リリースノート - Version 2.8

リリースノート - Version 2.8 - 2014-02-16 リリース

grandMA2 - Version 2.8.3.1

バグフィックスおよび改善された機能

• 4つ以上のブレークを含むフィクスチャタイプをパッチすると卓がクラッシュする不具合を修正。
• Vertical スタイルの Fixture シートが、特定の列数でクラッシュする不具合を修正。
• 複数ファイルを選択してビットマップをインポートしようとするとクラッシュする不具合を修正。
• Bitmap Editor の Modulator Sheet が使えなかったのを修正。
• 同じ日に作成または編集されたものでないと、アジェンダ・イベントが実行されなかった不具合を修正。
• Patch and Fixture Schedule から抜ける際にクラッシュする場合がある不具合を修正。
• grandMA2 Faderwing が接続されていないと、grandMA2 Replay Unit システムの動作が遅くなるのを修正。
• MA 4Port Node のDMX出力は、マージされた DMX ユニバースを落とす不具合を修正。
• grandMA2 Backup Server Windows 共有マウントが必ずしも可能でなかったのを修正。
• NPU に接続された外部キーボードが正しく認識されない場合がある不具合を修正。
• プール内に移動されたプリセットの Partial Show Read が必ずしも可能でなかったのを修正。
• Layout View の投げ縄選択が、フィクスチャおよびチャンネルIDの混合して扱えるのを修正。
• Backup メニューの "Mark all" が、"Check All" に改名されました。
• Wysiwig DMX Invert を修正。
• Windows® 8 において、grandMA2 onPC Wing ドライバのインストールが改善されました。

grandMA2 - Version 2.8.3

バグフィックス

• 複数の従属チャンネルセットをともなうモードチャンネルを用いたフィクスチャタイプにおいて、最初の従属チャンネルセットの範囲にDMX出力が制限される不具合が修正されました。
• パートキューを用いている場合、Tracking シートにおけるカラー値のソートの誤りを修正しましました。
• プレビューモードを開始しても、入力フィルタが解除されないようになりました。
• コマンドラインによってDMXチャンネルが選択された場合、DMXテスター・エンコーダバーのエンコーダ3が更新されます。
• Sequence Executor シート のキューのリナンバー・ダイアログにおいて、5桁以上のキュー番号が読みやすくなりました。
• 投げ縄選択と Edit ハードキーによって複数セルを編集する際の不具合が修正されました。
• Info ウィンドウのカーソル位置オフセットが修正されました。
• リンク・フェーダ・ページを動的チャンネルページと組み合わせて使っている場合、リンク・フェーダ・ページ が Offset になりうる不具合が修正されました。ユーザ設定で Link Fader & Button Page が有効な場合、ボタンとフェーダを異なるページに持つことはできません。
• デフォルト・エフェクトモードは、Absolute for Feature ColorRGB に設定されました。
• 新しいプレイバックを開始したり、キューを呼び出すことによってカラー出力が変更されたりすると、Color Special ダイアログがリフレッシュされます。
• MA onPC Command Wing のボタン長押しによる切り替えの不具合が修正されました。例えば、grandMA2 卓と同様に、Store の長押しで Store Optionsダイアログが開きます。
• MA onPC Command および Fader Wing は、ネットワーク設定の onPC タブの Type 欄に表示されます。

grandMA2 - Version 2.8.2.6

主な概要

• ネットワーク経由でのソフトウェア・アップデート
• 加色法と減色法によるカラー混合フィクスチャの新しい取り扱い
• Faderwing とモニタのグラフィカルな設定
• 改善され新たに構造化されたフィクスチャ・ライブラリ
• Patch ダイアログの改善
• Macro プールのオブジェクト状態表示
• XYZ Stage Marker
• Sound In
• grandMA2 onPC Wing の設定

