一緒に接続できるいくつかのデバイスがあり、それらはイーサネットでネットワーク接続されます。
すべてのデバイスは、イーサネットケーブル(Cat.5E 以上)でスイッチに接続してください。またスイッチは、最小100MB/sの帯域幅を持ち、マルチキャストを処理できる必要があります。ネットワーク内のすべてのデバイスは、IPv6 を用いて互いに通信しています。スイッチもこれに対応している必要があります。
IPv6 についてよく分からなかったり、接続に問題が生じたりした場合は、IPv6 とは を参照してください。
使用するスイッチの選択に疑問がある場合は、販売代理店にお問い合わせください。
dot2 卓または dot2 onPC には、ウィングを接続できます。ウィングは、特定のデバイスに割り当てられます。そのデバイスがネットワーク上で見つからない場合、ウィングはその機能を失い、別のデバイスに割り当てられるのを待ちます。
ウィングには、dot2 Fader wing (F-wing) と dot2 Button wing (B-wing)という2種類があり、それぞれ追加の物理エクゼキュータや画面を提供します。
ウィングは特定のデバイスに直接接続するため、そのデバイス上で Setup メニューを開く必要があります。Setup メニューに dot2 Wings というボタンがありますので、それをタップしてください。
Wings ウィンドウ が開きます。ここでは、ウィングと同じタイプの空きスロット(左側に黄色バー、"Free" と表示)をタップできます。各デバイスにあるスロットは五つだけですが、使用するデバイスによっては、空きスロットがほとんどないかもしれません。卓によって内部的に占有されているスロットには、左側に赤いバーが表示され、"Fixed, Internally" となっています。また外部ウィングによって占有されているスロットには、左側に緑のバーが表示されます。
空きスロットをタップすると、ネットワークで利用可能なウィングが表示されます。ここにウィングが表示されない場合は、ネットワークと接続を確認してください。また、すべてのデバイスの電源が入っていることを確認してください。
画面の左側にウィングが表示されたら、それをタップします。ウィングを選択すると、そのキーがすべて点滅しますので、複数のウィングがあっても識別できます。目的のウィングが点滅したら、Assign Selected ボタンをタップしてください。
これでウィングが割り当てられ、それが接続されますので、メニューから抜けてください。
ウィング以外はすべてセッションに接続されています。ウィングは特定のデバイスに接続されています。ネットワークでは、四つのセッションを個別に実行できます(セッション1〜4)。同じセッションIDを持つデバイスは同じショーファイルで動作し、またセッション・タイムアウトは数秒以内に発生します。dot2 卓と onPC は、同じセッション内で Tracking Backup として動作します。また、デバイスをセッションに招待したり、意図的に参加させたりすることも可能です。
sACN や Art-Net などのネットワーク・プロトコルを利用するには、まずセッションを開始する必要があります。すべてのプロトコルは、セッション・マスターによって送信されます。
セッションの状態は、Message Center に表示されます。詳しくは Status and Messages ウィンドウ を参照してください。
セッション・システムにより、バックアップや冗長性に関する柔軟性が向上します。
Setup を押し、Sessions ボタンを選ぶと、Network Setup ウィンドウ が開きます。このビューは、二つの部分に分かれています一番上の部分には、卓や onPC がセッションに加わっているかどうかが表示されます。
右上にあるボタンに Start a new or join an existing session と表示されている場合、それを押すと、四つのセッションを選ぶためのウィンドウが表示されます。セッションの一つを利用しているデバイスがあると、セッションボタンには、そのセッション名とともに Join Session と表示されます。実行中のセッションがない場合は、セッションの一つを選んで新しいセッションを開始します。これで、セッションにデバイスを追加できます。
右上のボタンに Stop/Leave session と表示されている場合、卓は既にセッションに接続されており、デバイスをさらに追加できます。
Network Setup ビューの下部には、セッション内のデバイスが表示されます。それらは、デバイスの種類によって分けられています。ネットワークにデバイスがあり、それらがセッションに加わっている場合、セルの背景が緑になります。現在見ているデバイスは、緑の背景がより明るくなります。セッションに以前にあったデバイスが見つからない場合、その背景が赤になります。ここには、接続されているデバイスのIPv6アドレス、名前、およびバージョン番号が表示されます。
デバイスのバージョン番号が赤表示の場合、異なるバージョンのものが使われています。
Add ボタンをタップすると、ネットワークに接続されていないすべてのデバイスが表示され、セッションに追加したいものを選択できます。そのうちの一つを選ぶと、それがセッションに接続され、そこで実行されているショーファイルが取得されます。Select Station... ウィンドウ にデバイスが表示されない場合、卓はネットワーク内のデバイスを認識できていません。まずネットワークケーブルと電源を確認してください。
卓を onPC に接続した場合、4096 DMXチャンネルをフル制御できます。onPC は卓のバックアップとして機能しますので、(停電など)何らかの理由で卓が動作しなくなった場合、onPC がそれを引き継いで 4096 DMXチャネルを制御することができます。卓が機能しないと卓のDMX出力が出ませんので、ネットワークに dot2 Node4 (1K)を追加します。これにより、バックアップやリモートDMX出力が可能になります。
Node4 のシステムへの接続は、上述と同様です。
ノードはセッションを初期化できません。接続されているノードは、ネットワーク上でのやり取りをリッスンし、セッション内で取得したDMX情報を実際のDMX出力に変換します。
dot2 onPC と dot2 Node4 (1K)を接続すると、dot2 Node4 (1K) で 1024 DMXチャンネルを制御できます。dot2 卓に接続されていない場合、dot2 onPC が制御できるのは 1024チャンネルだけです。
ノードの場合、Network Setup ビューの一覧が下のようになり、出力ユニバースを設定できます。
ここでは、接続されているノードが出力する四つのユニバースを確認できます。セルを選択し、右側のエンコーダをタップすると、各ポートが出力ユニバースを変更できます。
各DMXポートは他のポートから独立しており、利用可能な八つのDMXユニバースのいずれかを出力できます。
セルを選択し、右側のエンコーダをタップすると、ノードのホスト名を変更できます。新しい名前を入力してください。