼキュータ番号を用います。
  6. ページキー - これらのキーを押すと、エクゼキュータのページを切り替えられます。これを利用すると、ショーをページ毎に整理できます。 アクティブなエクゼキュータは常に表示されていて、ページを変更しても「前面」にとどまります。これについて後で見ていきます。メイン・エクゼキュータのページは変更できません。
  7. グランドマスター - 出力のインテンシティを下げることができます。また B.O. キーを押している間は、出力がゼロになります。これが点滅している場合、グランドマスター・フェーダは100%になっていません。
  8. レベルホイール - 選択しているフィクスチャのインテンシティを変更できます。
  9. メニューキー - これらの三つのキーによって、卓の三つメインメニューにアクセスできます。これについては、次のトピックで詳しく説明します。
  10. モニタ画面1 - この画面には、そのときの作業内容に応じた内容が表示されます。画面の下部には、下にあるエンコーダの機能と値が常に表示されています。またここには、コマンドライン入力があります。画面の右側では、フィクスチャのさまざまな機能を選択できます。
  11. モニタ画面2 - この画面では、さまざまな内容や機能を表示したり選択したりできます。これについては、ガイドの中でさらに詳しく説明していきます

dot2 XL-F や dot2 XL-B がある場合は、さらに多くのエクゼキュータを利用でき、左側に別画面(画面3)があります。それらのエクゼキュータ番号を確認するには、ma キーを押してください。

 

それでは、次のトピックから実際の操作を始めましょう。