リリースノート 1.0
grandMA3 software version 1.0 へようこそ
以前の grandMA 卓のレガシーに基づきつつ、grandMA3 では、照明制御プラットフォームの可能性を根本的に再考しました。grandMA3 ソフトウェアは、使い慣れたワークフローを拡張し、最新の課題に対処する新レベルの照明制御を提示しています。grandMA2 からの移行の際は、最も一般的なワークフローは引き続き尊重されているため、すぐに慣れるはずです。
新しい照明卓について学ぶのは決して簡単ではありませんが、grandMA3 ソフトウェアの新しい概念を理解するのに役立つ多くの手段が用意されています。ソフトウェアにはヘルプがあり、Help ウィンドウで参照できます。www.malighting.com にアクセスすると、grandMA3 eラーニングコース、ビデオ・チュートリアル、公式コミュニティ、そしてすべての最新MAソフトウェアが見つかります。また、お近くのMA代理店に連絡することで、eラーニング・アクセスに登録したり、新しい grandMA3 への移行トレーニングコースを手配したりできます。
Mode2 と呼ばれる最新の grandMA2 バージョンは、卓のソフトウェアにも実装されています。"restart" コマンドを入力すると、Mode2 モードと grandMA3 モードを切り替えられます。
grandMA3 についてのフィードバックは、support@malighting.com / support@malighting.com にお寄せください。
概要
grandMA3 1.0.0.3 の最新リリースでは、照明エクスペリエンスを豊かにするいくつかの機能強化が行われています。
以下の簡単な説明を読み、詳しくは関連リンクを参照してください。
Menu/Patch
- 論理ツリーに基づくフィクスチャ編成のためのツリー構造
- grandMA2、grandMA3 および GDTF (General Device Type Format)の完全なフィクスチャ・ライブラリ
- MVR (My Virtual Rig)を利用したパッチ全体のインポート
- レイヤとクラスによるフィルタリングや並べ替えが可能
- 昼光用のデフォルトと高コントラストのカラーテーマ切り替え。
- Appearance や Scribble プールによるソフトウェアのカスタマイズ
プログラミング
- トップダウン方式によるツリー構造表示の Fixture Sheet
- Next/Prev および Up/Down による簡単な選択操作
- Selection Grid によるセレクションの動的表示
- セレクションの3D配置を、グループ、プリセット、およびキューに保存
- Recast キーワードによる、プリセット参照先へのアトリビュート追加/削除
- 5つの All プリセットプール
- 動的ステップに基づいたプリセット情報としてのフェイザー
- 個別タイミングを持つプリセットのキューへの保存(タイミングへのリンク)
- ショーファイル構造に関する柔軟な編成を提供する Data プール
プレイバック
- 同期により常に同じプレイバック状態を持つシーケンス
- より柔軟な使用が可能なエクゼキュータのハンドル
- エクゼキュータ構成をプールに保存可能
- タイムコード・ショーに GroupTrack と Marker を追加
- Sequence Sheet と Sequence Tracking Sheet を統合(切り替え)
- Temp Fader で個別タイミングを考慮
プログラミング・ツール
- MATricks を三次元化
- Stage View に変わる 3D View、リアルなレンダリング・オプションを提供
- RGB、CMY、HSI および CIE ビューを備えた Color Picker
- Swipey コマンドによる画面上での直接的な素早い操作
- 長押しによる空オブジェクトの保存/既存オブジェクトの編集
- フルに調整可能な Playback ビュー
- エンコーダやポップアップへのアクセスを含む統合されたWebリモート。
- プログラマ内でのコピー&ペースト
- オブジェクトのすべての参照と依存関係を表示する Info ビュー
- プログラマでキューのすべてのパートを表示可能
- 同じユーザプロファイルによる同じ画面での柔軟な利用が可能な画面設定
プロトコル
- DMX512-A
- sACN
- Art-Net4
- Midi Notes
- OSC - Open Sound Control
- Analog Remotes
その他
- アジェンダ
- PSN (Posi Stage Net)に統合されたXYZプログラミング
- ピクセル・マッピング
- RDM
- Park 機能
- MIB
- Mask プール
- PSR (Partial Show Read)
- "Tracking Cue Only" の更新/保存
これらは、新しい grandMA3 オペレーティングシステムにおける主要機能のほんの一部です。他にも多くの機能があります。詳しくは、MA University、公式コミュニティ、または MA のWebサイトをご覧ください。
既知の制限
grandMA3 セッション内で最高のネットワーク・エクスペリエンスを得るには、ネットワークスイッチの設定でIGMPスヌーピングと Flow Control を有効にすることをお勧めします。
今のところ grandMA3 システムは、システムにDMXをマージするために、ユニバースごとに1つの外部DMXソースだけをサポートしています。
onPC ステーションに対してネットワーク経由でソフトウェアを更新する場合、インストール先システムでインストール処理中に確認が必要です。
Soft LTP の有効/無効にかかわらず、プレイバックでは常に Soft LTP が用いられます。
キューによって参照されるプリセットを削除した場合、削除を取り消しても参照は復元されません。
カスタム・メッシュ/3Dモデルは、セッション内で送信されず、ショーファイルにも保存されません。