新機能の詳細

• ネットワーク経由でのソフトウェア・アップデート

  • ネットワーク経由でのソフトウェア・アップデートが実装されました。ネットワーク経由でソフトウェア・アップデートを行うための最小限のストリーミング・バージョンは、grandMA2 [2.8.0] です。以前の grandMA2 バージョンが動作しているステーションは、USBスティックによる従来の方法でアップデートする必要があります。Network Update は、/Setup/Console/Software Update にあります。アップデートするステーションの一覧は、セッションIDによって絞り込むことができます。すでに同じバージョンで動作しているステーションは、デフォルトでは表示されません。同じバージョンのショーをアクティブにすると、同じバージョンで動作しているショー・ステーションも表示されます。ネットワーク経由での Software Update においても、CTRL キーを押しながらステーションを選択することによって、複数のステーションを同時にアップデートできます。grandMA2 卓や grandMA2 onPC は、grandMA2 Streaming [2.8.0] 以降で動作している他の grandMA2 卓、NPU、MA 3D、MA VPU、MA 4Port Nodes および grandMA2 onPC をアップデートするために使用できます。

    ネットワーク経由でのアップデートを行うには、MALighting.com から以下のファイルをダウンロードしてください。

    • grandMA2[streaming gMA2][streaming gMA1].update
    • 4Port_[version].update
    • MA 3D Installer (gMA3D_[version][streaming].exe)
    • MA VPU Installer (gMA-VPU_[version][streaming].exe)
    • grandMA2 onPC installer (gMA2onPC_[version][streaming].exe)

    自分の機器に必要なすべてのファイルを、空のUSBドライブのルート・ディレクトリにコピーしてください。USBドライブのファイルシステムは、FAT3でなければなりません。このUSBドライブは、アップデートの間、送信する grandMA2 卓や、grandMA2 onPC が動作しているコンピュータに接続しておいてください。

