メイン・キューリストにキューをさらに追加し、それらを再生してみましょう。
以下のように押してください。
Group Up Stage At 5 0 Please
Store Time 3 Please
保存方法を選ぶためのポップアップが出ますので、Create a second cue を選びます。
これによって、デフォルトの0秒ではなく3秒のフェードタイムでキュー2が作成されます。
グループ5のフィクスチャがフェードインするのを確かめるために、キューを実行してみてください。
キーの代わりに、コマンドライン入力を利用してみましょう。
これは、画面1にあります。
これがコマンドライン入力です。(画面または外部)キーボードを用いて、ここにコマンドを入力できます。また、これを押すと Command Line ビューが表示されます。ここでは、以前に実行されたコマンドや 卓からのフィードバックを見ることができます。
以下のように入力してみてください。
そして、Enter を押して確定します。以後の例でも同様に、Enter または Please で確定してください。
今度は、以下のように入力してください。
卓からの応答を確認し、何が行われたかを見てみましょう。
最初のコマンドに対する応答は下のようになります。
これを見ると、"g" は "Group" のショートカットであることが分かります。そして、グループ2からグループ9にあるフィクスチャを除いたものに対して75%を設定したわけです。"Executing" の部分は、卓がそれを実行したことを表しています。
次の行は、より複雑です。
最初の部分は前のものと似ていますが、"f" は "Fixture"、"t" は "Thru" と解釈されます。したがって、グループ4からグループ9のものを除き、そこにフィクスチャ9〜12を加えたものを選択し、それらの値を20%上げたわけです。
これをコマンドで保存しましょう。
応答は下のようになります。
ここでもまたショートカットが用いられています。フェードタイム5秒でキュー3が作られたことが分かります。
また保存時に、dot2 がマクロを実行していることも分かります。このマクロは、キューリスト内の不要な値を取り除いています。
キュー4はより暗くしたいので、現在オンになっているすべてのもの(グループ5と8)を40%下げます。
そのためには、以下のように押してください。
Group 5 + 8 At - 4 0 Please
そして、以下のようにしてキュー4を作ります。
Store 4 Time 2 Time 6 Please
先ほどとは少し違った内容になっています。卓からの応答を見てください。
Time キーを用いることで、フェードタイムが2秒、アウトフェードタイムが6秒でキューが保存されています。
次のキューはキュー3と同じなので、それをコピーするだけです。
Copy cue 3 at 5 Please
ポップアップで Copy を選ぶか、再び Please を押して確定してください。
次に暗転を入れます。
Group 1 . . (ドットキーの2回押しが "Zero" のショートカットとなることを思い出してください)
Store Please (次に利用可能なキューとしてデフォルトタイム0秒で保存)
これでキュー6になります。
最後に作ろうとしているキューは、明かりを戻すもので、基本的にキュー5と同じです。しかしここでは、コピーする代わりに別の方法を試してみましょう。
メイン・エクゼキュータの下にある Go- や Go+キーを用いて、キュー5に移動してください。アクティブなキューは、Cues ビューでは行の背景が緑に、エクゼキュータの上にあるエクゼキュータバーでは背景が青色になっています。
このときの状態が、キュー7で必要なものです。
ここで "StoreLook" と呼ばれる機能を利用しましょう。これは、MA キーを押しながら Store を押すことで入力できます。以下のように押してください。
+ Store Cue 7 Time 3 Please
Go+ を押して、キュー6と7がどのように動作するかを確認してみてください。
上のキー操作ではキュー番号を指定しています。しかし無指定でも、次に利用可能な整数番号が自動的に用いられますので、この例についてもあえて行う必要はありません。
StoreLook を用いると、保護されたキューが作成されます。Protected 列が "Yes" になっているのに注目してください。また、そのキューの上部には白い横線が表示されます。これは、以前のキューの一つに保存した値からのトラッキングが、保護されたキューに及ばないことを示しています。例えば、キュー2に50%でフィクスチャを追加すると、キュー3〜6でも50%になりますが、キュー7では自動的に0%(またはそこに保存された値)になります。
最初のキューの名前を編集したときのことを覚えているでしょうか? 残りのキューの名前も変更する必要があります。
Number: | Name: |
---|---|
1 | Behind Curtain |
2 | Curtain Up |
3 | Build |
4 | Solo |
5 | Return |
6 | BO |
7 | Curtain Call |
さて、2番目のキューが完了したら、3番目のキューが自動的に実行されるようにしたいと思います。これは機能は、"Follow" と呼ばれます。キューを Go でトリガーする代わりに、この Follow にする必要があります。3番目のキューの 'Treig' セルを編集すると Select Trig ウィンドウが開きますので、Follow を押してください。
試してみましょう。キュー2になるまで Go+ を押してください。このキューが完了すると、自動的にキュー3が実行されます。
もう一つ別のオプションも見てみましょう。キュー7を、キュー6(BO: 暗転)の4秒後に実行したいと思います。そのためには、このトリガーを "Time" にします。すると、"Trig Time" 列に数字が表示されますので、これを4に変更してください。
Go+ で試してみてください。
さて、このショーの照明をつくっていて、キュー5で暖色の代わりに寒色を使いたくなったとします。この変更を行うには、以下のように押します。
Goto Cue 5 Please
Group 2 + 4 . .
Fixture 2 + 4 At 7 5 Please
Fixture 6 + 8 At 6 0 Please
変更したら、これをキュー5に保存するために、下のように押してください。
Store Cue 5 Please
ポップアップでは、Merge を選んで確定してください。
このトピックは以上です。
ショーを保存しておくことを忘れないでください。
次のトピックでは、より興味深いフィクスチャを追加してみましょう。