キューはループさせることができます。無限にループさせたり、時間や回数でループを制限したりできます。
Sequence Executor シート には、ループを制御するための3つの列項目、Loop、Ltime、および Lcount あります。
Loop 列のセルを編集すると、Select Loop Destination ポップアップが開きます。例えば5つのキューがあった場合、下のように表示されます。
ここで、ループ先のキューを選択できます。ループを設定するキューよりも高いキュー番号のキューにループすることも可能です。これによって、キューを飛ばして先に移ることができます。[No Loop] を選ぶと、ループ情報が削除されます。コマンドラインからループを割り当てる場合は、ループ値を none に設定するとループが削除されます。
選択されたキューが、ループが設定されているキューより前にある場合は、そのキューに戻ります。
そして、次のトリガーでループがアクティブになり、ループ先に移動します。ループがアクティブになると、アクティブなキューの枠が黄色からマゼンタに変わります。
Loop が設定されていて、Ltime セルと LCount セルに何も指定されていない場合、無限ループになります。
Ltime で、ループがアクティブになるタイムを設定できます。ループが最初にアクティブになると、カウントダウンが始まります。タイムが0になるとループが無効になり、次のトリガーでは、現在アクティブなキューが何であるかにかかわらず、ループが設定されているキューの後のキューが実行されます。上の例では、次キューとしてキュー3が実行されます。
Lcount で、ループの回数を設定できます。最初にループがアクティブになると、カウントが始まります。カウントが1に達し、ループをトリガーするキューになったら、最後に1回ループし、再びそのキューに移るとループが無効になり、次キューに移ります。
Ltime と Lcount の両方が設定されている場合は、最初に0に達するものが、ループが無効になるときを決めます。
Ltime や Lcount セルを編集すると電卓が開き、タイムやカウント数を入力できます。Indefinite を選択するオプションもあり、これによって設定されていた値が削除されます。
コマンドラインから LTime や Lcount を設定する場合、-1 を指定すると値が削除されます。
エクゼキュータには、Loop BreakingGo というオプションがあります。これは、Assign メニューの Options ページで設定できます。詳しくは エクゼキュータのオプション を参照してください。
これが有効な場合、Go や Goto コマンドは、ループ機能を無効にして、ループ後のキューを呼び出します。他のすべてのトリガーでは、ループを実行し続けます。
リハーサルや、エクゼキュータが再びトリガーされるまでループ動作させておきたい状況などで、この機能が役立ちます。