  • ネットワーク経由でのアップデートは、コマンドラインからも可能です。"UpdateSoftware [IPアドレス]" Update Please という構文で、現在の卓をアップデートします。コマンドラインからの場合でも、前述のアップデート・ファイルを含むUSBドライブは、アップデートの間、grandMA2 卓または grandMA2 onPC が動作しているコンピュータに接続しておいてください。
• Setup
  • 加色法と減色法によるカラー混合フィクスチャの新しい取り扱い。
    • LEDフィクスチャが増え、またフィクスチャ交換を改善するために、今までのフィーチャ Colormix と Colordim は、ColorRGB という新しいフィーチャに変更されました。grandMA2 ライブラリが変換されました。ショーファイルは、初めて grandMA2 v2.8.0 で読み込まれた際に変換されます。
    • grandMA2 ライブラリからの Generic LED フィクスチャには、常にディマーが含まれています。DMXフットプリント内に実際のディマーを持たないフィクスチャでは、仮想のものになります。仮想ディマーは、すべての ColorRGB アトリビュートに対するマスターのように働きます。
    • シートやエンコーダの表記を Default、RGB および CMY のいずれかに設定する新しいシート表記オプション。すべてのシートは、デフォルトごとに、/Setup/User/Settings/Default Color mode で設定できるグローバルな表記設定に従います。このオプションは、表記のみを変更します。フィクスチャタイプは、ColorRGBs は用います。Encoder Color の表記は、最後にタッチしたシートの表記に従います。表記を素早く切り替えるための特別なタイトルボタンを、シート・オプションの Title Button タブ内で有効にできます。
    • Special Dialogue Color に、特殊ダイアログのフェーダをエンコーダでコントロールするための新しいオプション Link Encoders が追加されました。これを有効にすると、エンコーダ1、2および3で、選ばれている特殊ダイアログのカラーフェーダをコントロールできます。
    • Edit Setup/ Fixture Types/ Attribute + Encoder Grouping: 新しいカラー・フィーチャ "ColorRGB"以前の Colormix と ColorDim は、このフィーチャに置き換えられます。ColorRGB のデフォルト色: ColorRGB1=Red、ColorRGB2=Green、ColorRGB3=Blue、ColorRGB4=Amber、ColorRGB5=White、ColorRGB6=Warm White、ColorRGB7=Cool White、ColorRGB8=Orange、ColorRGB9=Red Orange、ColorRGB10=Purple、ColorRGB11=Indigo、ColorRGB12=Cyan、ColorRGB13=Magenta、ColorRGB14=Yellow、ColorRGB15=UV、ColorRGB16=Green Cyan、ColorRGB17=Medium White。
    • Attribute and Encoder Grouping and Edit Fixture Type ダイアログに新しい項目 Color を追加。Color は、Stage View や 3D 内で照明出力の表示に使われたり、将来の grandMA2 バージョンにおいて、カラーピッカーの色算出に使われたりします。
  • grandMA2 Fader Wing
    • Setup/ Console/ Faderwing + Monitor Setup にグラフィック・モードが追加されました。現在接続されているハードウェアには、緑のチェックマークが付きます。新しい Surface の追加や削除は、このダイアログ内で行えます。このダイアログでは、すべての画面に渡ってマウスカーソルを操作することで、画面を配置できます。外部フェーダウィングの画面エンコーダを外部モニタに割り当てるには、フェーダウィングは画面の上または下に移動する必要があります。外部モニタのシンボル内にある灰色のエンコーダ・アイコンは、正しく割り当てられた画面エンコーダを表しています。Edit を押してからモジュールにタッチするか右マウスクリックすると、現在のエクゼキュータページの部分をフェーダ・モジュールに割り当てたり、外部モニタの画面割り当てを変更したりできます。デフォルトの Surface 1 はロックされていて変更できません。
    • Surface は、コマンドラインからも変更できます。例えば、コマンド Surface 2 では、Surface 2 に切り替わります。
  • Fixture Types
    • Fixture type library メニューが改善されました。ライブラリは表として表示され、任意の列でソートできます。また、メーカやフィクスチャタイプによって絞り込めます。DMXフットプリント、インスタンス数そしてフィクスチャ情報も、このメニュー内に表示されます。正確なファイル名が分からなくてもフィクスチャを見つけられるように、メーカおよびフィクスチャタイプによるフィルタのアルゴリズムが改善されました。フィクスチャフィルタは、Fixture および Mode 項目で絞り込みます。Info ウィンドウは、現在フォーカスされているフィクスチャの、DMXマッピングへのアトリビュート、付加情報、改訂記録を表示します。Info ウィンドウは、タイトルバーの i ボタンによって非表示にできます。
