Clone キーワード
Clone キーワードによって、フィクスチャからフィクスチャへ、フィクスチャからフィクスチャタイプへ、フィクスチャタイプからフィクスチャへ、フィクスチャタイプからフィクスチャタイプへのクローン化が可能です。
このキーワード実行するには、Copy を2回押すか、コマンドラインに Clone またはショートカットの Clo を入力してください。
注意
フィクスチャへのクローン化では、選択的データがプリセットに追加されます。
フィクスチャタイプへのクローン化では、グローバル・データがプリセットに追加されます。
構文
Clone [ソース・セレクション・リスト] At [デスティネーション・セレクション・リスト]
Clone [ソース・セレクション・リスト] At [デスティネーション・セレクション・リスト] If [スコープ・オブジェクト・リスト]
オプション
Clone キーワードで使えるすべてのオプションを Command Line Feedback ウィンドウに一覧表示するには、コマンドラインで以下のように入力してください。
[Channel]> Clone /?
Clone キーワードには、以下のオプションがあります。
オプション |
ショートカット |
オプション値 |
説明 |
overwrite |
o |
なし |
クローン化先の元データを削除して新しいデータで置き換えます。 |
merge |
m |
なし |
既存内容にデータを追加します。 |
lowmerge |
lm |
なし |
既存内容にデータを追加しますが、既存内容を損なうことはありません。 |
disablecolortransform |
dct |
なし |
色の変換を無効にします(ハードアトリビュート値を使用)。 |
prefercolorwheel |
pcw |
なし |
カラー・ホイールへの変換を選びます。 |
prefermixcolor |
pmc |
なし |
MIXColor への変換を選びます。 |
prefercolorboth |
pcb |
なし |
MIXColor とカラー・ホイールの両方への変換を選びます。 |
noconfirm |
nc |
なし |
確認ポップアップを出しません。 |
重要
ただし、If キーワードを用いると、クローン化の範囲がショーファイルの一部だけに制限されることがあります。
Note:
Clone キーワードはワールドに従います。現在のワールド以外のデータは変更しません。
詳しくは
World キーワード を参照してください。
例1
フィクスチャからフィクスチャへのクローン化
- フィクスチャ2に対して選択的データを作成します。フィクスチャ2は、クローン化を行う前とまったく同じ動作をします。さらに、フィクスチャ2が特定のオブジェクトに対するデータを持ってない場合、フィクスチャ1からのデータが追加されます。
[Channel]> Clone Fixture 1 At Fixture 2
- フィクスチャ1と2からのデータを、シーケンス1〜10にだけ含まれるグループ10のフィクスチャにコピーします。
[Channel]> Clone Fixture 1 + 2 At Group 10 If Sequence 1 Thru 10
- フィクスチャ2に対して選択的データを作成します。フィクスチャ2は、フィクスチャ1とまったく同じ動作をします。フィクスチャ2は、フィクスチャ1に特定のオブジェクトに対するデータが無い場合に備えて、自身のデータを保持します。
[Channel]> Clone Fixture 1 At Fixture 2 /merge
- フィクスチャ2に対して選択的データを作成します。フィクスチャ2は、フィクスチャ1とまったく同じ動作をします。
[Channel]> Clone Fixture 1 At Fixture 2 /overwrite
例2
フィクスチャからフィクスチャタイプへのクローン化
- フィクスチャタイプ2に対してグローバル・データを作成します。フィクスチャタイプ2は、クローン化を行う前とまったく同じ動作をします。さらに、フィクスチャタイプ2が特定のオブジェクトに対するデータを持ってない場合、フィクスチャ1からのデータが追加されます。
[Channel]> Clone Fixture 1 At FixtureType 2
- フィクスチャタイプ2に対してグローバル・データを作成します。フィクスチャタイプ2は、フィクスチャ1とまったく同じ動作をします。さらにフィクスチャタイプ2は、フィクスチャ1に特定のオブジェクトに対するデータが無い場合に備えて、自身のデータを保持します。
[Channel]> Clone Fixture 1 At FixtureType 2 /merge
- フィクスチャタイプ2に対してグローバル・データを作成します。フィクスチャタイプ2は、フィクスチャ1とまったく同じ動作をします。
[Channel]> Clone Fixture 1 At FixtureType 2 /overwrite
例3
フィクスチャタイプからフィクスチャへのクローン化
- フィクスチャ2に対して選択的データを作成します。フィクスチャ2は、クローン化を行う前とまったく同じ動作をします。さらに、フィクスチャ2が特定のオブジェクトに対するデータを持ってない場合、フィクスチャタイプ1からのデータが追加されます。
[Channel]> Clone FixtureType 1 At Fixture 2
- フィクスチャ2に対して選択的データを作成します。フィクスチャ2は、フィクスチャタイプ1とまったく同じ動作をします。さらにフィクスチャ2は、フィクスチャタイプ1に特定のオブジェクトに対するデータが無い場合に備えて、自身のデータを保持します。
[Channel]> Clone FixtureType 1 At Fixture 2 /merge
- フィクスチャ2に対して選択的データを作成します。フィクスチャ2は、フィクスチャタイプ1とまったく同じ動作をします。
[Channel]> Clone FixtureType 1 At Fixture 2 /overwrite
例4
フィクスチャタイプからフィクスチャタイプへのクローン化
- フィクスチャタイプ2に対してグローバル・データを作成します。フィクスチャタイプ2は、クローン化を行う前とまったく同じ動作をします。さらに、フィクスチャタイプ2が特定のオブジェクトに対するデータを持っていない場合、フィクスチャタイプ1からのデータが追加されます。
[Channel]> Clone FixtureType 1 At FixtureType 2
- フィクスチャタイプ2に対してグローバル・データを作成します。フィクスチャタイプ2は、フィクスチャタイプ1に特定のオブジェクトに対するデータが無い場合に備えて、自身のデータを保持します。
[Channel]> Clone FixtureType 1 At FixtureType 2 /merge
- フィクスチャタイプ2に対してグローバル・データを作成します。フィクスチャタイプ2は、フィクスチャタイプ1とまったく同じ動作をします。
[Channel]> Clone FixtureType 1 At FixtureType 2 /overwrite