Copy キーは、あるものを一つの場所から(有効名)他の場所へとコピーするのに用いられます。
例えば、グループ1をグループ2にコピーしたい場合、下のように押します。
Copy Group 1 At 2 Please
キュー2のコピーを、メイン・キューリストのキュー9として新規作成したい場合は、下のように押します。
Copy Cue 2 At 9 Please
この場合、コピー方法を尋ねるウィンドウが画面1に表示されますので、Copy を選んでください。
キュー2を、メイン・キューリストから別のエクゼキュータにコピーしたい場合は、コピー先のエクゼキュータを指定する必要があります。例えばエクゼキュータ4にコピーするには、下のように押します。
Copy Cue 2 At 9 Exec 4 Please
この場合もコピー方法を尋ねられますので、Copy を選んでください。
コピーする範囲を指定することもできます。
キュー2、3および4がある場合、下のように押すと、キュー9、10および11が作成されます。
Copy Cue 2 Thru 4 At Cue 9 Please
キュー9はキュー2と、10は3と、11は4と同じになります。
コピー元が一つで、コピー先を範囲指定した場合、同じ内容のキューが複数作成されます。
例えば、キュー2をキュー15〜17にコピーすると、キュー15〜17の位置に、キュー2の三つのコピーが作成されます。これを行うには、下のように押します。
Copy Cue 2 at 1 5 Thru 1 7 Please
この場合もコピー方法に Copy を選んでください。
既存の場所に情報をコピーしようとした場合、Overwrite または Merge という二つの選択肢があります。
Overwrite では、現在の値が削除されます。Merge では、新しい値を追加して、既存の値を上書きします。
キーを押しながら Copy キーを押すと、Clone コマンド になります。
これは、フィクスチャを、他のフィクスチャと全く同じ動作にするために用いられます。フィクスチャ1が、いくつかのグループ、プリセット、キューリストで使われていて、それと全く同じ動作のフィクスチャ5が必要な場合、かなり面倒な作業が必要になります。フィクスチャ1がどこで使われているかを手動で確認してから、それと同じ動作になるように、フィクスチャ5を再プログラムしなければなりません。このような場合に Clone が役立ちます。
クローン化を行おうとした場合、その方法を尋ねるウィンドウが画面1にしばしば表示されます。
以下にいくつかの例をあげます。
ショー全体で、フィクスチャ1のコピーとしてフィクスチャ5が必要で、フィクスチャ5の既存内容は不用な場合、以下のように行います。
+ Copy (= Clone コマンド) Fixture 1 At 5 Please と押してから、画面1で Overwrite を選びます。
エクゼキュータ3で、フィクスチャ1のコピーとしてフィクスチャ5が必要で、フィクスチャ5の既存内容は不用な場合、以下のように行います。
+ Copy (= Clone コマンド) Fixture 1 At 5 If Exec 3 Please と押してから、画面1で Overwrite を選びます。
エクゼキュータ3で、フィクスチャ1のコピーとしてグループ2にフィクスチャが必要で、グループ2のフィクスチャがすでに使われているかどうかが不確かなため Low Prio Merge でクローン化したい場合、以下のように行います。
+ Copy (= Clone コマンド) Fixture 1 At Group 2 If Exec 3 Please と押してから、画面1で Low Prio Merge を選びます。
クローン化には多くの用途があります。Clone コマンド の説明も参照してください。