    • デフォルトでは、すべてのフィクスチャタイプは、フィクスチャモジュールのクラスに応じた一般的な3Dモデルを用いています。カスタム3Dモデルは、Module Manager 内の Model 欄で、フィクスチャタイプに割り当てることができます。Module Manager は /Setup/Patch and Fixture Schedule/Fixture Types/Module Manager にあります。マルチインスタンス・フィクスチャは、Module Manager のサブフィクスチャモデルに加えて、フィクスチャ筐体モデルを持つことができます。これらの3D筐体モデルは、フィクスチャタイプテーブルの Model 欄内で選ぶことによって割り当てられます。フィクスチャタイプのエクスポートには、割り当てられている3Dモデルも含まれます。単独フィクスチャの3Dモデルの交換は、3D アプリケーションを利用するか、/Setup/Patch Live/Fixture Position/ ダイアログの Model 欄で行います。
    • ショーファイル内の3Dモデルに対する新しいキーワード "Model"。例: コマンド "List Model" は、このショーファイルのすべての3Dモデルを一覧表示します。従来のキーワード "Items3D" は、"Item3D" に改名されました。コマンドラインやマクロによって3Dモデルをフィクスチャに割り当てるための構文 Assign [model] at [item3d] が実装されました。例: "Assign model 2 at item3d 10"
    • Fixture type info エディタが作り直されました。フィクスチャタイプには、付加情報とタイムスタンプ付きの改訂記録を含めることができます。タイムスタンプは、手動で情報や改訂記録を追加したときに、自動的に生成されます。
  • Patch
    • Patch ダイアログが作り直されました。Patch ダイアログの右側部分でDMXアドレスをタッチすると、現在フォーカスされているフィクスチャがタッチされたアドレスにパッチされます。Patch ダイアログの右側部分で同時に表示されるのは、1ユニバースだけです。ユニバースは、スクロールバーの上にある緑のソフトキーで選べます。新しい Patch エンコーダバーが改善されました。エンコーダ1では、Patch ダイアログの左側に表示されているすべてのフィクスチャをスクロールできます。エンコーダ2と3では、DMXユニバースとアドレスを選べます。エンコーダ3を押すと、現在フォーカスされているフィクスチャ(複数可)が選ばれているDMXアドレスにパッチされます。
    • Patch ダイアログの DMX Test Output 機能が実装されました。Patch ダイアログのエンコーダバーのエンコーダ4では、現在選ばれているテストDMXアドレスに対してレベルを設定できます。Patch ダイアログの Test DMX Output 機能を用いると、DMX Tester によるDMX出力にも影響したりリセットしたりします。
    • Setup/ User/ Settings: 新しいオプション "Patch Column Readout is absolute DMX Address"。このオプションを有効にすると、DMXアドレスが、ユニバースとその中でのアドレスとに分割された形式ではなく、絶対アドレスで表示されます。例: 2.500 = 1012。なお、このオプションは、DMX Patch ダイアログ内でも変更できます。
    • マルチパッチの作成は、Patch から Fixture Layer ダイアログに移されました。マルチパッチには、Stage View や MA 3D で視覚化表示される3Dモデルを含むことができます。マルチパッチフィクスチャは、Fixture Layer においてマスター/スレーブとして表示されます。マスターを削除すると、次のマルチパッチが新しいマスターになります。マルチパッチフィクスチャのポジションは、Patch and Fixture Schedule または Patch Live ダイアログにある Fixture Position ダイアログ内で調整できます。
    • コマンドラインによるパッチ: Assign Fixture X at DMX Y は、フィクスチャXの現在のパッチを削除し、DMXアドレスYにパッチします。Assign DMX Y at Fixture X は、DMX Y に対するマルチパッチをフィクスチャXに作成します。Assign DMX Y at Fixture X /reset は、フィクスチャXのマルチパッチをすべて削除します。
  • エクゼキュータの複数選択が実装されました。Select キーを押しながら、複数のエクゼキュータを選んでください。最後に選択されたエクゼキュータは明緑背景で表示され、その他の選択されたすべてのエクゼキュータは暗緑背景で表示されます。コマンド On、Off、Go+、Go-、Pause、Fast Forward、Fast Backwards および Top Please は、現在選択されているすべてのエクゼキュータによって実行されます。単独でエクゼキュータを選択すると、他のすべてのエクゼキュータの選択が解除されます。
  • grandMA2 卓および NPU は、ネットワーク経由でステーションIPアドレスを用いて、リモート再起動やシャットダウンが可能です。例えば、コマンド Shutdown 192.168.0.4 は、IPアドレスが 192.168.0.4 の卓やNPUをシャットダウンします。再起動やシャットダウンは、Reboot または Shutdown コマンドを受け取ったステーションにおいて、10秒以内に中断できます。
  • 設定テーブルの列幅は、ユーザプロファイルに含まれるようになりました。
  • マルチユーザ・アクセスの競合が改善されました。例: ユーザが、キューの名前、番号またはタイミングを変更している間、他のユーザはこのキューを変更できません。他のユーザがこのキューを編集・修正しようとすると、そのユーザに対して自動的に隠れる警告ポップアップが出されます。
