Cue Zero は、アトリビュートのデフォルト値へのリンクを含む、自動作成されたキューです。Cue Zero を手動で変更することはできません。有効な Cue Zero を持つシーケンスは、Cue Zero の後で、最初のキューから開始されます。このキューは、シーケンスを開始するときに、デフォルト値を提供します。また、キューを移動またはコピーするときに、欠けているデフォルト・データを提供します。
Cue Zero は、トラッキング が有効で、かつ複数のキューを必要とするシーケンスにおいてのみ利用できます。
設定はすべて Assign メニューで行います。Assign キーを押してから、変更したいエクゼキュータに関連付けられたキーを押すと、このメニューが開きます。メニューの右側にある Options ボタンを押してください。
Cue Zero ボタンをタップすると、Select Cue Zero Mode ポップアップが開きます。
このポップアップには、以下の選択肢があります。
Cue Zero が有効な場合、Sequence Executor シートは下のようになります。
このキューは、ロックされていて、呼び出したり編集したりすることはできません。シーケンスの最初のキューをアクティブにしても、Cue Zero ではなく、ユーザによって作成された最初のキューがアクティブになります(上例のキュー番号1)。
Cue Zero で編集できるのはタイミングだけです。これらのタイミングは、例えば、cuetiming オプションで GoBack を実行する場合、値やエフェクト値から、cue zero からのトラッキング値にフェードして戻るために用いられます。Cue Zero のタイミングは、エクゼキュータの Autostomp 設定を用いる際にも使用されます。
Cue Zero が有効な場合、CueZero Extract を有効にできます。
Extract が有効でない場合、Cue Zero は、アトリビュートのデフォルト値へのリンクを作成します。これは、キューの作成後にデフォルト値が変更されても、シーケンスを更新する必要はなく、Cue Zero が新しいデフォルト値を用いることを意味します。
CueZero Extract が有効だと、CueZero Extract または Cue Zero が有効になったり、新しいアトリビュートが追加されたりしたときに、Cue Zero は、デフォルト値へのリンクではなく、実際のデフォルト値を取得します。これは、後でデフォルト値を変更しても、シーケンスの外見が変わらないことを意味します。CueZero Extract (または Cue Zero)を無効にしてから再度有効にすると、新しいデフォルト値が保存されます。