ある時点で、セッションの競合が発生する可能性があります。
これは、2台のステーションが、同じセッションのマスターになろうとしたときに起こります。
ネットワーク・ケーブルの障害、スイッチの不良、またはネットワーク・ケーブルを手動で抜き差しした場合などに発生します。
これが起こると、セッションが2つパートに分割されます。
1つは、元のセッションから抜けたステーションで、まだなければマスターになります。
もう一方のパートは、元のセッションに残っているステーションです。セッションにはマスター卓が必要なため、抜けたステーションがマスターだった場合、残ったステーションの1つが新しいマスターになります。
2つのパートが再接続されると、2つステーションがマスターになろうとする状況が生じます。システムは、この状況で何が正しいかを自動的に決定できません。
この場合、下のような警告が出て、決定を求められます。
ここには、セッション番号と名前、セッションの競合が発生した卓のIPアドレス、そしてセッション速度が表示されます。
このポップアップの下部には、以下の3つのボタンがあります。
このウィンドウは、いずれかのボタンが押されるまで、すべての画面に表示され続けます。
マルチユーザ環境で作業している場合、セッションの競合が生じたときにどうするかを、あらかじめ話し合っておくとよいでしょう。