  • MA+. を押すと、そのコマンドを自動的に実行することなく、コマンドラインにデフォルトを追加します。例えば、MA+. を押してからエンコーダバーの Presettype ボタンを押すと、選ばれたプリセットタイプに対してデフォルト値が追加されます。
  • すべてのダイアログをデフォルトのモニタ画面に戻すための新しいコマンド "menu /reset"。
  • Call コマンドの新しいオプション: status Call Cue 3 は、キュー3のすべての値をプログラマでアクティブにします。Cue Zero thru Cue 2.999 の値は、プログラマで非アクティブになります。Call Cue 3 /status は、Cue Zero thru Cue 3 のすべての値をプログラマでアクティブにします。
  • フェーダやボタン・ページを、ワイルドカードを用いた名前で参照できます。例: Off Page "Song*" は、ラベルが "song" で始まるすべてのページをオフにします。
  • 保存オプションの "Status Merge" は、エフェクトも含みます。
  • コマンド Record Macro x および Record Timecode x は、既存のオブジェクトが無い場合、新しいマクロ／タイムコード・オブジェクトを作成します。後に何も番号をともなわないコマンド Off Macro および Off Timecode は、現在動作中のマクロやタイムコード再生をすべてオフにします。
  • チャンネルページボタンを無効にしたり、ページ全体を切り替えたりするために、フェーダ・ページとボタン・ページをリンクさせることができます。オプションは、Setup/ User /GrandMaster + B.O. Settings で設定できます。
  • Setup/ Show/ Remote Inputs Setup/ Analog - Midi - DMX Remotes で、"Add Multiple" は複数の新しいリモート入力を追加します。
  • Setup/ Network/ MA Network Configuration: onPC は、新しいタブ内に表示されます。
  • Fixture Type Creation Choose Attribute ダイアログが改善されました。
  • Kill は、エクゼキュータのOffタイムを用いて、あるいは用いないで使うことができます。オプションは、Setup/Show/Playback+MIB Timing で設定できます。
  • User Setting の新しいオプション: Setup/ User/ Settings/ "Disable Viewbutton and View CLI" (CLI = Commandline Interaction)。このオプションを有効にすると、ビューやビューボタンがコマンドラインと相互作用しないようになります。例えば、グループを保存するために Store ボタンを押してから、グループ・プールを取得するビューの変更が必要になった場合、誤ってビューを保存することはないでしょう。
  • エンコーダの分解能値は、Attribute and Encoder Grouping ダイアログか、コマンドライン: Assign Attribute " " /EncoderResolution を用いて、アトリビュートごとに変更できます。例: Assign Attribute "Tilt" /EncoderResolution=fine.
• プールとシート
  • Macro プールのオブジェクトには、現在の状態(Play、Pause および Record)と、現在アクティブなマクロ行の番号が表示されます。
  • Sequence Executor シート: 複数の CMD 欄を、CTRL を用いて選択し、同時に編集できます。
  • シートの新しいオプション "Merge Same Values"。このオプションは、現在同じ値を持っている同一フィーチャのアトリビュートが、1つの値として表示されるか、あるいはアトリビュートごとに1つの値として表示されるかを定義します。このオプションは、プリセットに対しては適用されません。
  • MATricks オブジェクトを編集しようとすると、新しい MATricks エディタが表示されます。このエディタを用いると、MATricks オブジェクトに名前を付けたり、修正したり、定義済みのものと交換したりできます。
  • Executor Assign メニューの List ボタンに、List ボタン表示が付きました。
  • Info View ウィンドウは、Info Sequence ウィンドウに改名されました。この新しい Info ウィンドウは、テキストエディタのように働き、任意のオブジェクトに対して情報テキストを付加できます。Link Selected は、選択されているシーケンスの付加情報を表示します。トップバーの Info ボタンを押してから、シーケンス、グループ、プリセットなどの任意のオブジェクトをタッチすると、そのオブジェクトの編集可能な情報が表示されます。
  • 付加情報を含みかつロックされていないすべてのプール・オブジェクトには、小さな i が表示されます。
  • 特殊マスター BPM を Effect Speed Group として割り当てられます。エフェクトは、算出されたサウンド入力BPM信号に従います。BPMトリガーごとにワンショット。
  • Effect エディタには、 Rate および Speed 項目が表示されます。これらの項目は、互いに関連付けられています。
  • P/Tに対するデフォルトのエフェクト・サイズが +/- 50 になりました。
• XYZ
  • StageView Follow を整列できます。何らかの Align モードを有効にして、Follow モードの Stage View 内でタッチして動かすと、セレクトされているフィクスチャのビーム位置が扇状にひろがります。
