ネットワーク化されたシステムでは、複数のステーションやデバイスが、同じネットワークに接続されているかもしれません。これによって、望ましくない状況に陥る可能性があります。
ネットワークに接続しているものは、セッションに参加できます。このとき、ショーのアップロードが行われます。ショーのアップロード中、システムはDMX出力を停止しますので、ライブ状況では注意が必要です。
セッションにパスワードを設定することで、不要なステーションがセッションに加わるのを防げます。動作中のセッションには、パスワードを設定できません。パスワードは、セッションが作成される前に設定してください。
セッションにパスワードが設定されている場合、セッション名の前に "PW" と表示されます。
メンバーによって招待されたステーションは、パスワードを入力しなくてもセッションに参加できます。
デフォルト設定では、ユーザが別の作業をしているステーションを招待できます。この場合、別のショーファイルがステーションにアップされ、保存されていない作業が失われてしまいます。これは、MA Network Control で Invite Disabled にすることによって防げます。
MA Network Control メニューの右上隅にボタンがあり、以下の2つの状態を切り替えられます。
Autojoin は、セッション内のデバイスとステーションに関連する機能です。セッションに割り当てられているデバイスが再起動した場合、Autojoin は、セッションに再び参加するようにデバイスに指示します。
ステーションがセッションに加わったときと同様に、これはショーのアップロードを引き起こし可能性があります。キューの実行中にこれが発生すると、その間、ショーが停止してしまいます。もちろん、システムが1台の卓とNPUで構成されていて、すべてのDMXがNPUから出力されている場合、そのNPUをできるだけ早く復帰させることは非常に重要です。しかし大規模なシステムの場合、ショーのアップロードを行うのに最適なときになるまでには、ショーのアップロード中にすべてのフィクスチャがフリーズするよりは、フィクスチャの一部が欠けるだけの方が望ましいという状況があるかもしれません。
MA Network Control で Autojoin を有効にするかどうかは、ユーザ次第です。これは、右側の上から2番目のボタン設定します。
すべてのデバイスが、ショーのアップロードを引き起こすわけではありません。Node は一般にネットワーク・トラフィックをリッスンしているだけで、ショーのアップロードを必要としません。