親子の概念

一般的な選択構文は、フィクスチャ(親)とその下位のサブフィクスチャ(子)に適用されるだけでなく、階層構造を持つすべてのタイプのオブジェクトに適用されます。階層構造を持つオブジェクトの例には、以下のようなものがあります。

ヒント
構文コマンドによるフィクスチャとそのサブフィクスチャの選択については、フィクスチャの選択 を参照してください。

階層構造でオブジェクトの選択、コピー、移動、削除などをより素早く論理的に行うには、ドット . が選択構文での重要なツールになります。

1つのコマンド内で階層のトップレベルから再開するには、開始キーワード(例: Fixtur)を再度入力する必要があります(例: Fixture 5.2 Fixture 3)。

1つのコマンド内で同階層のフィクスチャを選択する場合は、+ を使用できます(例: Fixture 5.2 + 3)。

ドット選択の動作

以下の例で示されているように、サブカテゴリがドット (.)によってすでに呼び出された後では、構文コマンドでオブジェクトのサブカテゴリを呼び出す必要はありません。

Clone Fixture 101 At Fixture 102 If Preset 21.101 Thru 21.105
というコマンドは用いないでください。代わりに、"21." を省略した以下のコマンドを用いてください。
Clone Fixture 101 At Fixture 102 If Preset 21.101 Thru 105

Move Preset 1.1 Thru 1.3 At 1.5
というコマンドは用いないでください。代わりに、"1." を省略した以下のコマンドを用いてください。
Move Preset 1.1 Thru 3 At 1.5


選択構文の例

例を再現するには、以下の準備が必要です。

  1. フィクスチャ301.1の2番目のサブフィクスチャを選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]> Fixture 301.1.2

フィクスチャ301の2番目のサブサブフィクスチャを選択
  1. フィクスチャ301〜303のサブサブフィクスチャ2〜4だけを選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]> Fixture 301 Thru 303.1.2 Thru 4

この例では、Fixture 301 Thru 303.1. でトップレベルのすべてのフィクスチャを選択してから、ドット後の 2 Thru 4 でサブフィクスチャを選択しています。


サブサブフィクスチャ2〜4を選択
  1. フィクスチャ301のサブサブフィクスチャ4〜6、フィクスチャ302のすべてのサブフィクスチャ、そしてフィクスチャ303のサブサブフィクスチャ1〜5を選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]> Fixture 301.1.4 Thru 6 Fixture 302.1. Thru Fixture 303.1. Thru 5

この例では、Fixture 301.1.4 で、サブフィクスチャ・レベルに移っています。フィクスチャ302のトップレベルから再開するには、Fixture 302.1. と入力する必要があります。

Fixture 302 を入力しないと、サブフィクスチャ4〜6の2番目のサブフィクスチャが選択されます。


フィクスチャタイプごとに異なるサブサブフィクスチャを選択
  1. 投げ縄選択の代わりにコマンドを用いて、フィクスチャ302からフィクスチャ303.1までを親フィクスチャを含めて選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]> Fixture 302. Fixture 303 Fixture 303.1

投げ縄選択の代わりにコマンドを用いたフィクスチャ選択
  1. すべてのフィクスチャの最初のサブフィクスチャ・レベルで全サブフィクスチャを選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]> Fixture Thru.Thru

削除構文

すべてのページでエクゼキュータ201を削除するには、以下のように入力します。

User name[Fixture]> Delete Page Thru.201

― または ―

User name[Fixture]> Delete Page Thru Executor 201

2番目の例は、上で最初に述べたルールの追加次項に相当します。Page x.y の代わりに、Executor キーワードでエクゼキュータを指定しています。