リリースノート - Version 3.6.1.1
各製品に関する最新のシステム要件については、www.malighting.com をご覧ください。
更新に関する重要な情報
dimMA システムの更新:
dimMA システムをバージョン7.x未満のものから更新したい場合は、MAのディーラーか、あるいはMAに直接連絡して、アップデート情報を得てください。dimMA ソリューションへの接続に grandMA2 を使用している場合は、連絡してください。卓のアップデートには MA NDP (Network Dimmer Processor)のアップデートが必要です。また逆の場合も同様です。
grandMA2 onPC および MA 3D の更新:
grandMA onPC および MA 3D の現バージョンには、少なくとも Windows® 7 が必要です。また Microsoft® .NET Framework (4.0)がインストールされている必要があります。
MA VPU の更新
MA VPU basic または MA VPU light を v3.2 に更新するには、少なくとも1つのモニタ画面とマウスが MA VPU に接続されている必要があります。
MA Network Switch の更新
v3.1 または v3.2 の MA Network Switch を v3.3 以降のバージョンに更新する場合、更新が完了した後でディスプレイ・リセットが必要です。更新後、MA Network Switch のディスプレイに起動画面が表示されたら、以下のように行ってください。
- 電源を切ります。
- ディスプレイ左側にある黄色のメニューボタンを押したままにします。
- ボタンを押したまま、MA Network Switch の電源を再び入れます。
- MA Network Switch のディスプレイに起動画面が表示されたら、すぐにボタンを放してください。
v3.3 以降のバージョンから、v3.1 または v3.2 に戻す場合も、同様の方法で行ってください。
リリースノート
grandMA2 version 3.6.1.1
新機能
最新リリースの grandMA2 v3.6.1.1 では、いくつかの新機能追加や機能強化がなされています。以下に概略を示していますが、詳細についてはリンクを参照してください。
grandMA3 Compact および Compact XT 卓での Mode2
grandMA3 Compact および Compact XT は Mode2 をサポートしています。
Compact および Compact XT 卓でX-キー・バーを表示するには、U1 を押してください。
Compact 卓では1画面しかないため、U2 を押してエクスポート・バーに切り替えます。
詳しくは Mode2 を参照してください。
修正されたバグおよび改善された機能
説明 |
修正 - 低優先度のプレイバックによってパラメータが解放されたときに、高優先度のプレイバックの AutoStomp が無視される。 |
修正 - 文字列に空白が含まれていると、マクロの条件式が機能しない。 |
修正 - ホイールスロットに名前が無い場合、そのサムネイルが表示されない。 |
修正 - エクゼキュータを別の場所に移動しても、空になったエクゼキュータが0に戻らない。 |
修正 - プール・オブジェクトのIDが9999を超えると、外部画面で表示が欠ける。 |
修正 - ダウンロードしたショーに空のシーケンスが含まれていると、卓が無応答になる場合がある。 |
修正 - マルチインスタンス・フィクスチャを反転させると卓がクラッシュする場合がある。 |
修正 - メニューで Menu Off コマンドが機能しない場合がある。 |
修正 - Patch & Fixture Schedule から抜けたときに卓がクラッシュ |
修正 - マクロで Logout と Blackscreen コマンドを実行したときに一部の画面が消えない。 |
修正 - Desk Status ウィンドウが最小サイズだと読めない部分がある。 |
修正 - AutoCreate の実行権限が無いユーザでも AutoCreate メニューを開けてしまう。 |
追加 - Carallon library 14.5 |
修正 - ユーザプロファイルのインポートで、選択したレイアウトが正しく取り込まれない。 |
修正 - Message Center で、Chat カテゴリのポップアップを有効にできなかった。 |
修正 - ESC を押し続けることで、自動作成の多数の競合を解決しようとするとクラッシュ。 |
修正 - ショーをダウンロード中に、ユーザがキューに名前を付けようとするとクラッシュ。 |
修正 - シーケンスのエクスポートで一部の情報が書き出されない。 |
修正 - フィクスチャまたはフィクスチャタイプからユニバーサル・フィクスチャタイプへのクローン化が機能しない。 |
