キューを削除すると、キューに保存されている値が削除されます。
キーやキーボードを用いると、キューを簡単に削除できます。
選択されているエクゼキュータでキューを削除する構文は、Delete Cue [キュー番号] です。
別のエクゼキュータの場合は、上述の構文の後でエクゼキュータに対応するキーを押すか、Delete Cue [キュー番号] Executor [エクゼキュータ番号] という構文を用いてください。
コマンドを実行すると、下のようなポップアップが出ます。
Normal と Cue Only という、互いに排他的な2つのオプションがあります。
Normal では、キューとそこに保存されていたすべての値が削除されます。通常これは、シーケンスをトラッキングする保存値に影響します。
Cue Only でも、キューとそこに保存されていたすべての値が削除されますが、それによってトラッキング値が失われる場合、それを後続のキューに保存します。
以下のようなシーケンスがあるとします。
ここで、キュー3を削除してみます。
Normal で削除すると下のようになります。
キュー3が無くなります。キューに保存されていたオレンジのカラー値が削除され、キュー3からキュー4、5へとトラッキングしていたオレンジの値もなくなります。シーケンスのトラッキング値は、キュー1に保存されている緑青になるため、キュー4、5も緑青になります。
Cue Only で削除した場合は下のようになります。
キュー3が無くなります。キューに保存されていたオレンジのカラー値は、キュー4に保存されます。これによって、キュー4、5はオレンジのままになります。
トラッキングについての詳細は、トラッキングとは を参照してください。