  • ステージ・マーカが実装されました。ステージ・マーカは、他のフィクスチャがXYZによって参照できるムービング・パスです。いかなるステージ・マーカにも割り当てられていないフィクスチャのXYZビーム位置は、3D空間において絶対XYZ座標になります。ステージ・マーカに割り当てられているフィクスチャのXYZビーム位置は、このマーカに対する相対位置になります。ステージ・マーカを移動、回転、拡大縮小すると、このマーカを利用しているフィクスチャのすべてのXYZビーム位置が、マーカの変更モードに従って再計算されます。
  • フィクスチャポジション・フィーチャが、always Pan/Tilt Fade (PT)、always XYZ Fade(XYZ) および Auto のどれでフェードするかを選ぶための Executor Assign メニューの新しいオプション "Forced Pos."。Auto モードは、保存されたものとしてアトリビュートをフェードさせます。Pan/Tilt 値は Pan/Tilt モードで、XYZ 値は XYZ モードでフェードインします。同じ設定は、新しい Sequence Executor シートの欄で、キューごとに選べます。キューごとに強制された遷移モードは、シーケンスごとに設定された遷移モードを常に上書きします。
  • Stage View Calibration モードに、新しいボタン Stage values が追加されました。このボタンは、現在選択されているフィクスチャ・アトリビュートを、Stage 欄でフィクスチャタイプの値に設定します。注意: grandMA2 ライブラリフィクスチャのステージ値は、この機能を使える用意が整っていません。ステージ値は、最初にフィクスチャタイプで設定されなければなりません。
• サウンド
  • サウンド入力が実装されました。Sound In ウィンドウには、サウンド入力に関連した特殊フェーダがあります。これらの特殊フェーダは、エクゼキュータに割り当てることも可能です。このウィンドウに情報を表示するには、サウンド入力が接続されていなければなりません。
  • キューは、サウンドやBPMによってトリガーできます。Trig Time 欄は、サウンド・トリガー頻度やBPMのスケーリング・ファクタをさらに調整するために用いることができます。
  • チェイサーは、Edit Chaser ダイアログによって、BPMマスターに割り当てることができます。チェイサーは、サウンド入力のBPM値にしたがいます。
• LoadShow および NewShow ダイアログが、"set all markers" ボタンによって機能強化されました。
• スピードマスターは、Learn ボタン、あるいは Double や Half Speed ボタンを用いて、225BPMを超えた値に設定できます。スピードマスターの最大値は、このボタンを使ったときはいつでも、自動的に変更されます。
• タイムコードやコマンドラインによってトリガーされたエクゼキュータは、Midi Show Control で送信されます。
• ユーザ権限が無いためコマンドが実行できない場合、ポップアップが表示されます。
• Session Collision Box がすべての画面に表示されます。セッション競合は、継続可能になる前に解決されなければなりません。
• 変更されたオプションを適用するためにプレイバックをオフにする必要がある場合、Executor Assign メニューのオプションを変更しようとすると、確認が求められます。
• スワイプ機能が変更されました。スワイプ操作でタッチを離す前にメニュー外へ移動した場合は、スワイプ・メニューは開いたままになります。
• Timecode Autostop Option "Switch Off" は、エクゼキュータのオフ・タイムを用います。
• grandMA2 ライブラリが Carallon 9.0. に更新されました。
• 最大255 MANet2 DMX ユニバースまで対応可能な、新しい ESP Vision ドライバ。
• CITP 経由で受け取ったサムネイルは、Fixture Type エディタの Wheel Slots Manager に表示されます。
• grandMA2 onPC
  • Setup/ Network /MA Network Configuration: grandMA2 onPCs は、個別のタブに表示されます。各 grandMA2 onPC は、接続可能なすべての MA onPC Command および MA onPC Fader Wing とともに一覧表示されます。複数の MA onPC Fader Wing が grandMA2 onPC に接続されている場合、MA onPC Fader Wing は、"Identify Fader 1" または "Identify Fader 2" を用い、10秒以内に MA onPC Fader Wing 上のいずれかのボタンを押すことによって、論理的フェーダウィング1または2に割り当てられる必要があります。
  • grandMA2 onPC に対する対応が、Wing and Monitor configuration メニューに追加されました。メニューは、/Setup/Console/Faderwing and Monitor Setup にあります。マルチスクリーン・モードの場合、このメニューによって、フェーダを再配置したり、内部モニタ画面を外部モニタ画面に映したりできます。Surface 1 は、ロックされたデフォルトです。編集可能な Surfaces は、"Add Surface" ボタンで追加できます。
  • onPC マルチスクリーン・モードに、追加外部モニタの解像度 2048x1152、1650x1050 および 1280x768 が追加されました。

