DMX出力への影響
以下の場合、DMX出力に影響します
- クラッシュや障害が発生すると、DMX出力が中断します。
- ショーのアップロード中は、DMX出力が停止します。
- フィクスチャの値を変更すると、DMX出力が変化します。
重要
障害やクラッシュが発生した場合、DMXラインはオフになります。この状態は High-Z (ハイインピーダンス)と呼ばれます。
DMXホールドとは
フィクスチャには、DMXホールドと呼ばれる機能があります。
エンドデバイスは、フィクスチャの点灯/消灯など、最後の値による状態を維持できます。
注意
DMXホールドは、フィクスチャなどのエンドデバイスだけにある機能です。
エンドデバイスでのDMXホールドの設定
- エンドデバイスで、個別にオン/オフを設定します。
- エンドデバイスは、自動的にデフォルトのオフに戻ります。
- エンドデバイスに2つの独立した入力がある場合、クラッシュや障害が発生すると、自動的に2番目のDMX入力に切り替わります。
注意
エンドデバイスにDMXホールド機能が無い場合は、DMXホールド機能を備えたDMXブースタやスプリッタを追加してください。
卓が1台の場合のDMX出力
問題が発生すると、卓のDMX出力が High-Z 状態になります。
バックアップの構成
grandMA2 システムでは、障害やクラッシュが発生した場合に、送信を行っている卓(マスター)と、接続されているバックアップ卓とをシームレスに切り替えることができます。
バックアップを構成方法には、以下のような例があります。
- grandMA2 卓をマスター、grandMA2 onPC ソフトウェアをバックアップとして用い、DMX Node でDMXの送信を行います。
- grandMA2 卓をマスター、2台目の grandMA2 卓をバックアップとして用い、DMX Node でDMXの送信を行います。
- grandMA2 replay unit (RPU)をマスター、grandMA2 onPC をバックアップとして用い、DMX Node でDMXの送信を行います。