修正 - 複数の欠落ユニキャスト・レシーバに、ネットワーク・プロトコルでDMXを送信すると、DMX出力が不均一になる。 |
修正 - アジェンダの入力を取り消しても、それが削除されない。 |
追加 - 新しい 2Port version 1.82。セッションが終了してもDMX出力が停止しません。 |
grandMA2 onPC
説明 |
修正 - Layout View の Setup モードで、画面1と2のエンコーダバーが同期しない。 |
修正 - PCキーボードの Pause キーで onPC がロックされていると、Shift + CAlt + F で onPC ステーションのロックを解除できない。 |
grandMA3 の Mode2
説明 |
改善 - grandMA3 full-size 卓の Program Time/Exec Time ハードウェア・ブロックは、grandMA3 Settings メニューの Enable Program Time/Exec Time Hardware Block オプションで無効にできます。 |
改善 - 使用できないX-キーのグレーアウトは、grandMA3 Settings メニューの Grayed out X-Button Dialogs オプションで切り替えられます。 |
修正 - RDM で認識されないフィクスチャがあった。 |
付記
MA Network Switch をv3.3以降のバージョンにダウングレードすると、設定が工場出荷時のデフォルトにリセットされます。ダウングレード前に設定をバックアップしておけば、後で復元できます。
複数キューを持つシーケンスでビットマップ・フィクスチャを用いると、ビットマップ・フィクスチャがプログラムされたすべてのキューで再生が再開されます。ビットマップのフィクスチャが複数キューを持つシーケンスで用いられている場合、それを単独のキュー・シーケンスでプログラミングし、キュー・リンクを持つマスター・シーケンス内でこれらのシーケンスを呼び出すことをお勧めします。
すべての種類のXMLファイルのインポートは、そのファイルが、同じまたはより古い grandMA2 バージョンからエクスポートされた場合にのみ可能です。
特定ワールドにいる間にそのワールドを編集した場合、その変更はユーザに適用されません。ワールドの変化を確認するには、別のワールドに移らなければなりません。
RDM: grandma2 システムの2つ出力を1本のケーブルで接続すると、RDMに問題が生じる可能性があります。
grandMA2 Release v3.0.0.5 以前へのダウングレードでは、工場出荷時設定へのリセットが必要となります(フォーマットおよびインストール)。ダウングレードの前に、ショーファイルをバックアップしておいてください。
コマンド store /remove を入力したり、 [store][cue][2] と押してポップアップで [remove] を選んだりすると、何らかの値を持つフィクスチャに対するレイヤや、そのアトリビュートがプログラマ内でアクティブなエフェクト・レイヤのすべてを持つアトリビュート全体を削除します。値、値タイミング、または、保存されたエンコーダバーのボタンによって使われているエフェクトを削除する場合にのみ、フィルタリングできます。例えば個別のエフェクト・フェードのように、特定のレイヤだけを削除するには、これらのレイヤに対する電卓を開き、"remove" を選択してください。後からキューを更新する必要があります。あるいは、特定のレイヤを削除するために store /merge を用いなければなりません。
Layout View において投げ縄機能で複数フィクスチャを選択する場合、フィクスチャ・アイコン位置の小さな差を補間するために、スナップ・グリッド設定を考慮します。セレクション順は、常にスナップ・グリッドのセル内部から始まり、その後投げ縄機能で移動する方向にラインごとに作られます。
MA 2Port Node をアップデートできるようにするには、ネットワーク・スイッチのIGMPスヌーピング機能をオフにする必要があります。
Windows® に最新のサービスパックやアップデートが適用されていることを確認してください。
grandMA1互換モードは、grandMA2 卓のソフトウェア3.0以降では対応していません。grandMA1互換モードが必要な場合は、grandMA2 卓と MA NPU のバージョンを v2.9.1.1 にダウングレードしてください。
