CITP/MSEX (Controller Interface Transport Protocol / Media Server Extension)は、ビジュアライザ、照明卓、およびメディアサーバの間で、準備段階における重要な非提示情報を転送するためのオープン・ネットワークプロトコルです。
VPU は、卓やビジュアライザ(例: MA 3D)に対するビデオストリーミングサーバとして使用できます。各出力とレイヤは、独立にストリーミング可能です。
各ストリームの解像度は、フレーム当たり最大64kバイトに制限され、レンダリングされた出力の比率に依存します。このことから、レンダリングされたソースの比率によっては、解像度が200×200ピクセル以下になります。
フレームレートは、表示しているビジュアライザによって設定され、VPUソフトウェアによって制限されます。今のところ、すべての出力は 30fps (1出力=30fps、2出力=各15fps、3出力=各10fps)を、またすべてのレイヤは 15fps (1レイヤ=15fps、10レイヤ=各1.5fps、20レイヤ=各0.7fps)を分け合って利用しています。
ネットワークアダプタでのトラフィック全体が30MBitに達すると、VPU はCITP出力をさらなる制限を始めます。
CITPセンダとCITPレシーバが同じコンピュータ上で動作している場合、CITP接続はできません。Setup CITP メニューのタイトルバーには、現在のCITPマルチキャスト・アドレスが表示されています。このアドレスは変更できます。このアドレスを変更すると、現在のセッション内にあるすべてのMAステーション(卓、MA 3D、MA VPU)に対するCITPマルチキャスト・アドレスが変更されます。このアドレスを変更した場合、サードパーティーのCITPステーションに接続できなくなる可能性があることに注意してください。
VPU に接続されている場合、CITP は grandMA2 ソフトウェアでのみ有効にできます。卓で CITP を有効にするには、Setup CITP Network Configuration で CITP を Enabled に設定してください。
VPU では、CITPプロパティを監視できます。Multi Preview の各見出しには、出力に対するCITP要求の有無や、出力fpsが表示されます。
さらに、GUI下部のステータスバーにはCITPの状態が反映されます。
Docking Frame では、CITP Information ウィンドウを開いて、CITPのローカルおよびグローバル設定を監視し、出力ストリーム情報を確認できます。
卓では Create Basic Window - Other - CITP Video Viewer によって CITP Video Viewer ウィンドウを作成できます。
Show Mode が有効な場合、CITP は自動的に無効になります。