Pixel Mapper Editor

Library  
Library:
左端の Library タブで、使用したいフィクスチャを含む設定の各フィクスチャ・レイヤを選択できます。
これらのフィクスチャを選択し、Add to Output ボタンを押してください。
どの軸を用いるかを尋ねるポップアップが表示されます。任意の組み合わせで軸を反転できます。
これは、3D Stage View 環境から VPU の2Dフットプリントへ位置を「転送」するために用いられます。
この処理は、Layout View での "take Camera" オプションに相当しますが、位置は固定です。
Area / Output Area/Output:
MA VPU の一般的な出力は、PCのグラフィックボードの代わりに Art-Net のようなイーサネット・プロトコルによって行われます。
そのため、LEDマトリクスの物理的寸法(Area)やピクセル数(Output)を設定できます。
Areas:
ここで、LEDマトリクスの物理的な幅と高さが決定されます。
これは、LEDパネルの全体サイズに一致している必要はありません。したがって、例えば LEDパネル全体の部分範囲のみを設定できます。
エリアの寸法を設定するには、そのアリアを選択して Edit を押します。エリア積は、n * m cm で定義されます。
Outputs: 出力の一覧です。すべてのピクセルマッパー出力には、いくつかのフィクスチャを含めることができます。ネットワーク設定は、出力ごとに個別に定義できます。
Virtual Output:
ピクセルマッパー出力は、レイヤの仮想入力としてマッピングできます。
この場合、Render IP は抑制されます。
Render IP:
MA VPU が MA-Net2 IP を選んで出力をレンダリングするかどうかを設定します。
Camera Idx:
この出力に対して使われているカメラのインデックス。
Delay:
各グラフィック出力やピクセルマッパー出力にディレイを割り当てられます。
値は、ビデオクリップではなく、出力のリフレッシュレートに対応しています。
ピクセルマッパーの各出力に対して、8/30秒までのディレイを設定できます(DMX信号のリフレッシュレートは30/s)。
Protocol:
Art-Net、sACN、または MA-Net2 プロトコルのいずれかを選びます。sACN は Art-Net と同等ですが、マルチキャスト・オプションでネットワーク・トラフィックを低減できます(American National Standard E1.31.2009)。
Priority:
grandMA2 卓の Playback Priority に関する出力の優先順位を設定します。デフォルトは "Low" です。
例:
ソース画像の物理的寸法は、パネルの全体サイズに一致している必要はありません。
例えば、LEDパネルの出力全体の部分範囲のみを表示できます。
この例の場合、エリアの大きさは 25×20 ピクセルで 1.25 m × 1.0 m です。
使用されているのは 16 パネル(5 × 5 LED)だけで、中央のストライプ部分にはLEDパネルが無く使用されていません。

 

ヒント
ピクセルマッパーは、出力の解像度が8で割り切れる場合に最適動作となります。

Start Universe Art-Net and sACN:

ピクセルマッパーの各出力には、Art-Net や sACN に対する開始ユニバースを割り当てられます。
この機能は、パッチアドレスから独立した、Art-Net や sACN による制御データのアドレス指定に必要です。

sACN:

開始ユニバースがオペレータによって変更されていない場合、データは卓でのパッチで送信されます。
ここで開始ユニバースが指定されている場合、該当するピクセルマッパー出力の、パッチされた最小のユニバースが用いられます。
パッチされた他のユニバースは、この開始ユニバースに合わせて調整されます。
例: 4つのLEDパネルが、ユニバース 11、12、13 および 20 にパッチされていて、sACN の開始ユニバースが 1 に設定されている場合、制御データは、ユニバース 1、2、3 および 10 で送信されます。
sACN の仕様で定義されているように、ユーザは 1〜63999の開始ユニバースを選択できます。
ユーザが "Original" ボタンを設定すると、再び卓のパッチに従ってDMXデータが送信されるようになります。

Art-Net:

Art-Net についても原則は同じです。この場合、Art-Net に固有の開始ユニバース項目があります。
ユーザが "Original" ボタンを設定すると、再び卓のパッチに従ってDMXデータが送信されるようになります。

 

Options  

Network:
sACN / Art-Net IP:
sCAN/Art-Net データを送出するのに用いられるイーサネット・アダプタのIPを選択します。

Adjustment:
Dock on Grid:
グリッドへのドッキングを有効にします。スナップする度合いを入力できます。
スナップする場所も選択可能: Top left、Bottom Right または Center。

Render:
Panel Outlines: パネルの境界をマークします。
LED Outlines: LEDの境界をマークします。
DMX Addresses: 各パネルのユニバース+DMX開始アドレスを表示します。
Name: 各パネルのフィクスチャ名を表示します。
LEDs: 各LEDの内容をプレビューします。
Background: 透明度を選択します。
出力領域の一部にパネルが備えられていない場合、背景画像は透明になります。

Statistic  
Statistic:
このタブには、使用されているユニバース、DMXチャンネル、およびパフォーマンスに関する情報が表示されます。