キューパス

各キューやキューパートには、パスを割り当てられます。パスの設定は、Sequence Executor シートPath 列で行います。

パスは、それが割り当てられたキューに保存されている値にフェードするアトリビュートによって用いられます。パスは、遷移形式を指定します。

Path 列のセルを編集すると、Select Fade Path ポップアップが開きます。


Select Fade Path ポップアップ

ここには、No Path という項目を含む定義済みパスが一覧表示されます。ほとんどのパスは、フェードパスとしてのみ存在します。これらは、インポートしたり編集したりできません。

キューやキューパートに対する定義済みパスについては、後述を参照してください。

パスの割り当ては、他の多くの要素とは異なります。これは、フェードパスが別のオブジェクトに対して割り当てられたオブジェクトであるためです。割り当てには、以下の構文を使用してください。

Assign Fadepath [パス番号] (At) Cue [キュー番号] (Part [パート番号] )

キューに対してフェードパスが一旦割り当てられると、それを削除することはできません。Linear パスを割り当てると、パスが定義されていないのと同じ状態になります。

 

カスタムのパスは、Graph Editor で作成できます(DMXプロファイル を参照)。カスタムのパスがある場合、Select Fade Path ポップアップの最後に表示されます。


定義済みフェードパス

上の画面例には、いくつかの定義済みパスが表示されています。

最初の No Path は実際のパスではありませんが、これを選択すると、キューやキューパートに割り当てられていたパスがすべて削除されます。

Linear パスは、パスが割り当てられていないのと同じです。このパスは、コマンドラインから割り当てることができ、他のパスを置き換えるために使用できます。

以下のような4種類の遷移形式があります。これらを、フェードの前半と後半にそれぞれ指定できます。ポップアップには、あらかじめ定義されたフェードパスの組み合わせが一覧表示されます。

パスの前半ではフェードの加速を、後半ではフェードの減速を指定することになりす。

Normal は Linear と同じです。フェードの両端が緩やかになりません。

Low では、両端での加減速が最も緩やかになります。

Mid では、Low と High の中間程度の加減速になります。

High では、両端での加減速が最も急になりますが、Linear と比べればまだ緩やかです。

 

下のグラフは、比較のための4種類パスを示しています。違いが分かりやすいように誇張されていますので、正確ではないかもしれません。

白いパスは Linear です。これは、前半と後半の両方に Normal を指定したのと同じです。

青のパスは High-High、緑のパスは Mid-Mid、そして赤のパスは Low-Low です。


4種類のパスの比較

横軸はフェードタイム、縦はある値から次の値へのフェードを示します。