8Port Node デバイスに対応するため、MA-Net2 プロトコルが変更されました。すべての MA デバイスは、v2.9 ソフトウェアの新しいネットワーク・ストリーミング・プロトコルを必要とします。相互に関連するバージョンの grandMA2 v2.9、2Port、4Port、8Port、NSP 4Port Node および NDP に一旦アップデートすると、古いネットワーク・ストリーミング・プロトコル(grandMA2 v2.8など) によるセッションでは動作しなくなります。MA 2Port Node または 4Port Node モードで動作している NSP の v2.8互換へのダウングレードは、grandMA1 v6.801 によってのみ可能です。他のすべてのデバイスのは、USBまたは Windows インストーラによってのみダウングレード可能です。
Exec Time は、エクゼキュータ・ボタンおよびエクゼキュータ・フェーダに対して使用できます。エクゼキュータの新しいオプション "Ignore Exec Time" が Assign メニューに追加されました。このオプションが有効な場合、参照しているエクゼキュータは、Exec Time Fader Timing の代わりに、それ自身のオフ・タイムを用います。grandMA2 v2.9.1 以前で保存されたショーファイルは、変換されます。すべてのフェーダ・エクゼキュータは、このオプションが無効になります。エクゼキュータ・オプションのデフォルトは、フェーダおよびボタン・エクゼキュータに対して有効です。
フィクスチャタイプのプリセット参照は、値のみを含みます。フィクスチャタイプのプリセット参照には、いかなるフェード、ディレイまたはエフェクト・データも付加できません。
ASCII ショーのインポートでは、Strand、Transtechnik および ADB ASCII ショーファイルに対応しています。
CITP センダ と CITP レシーバが同一コンピュータ上で動作している場合、CITP 接続はできません。
MA VPU のピクセルマッパーは、出力の解像度Xが8で割り切れる場合に、最も効果的に機能します。
Lua 5.3 は、grandMA2 v3.1 以降のバージョンで実装されています。LuaSocket は Lua 5.1 でのみ許可されます。したがって、LuaSocket のすべての機能が Lua 5.3 でサポートされるわけではありません。
以下の構文では、現在のページまたは現在のページ以外について、フェーダまたはボタンのみをオフにできます。
- Off Executor 1 thru 100 - 現在のページのすべてのフェーダをオフにします。
- Off Executor 101 thru 240 - 現在のページのすべてのボタンをオフにします。
- Off Executor 1 thru 100 Page Thru - $faderpage - 現在のページ以外のすべてのフェーダをオフにします。
- Off Executor 101 thru 240 Page Thru - $buttonpage - 現在のページ以外のすべてのボタンをオフにします。
名前や番号による呼び出しに対応することで、コマンドラインでのエクゼキュータのアドレッシングが改善されました。これは、例えば、特定のエクゼキュータに再生コマンドの送るときや、特定のエクゼキュータ、シーケンスまたはキューへの保存の際に使用できます。以前の grandMA2 バージョンで保存されたショーファイルにあるすべてのキュー・リンクやマクロは、可能な限り変換されます。このバージョンでそれらのショーファイルを初めて読み込む際には、キュー・リンクやマクロを確認してください。キュー・リンクやマクロを修正する必要があるかもしれません。新規のマクロやキュー・リンクを作成したり、既存のものを編集したりする場合、以下のような新しい構文を使えます。
- Go Exec "exec name" - 現在のページで、指定した名前のエクゼキュータを開始します。
- Go Exec "exec number" - 現在のページで、指定した番号のエクゼキュータを開始します。
- Go Exec "*"."exec name" - すべてのページで、指定した名前のエクゼキュータを開始します。
- Go Exec "*"."exec number" - すべてのページで、指定した番号のエクゼキュータを開始します。
- Go Exec "page name"."exec name" - 特定のページで、指定した名前のエクゼキュータを開始します。
- Go Exec "page name"."exec number" - 特定のページで、指定した番号のエクゼキュータを開始します。
- Go Exec "page number"."exec name" - 指定した番号のページで、指定した名前のエクゼキュータを開始します。
- Go Exec "page number"."exec number" - 指定した番号のページで、指定した番号のエクゼキュータを開始します。
既知の制限
- ハードウェア的に不要なため、Mode2 ではスクリーンセーバー機能が無効になっています。