バグフィックスおよび改善された機能

• Tracking シートのトップバーですべてのボタンを有効にするとクラッシュする不具合が修正されました。
• Patch and Fixture Schedule から抜けずにXYZをアクティブ／非アクティブにするとクラッシュする不具合が修正されました。
• トラッキング・パートキューの値を編集したときにクラッシュする不具合が修正されました。
• 他のステーションからショー・ダウンロードを受信中に、開いた Label Bar (label group x)を持つ卓(またはonPC)があるとクラッシュする不具合が修正されました。
• エクゼキュータに割り当てられたシーケンス・スピードとレートは、Executor x at y fade z コマンドによってフェードさせることができます。
• Setup Fixture Layer: 水平スクロールの際に、FixId と ChaId 列は固定されます。
• Coolux Pandoras Box Desktop Streamer を CITP と組み合わせて使用しても、grandMA2 ソフトウェアがクラッシュしないようになりました。
• Off メニューは、最初に呼び出されたものから最後に呼び出されたものへと、下から上にソートされます。いかなる呼び出しにおいても、そのプレイバックが Off メニューの一覧のトップに来ます。ショーのアップロード後に、この一覧は下から上へ初期化されます。
• 現在チャンネル処理しているステーションがセッションから抜けても、アクティブなクロスフェードや Temp フェーダをともなうキューに対するもののように、出力は継続されます。
• Content シートのウィンドウ・リサイズ機能は、水平スクロールバーとの組み合わせにおいても働きます。
• Partial Show Read は、現在読み込まれているショーファイルのアトリビュートやエンコーダ・グルーピングを混同しないようになりました。現在のショーファイルにあるすべてのアトリビュートはそれらの位置にとどまります。Partial Show Read ショーファイルからのアトリビュートは、現在読み込まれているショーファイルの参照位置に移動されます。
• Partial Show Read Prepare が3D環境も統合しました。use other stage ソフトキーによって、Partial Show Read ショーファイルのステージ面をマージすることもできます。
• Partial Show Read: Partial Show Read ショーファイルからのフィクスチャがパッチの競合した場合、読み込まれたショーファイルに含まれるフィクスチャはそのままにして、これらのフィクスチャはパッチが解除されます。
• grandMA1To2 Show File Converter: マクロ行のセミコロンは、grandMA2 ショーファイルに変換されます。
• エクゼキュータに割り当てられている Program および Exec タイムは、Executor x at y fade z コマンドによってフェードできます。例: Executor 1 at 50 fade 3
• コマンド "executor x at 50" は、Temp フェーダに対しても働きます。
• Soft LTP が無効になっている高優先度エクゼキュータの Auto Stomp 機能が改善されました。
• Temp フェーダによって開始されたチェイサーは、正または逆方向に動作させることができます。
• エクゼキュータページの挿入が改善され、不要なページ移動が無くなりました。
• 大きな一覧内で、どの位置でもスクロールバーとスクロール・エンコーダの間を行き来できます。
• Executor Assign メニューの Save Default Sequence オプションは、現在の Input フィルタ設定も保存します。
• エンコーダの分解能設定を、ユーザプロファイルに含めるようにしました。
• コマンド Import "" at cue x は、特定キュー番号にインポートします。すでにキューがある場合、確認が出ます。
• grandMA 1To2 Show Converter: エフェクトのデフォルト・スピードは60BPMです。Dim および Move パスは正しく変換されます。また、フィクスチャタイプの Highlight および Zoom From 値 も正しく変換されます。複数のコマンドを持つキューのコマンド・リンクは、可能な限り正しく変換されます。
• Goto Cue x Executor y thru z は、キューxを含むすべてのエクゼキュータy〜zに対して、キューxを呼び出します。
• コマンド Assign Executor 1 thru 10 /option=value は、指定範囲のすべての可能なエクゼキュータにオプションを割り当てます。
• フィクスチャプロファイルで、512以上のDMXチャンネルを使用できます。
• 画面キーボード: Backspace キーを長押しした場合の不具合が修正されました。
• Follow キューは、Follow キューの直前キューへの手動クロスフェードが終わったときに、自動的に正しくトリガーされます。
• Xfade および Temp フェーダは、キューの Snap Percent 設定を用います。Snap Percent は、フェードが下がるとき、XFade および Temp フェーダにも働きます。
• Renumber Cue ダイアログ: 単独キューをリナンバーするときに Please を用いてダイアログを抜ける際の不具合が修正されました。
• タイム付きマクロを、TelNet経由でトリガーできます。
• Tracking シートのオプション Extract Preset は、投げ縄選択と組み合わせて使用できます。
• Playback Big View のソフトフェーダの不具合が修正されました。
