dot2 でのネットワークとは

ネットワークにはさまざまなケースがあります。RJ45コネクタを用いて、少なくとも1台のデバイスを他のデバイスと接続すれば、それでネットワークになります。

卓だけを利用している場合は、ネットワークに関して心配する必要はありませんが、ある時点でシステムに何かを追加する必要が出てくるかもしれません。

最も簡単なネットワークは、Wing や dot2 Node を core または XL 卓に接続することです。

MA デバイスは、固定設備用に定められた標準セグメント長(90m + 2×5m)に対応してします。パッチや設置ケーブルの仕様の違いによる問題を避けるため、ケーブル長は75m以下に制限されています。

重要
dot2 デバイスは、分離されたネットワーク(少なくともVLAN)で動作させるべきです。
一般に MA デバイスは、無線LANではなくケーブルで接続します。

各デバイスの背面にはイーサネットコネクタがあります。接続には、Cat.5E 以上のイーサネットケーブルを使用してください。

dot2 デバイスではIPv6を用います。各 dot2 デバイスは一意的なIPv6アドレスを持ち、これによってメッセージの送信先を指定し、互いに通信し合っています。

各デバイスにはイーサネットコネクタが一つしかないため、2台以上のデバイスを接続したい場合は、ネットワークスイッチを追加する必要があります。スイッチには、IPv6とマルチキャストに対応する高品質のものを使用してください。マルチキャストは、デバイスが互いに通信するために用いる言語のようなものです。スイッチは、少なくとも100Mbit/s以上のネットワーク・スピードを処理できる必要があります。dot2 デバイスには、平均30Mbit/sのネットワークスピードを確保する必要があります。またネットワークスイッチがある場合、そのIPv6が有効になっていることを確認してください。

重要
dot2 ネットワークにおいて、ダイナミック・リンクアグリゲーション(LACP)は禁止されています。ただし、静的リンクアグリゲーションは認められています。

許容されるディレイは、最大で2msです。

各デバイスはスイッチに接続します。

卓や onPC は、操作の中枢となるものです。そして dot2 Wings、dot2 Node4s、および dot2 3Dを、卓や onPC に接続できます。システムに冗長性を持たせるために、卓と onPC を接続することも可能です。

dot2 onPC や dot2 3D が動作しているコンピュータを接続する場合、そのコンピュータが IPv6 を利用できることを確かめる必要があります。最近のコンピュータは通常、IPv6を利用しています。

dot2 core には、最大で4台の外部ウィングに接続できます。dot2 XL には内蔵ウィングがあるため、接続できる外部ウィングは最大で3台です。ウィングは、特定の卓(dot2 卓または dot2 onPC)に接続されています。

他のネットワーク・デバイスは、セッション内で一緒に接続されます。各セッションでは、5台の dot2 卓/ dot2 onPC、5台の dot2 3D、DMXを出力する10台の dot2 Node4 が動作可能です。

同一ネットワークでは、四つの異なるセッションを実行できます。

 

関連事項

Wing、Node、3D および onPC との接続

IPv6 とは