- Pan/Tilt オフセットは、物理的な制約があるため、フィクスチャタイプの規定されている値より高く設定しないでください。物理的範囲を超えた値を設定すると、grandMA2 と MA 3D の Stage View で正しく視覚化されない場合があります。
- 卓からのアクティブなディマー値は、MA VPU がカラー・アトリビュートに対する Merge Defaults を送る原因とはなりません。フィクスチャのディマーだけが卓にコントロールされている場合、予期せぬ出力の原因になるかもしれません。これを回避し、完全にコントロールするために、プログラマでカラー・アトリビュートを積極的に設定してください。あるいは、ピクセルマッパー出力より高い優先度に設定されたエクゼキュータに、カラー情報を保存してください。ピクセルマッパーの出力を再びアクティブにする場合、このエクゼキュータをオフにするのを忘れないでください。
- Webリモートで Set ボタンを用いる場合、コマンドラインのデフォルトは MATricks に変わります。
- MA VPU アプリケーションのインストールまたはアップデート後の最初の起動時に、ライセンス許諾画面が表示されます。MA VPU アプリケーションは、ライセンス許諾に同意するまで開始されません。MA VPU Plus の場合、ライセンス許諾は内蔵タッチパネルに表示されます。また MA VPU basic や MA VPU light の場合、ライセンス許諾は1番目の外部DVI出力に表示されますので、あらかじめディスプレイとマウスが接続されていることを確認してください。
- MA 2Ports Version 1.77 以降では、Ma-Net1 はサポートされません。
- MA onPC Command Wing のDMX入力は、ポート "DMX In" および "DMX out A" のみ対応しています。"DMX out B" は、DMX出力としてのみ使用可能です。
- grandMA2 v2.7.x で保存されたショー・ファイルを、grandMA2 v2.9.x で初めて読み込む前に、自作したフィクスチャタイプのアトリビュート Colormix4、5 および Colordim4、5 は、カラー仕様を満たすために、手動で修正しなければなりません。Amber は Colormix 4 invert または Colordim 4 without invert に、White は Colormix 5 invert または Colordim 5 without invert に変更する必要があります。そうしないと、v2.9 でショー・ファイルを読み込んだときに、これらのフィクスチャタイプのカラー情報が失われます。
- ColorDim/ColorMix に対するフィーチャ名が MixColor に変更されました。これらのフィーチャ名を使っているマクロが修正されました。
- v2.8.x で保存されたショー・ファイルを、v2.9 で初めて読み込む際の既知の制限。
- grandMA2 ソフトウェアで、特殊マスターのデータ構造が新しくなりました。
- すべての特殊マスターのカスタム・ラベルは、MA のデフォルトにリセットされます。
- 100mmフェーダの割り当ては、デフォルトにリセットされます。
- 特殊マスターを参照しているマクロは、特殊マスターの新しい名前と番号に合わせる必要があります。
- 相対値を参照しているマクロは、相対/絶対に新しい構文に従って修正する必要があります。
- USBドライブにエクスポートされたユーザプロファイルを grandMA2 v2.9 でインポートするには、importexport フォルダから user_profile フォルダへ手動で移動しておく必要があります。
- grandMA2 v2.9 と互換性をとるために、MA 4Port および MA 8Port Node は v1.0.9 以降にアップデートする必要があります。また MA 2Port Node は、v1.77 以降にアップデートする必要があります。
- フィクスチャのチャンネルセットのラベルは、電卓で表示・利用可能にするためには、一意的でなければなりません。例えば、Shutter アトリビュートのチャンネルセットが closed、open、open、open… の場合、電卓には、1つの open だけが表示されます。チャンネルセットのラベルを closed、open、open(2)、open(3)… というように変更すれば、すべてのチャンネルセットが電卓で表示されます。
- 天文的な時刻は、常に標準タイムゾーンに従って計算されます。Agenda で Sunset、Dusk、Dawn および Sunrise を用いる場合、サマータイムは認識されず、また手動による調整もできません
- ビットマップ・フィクスチャは、物理的パラメータに対してのみ適用されます。仮想ディマーなどの仮想パラメータやXYZアトリビュートには対応していません。