• コマンド "Menu Update" は、更新すべきものが無い場合(Update ボタンがハイライトされていない)でも、Update メニューを開きます。
• セッション内のユーザが Patch and Fixture Schedule を抜けることによって、アップロードを強要した場合、Highlight が自動的に無効にならないようになりました。
• Patch ダイアログの電卓は、25+24というような数式表現によるDMXアドレス入力を計算できます。
• 複数のマクロ行が選択されている場合、マクロの Wait タイム範囲は、複数のマクロ行にひろがります。
• エクゼキュータが、ボタン・エクゼキュータに割り当てられたり、コピーまたは移動されたりした場合、ボタン・エクゼキュータのマスターは、自動的に100%にリセットされます。
• グループ・マスターの概要は、1つのグループのさまざまなモードのグループ・マスターを個別に表示します。
• プール・プレイバックに対する、7インチマルチタッチ機能が改善されました。
• 3Dボディーを何も持たないフィクスチャは、Setup、Stage View あるいは 3D 内で配置できないようになりました。
• 単独のフィクスチャグループ名のエクゼキュータ表示が改善され、単独のフィクスチャグループ・プール名表示と同じになりました。
• grandMA2 Ultralight に接続されている、割り当て直された外部フェーダウィングのモータ駆動フェーダ機能が修正されました。
• 動作中プレイバックのプレイバック・フィルタは、ショーファイルを読み込んだ際に正しく初期化されます。
• Setup DMX Patch 欄は、最初のサブフィクスチャのDMXスタートアドレスではなく、このフィクスチャで最初に使われているDMXアドレス(DMXスタートアドレス)を常に表示します。
• Running Effects ウィンドウは、すでに削除されたエフェクトを表示しないようになりました。
• チャンネルIDを持つフィクスチャが存在しない場合、Dimmer アトリビュートを追加するための空きは確保されません。
• 'Not Linked' の Preview における Tracking シートの自動スクロールが修正されました。
• フィクスチャタイプを割り当て直しても、ムービング・パスへのリンクが損なわれないようになりました。
• 自動作成されたグループは、マスキング・オブジェクトとしても使用できます。
• Fixture における Off + 投げ縄機能が、複数アトリビュートに対しても働くように改善されました。
• ステージ面のサイズは、MA 3D アプリケーションによってのみ調整可能です。
• フィクスチャポジションや回転の変更は、Oops によってやり直せます。
• Sequence Executor シートで、CTRL+タッチやCTRL+マウスクリックによる複数選択が改善されました。
• Update Oops Update は、正しいパートキューを再び更新します。
• Surface 変更後、固定フェーダは正しく割り当て直されます。
• Edit Sequence ダイアログの "Test Cmd" は、パートキューや選択されている複数キューとともに動作します。
• DMX Profile エディタに Label Profile ボタンが付きました。
• /Setup/Patch only で、機能しない Add および Delete ボタンが削除されました。
• Preset プールで、4桁のプリセット・プール番号表示が改善されました。
• Fixture シートの最後の列の幅も、デフォルトとして、あるいは画面を呼び戻したときのために、保存されます。
• Import ダイアログ: Use Earliest/Use Latest ソフトボタンの表示は、X19 ハードキーを用いた際に変わります。
• Edit Cue X - Update Please で、すべての値がそれらの正しいパートキューに更新されます。
• Stage View の回転の電卓は、Group/Single 回転を考慮します。
• ボタン・エクゼキュータをマクロからトリガーする場合、現在の実行タイム設定を考慮するようになりました。
• プログラマの "Remove" 値を用いて、プリセットからフィクスチャを削除できます。
• エクゼキュータページを削除すると、削除されたページのすべての固定エクゼキュータが自動的に解除されます。
• Sheet のタイトルバーにある Preview 表示は、Preview モードでキューを更新した後も表示されたままになります。
• Snap Percent は設定は、Exec Time Set Time または Exec Time Manual X-Fade Mode を用いる際に使われます。
• すでに動作しているエクゼキュータの Auto Fix を有効にすると、直ちに自動固定エクゼキュータとなります。
• Attribute Filter メニューの背景が、赤から暗灰色に変更されました。
• 保存操作内でキューパートに名前を付けると、キューパート0に名付けることなく動作します。
• Off タイムを用いている自動固定エフェクトは、オフになった後に解除されます。
• ノントラッキング・シーケンスにおいて、Split XFade A / B が改善されました。
• 中断されたチェイサーをオフにする場合、Off タイムを考慮します。
• Xfade を戻すと、シーケンス内で Goto や Load を用いて移動した場合のように動作します。
• Channel X At +/-Y は、現在の出力値 +/- Y をノックインし、またシーケンス・マスターを考慮します。
• MA onPC Wing の DMX In が改善されました。
• grandMA2 onPC が、古いグラフィック・カードでも、より滑らかに動作するように改善されました。
• 数字キーパッドのハードキーを、onPC キーボード・ショートカットによって、番号以外の機能に割り当てることができます。

付記

既知の制限