マクロについて述べる場合、コマンドラインの相互作用は、2つの異なることを意味します。これらは、互いに関連しています。
これは、コマンドラインに入ることを選択できるマクロ実行で、CLI と呼ばれます。
また、特殊記号 @ を用いると、マクロ内のコマンドをコマンドラインと相互作用させることもできます。
マクロの作成または編集時に、CLI のオン/オフを設定できます。詳しくは 手動によるマクロの作成 および マクロの編集 を参照してください。
マクロに対する CLI がオフの場合、実際にマクロを押しても、コマンドラインと相互作用せずに、コマンドが直接実行されます。これは、例えばマクロを編集したり削除したりする場合、単にコマンドキーとマクロボタンを押すのではなく、キーやコマンドラインを用いて、実際のキーワードとIDを入力しなければならないことを意味します。例えば Edit Macro 5 では、CLI がオフでもマクロ5を編集できます。Delete ViewButton 11.5 は、User1 X5 キーからマクロを削除します。実際のボタンやキーを押すのとコマンドラインとの相互作用を無効の場合、@ 記号を用いて、マクロ行のコマンドを相互作用させることができます。
この特殊なコマンドは、マクロにのみ関連するもので、マクロコマンドの前後で使用できます。
これは、ユーザ入力に対するプレースホルダーです。これによって、マクロコマンドと相互作用できます。
マクロ行の末尾に @ を用いると、コマンド行はすぐに実行されません。コマンドを単にコマンドラインに入力するだけで、コマンドが完了するのを待ちます。複数のマクロ行がある場合は、ユーザ入力後に次のマクロ行が続行されます。
グループ4があり、値を手動で入力し、次キューとして保存したいとします。
No. | CMD |
---|---|
1 | Group 4 At @ |
2 | Store Cue |
このマクロを実行すると、以下のコマンドライン入力が行われます。
そして、ユーザによって値が入力され、Please で確定されるのを待ちます。
入力が確定されると、続いてマクロ行2が実行され、次キューとして保存されます。
マクロ行を @ で始めると、すでに入力されている内容にマクロ行が追加されます。
例えば、キューを作成する際に、5秒と10秒という2種類のフェードタイムを用いたいとします。
以下のようなマクロを作成します(マクロ1)。
No | CMD |
---|---|
1 | @ Fade 5 |
そして、もう1つのマクロを作成します(マクロ2)。
No. | CMD |
---|---|
1 | @ Fade 10 |
これで、キューを保存する際に、これらのマクロを使用できます。
例えば、キュー5の場合なら、Store Cue 5 と押してから、Please を押す代わりにマクロ2をタップします。すると、コマンドラインは下のようになります。
フィクスチャに個別フェードタイムを設定するために、これを用いることもできます。
Fixture 8 At 8 0 Macro 1 とすると、フィクスチャ8にディマー値80%と個別フェードタイム5秒が設定されます。
@ でコマンドを囲むこともできます。これは基本的に、コマンドをコマンドラインに入れるだけになります。これによって、頻繁に用いるコマンドに専用のキーが無い場合に、独自のキーを作成できます。
"Layout" コマンドを頻繁に用いるけれど、MA + Group でコマンドにアクセスしたくない場合、以下のようなマクロを利用できます。CLI はオフにしておいてください。
No. | CMD |
---|---|
1 | @ Layout @ |
このマクロを、エクゼキュータやビューボタンに割り当て、Layout コマンドを使いたいときに押すことができます。詳しくは キーへのマクロの割り当て を参照してください。
@ 記号についての詳細は、@ (アット) を参照してください。