フィクスチャの選択
フィクスチャを操作して、アトリビュート(例: Dimmer、Pan、Tilt、Zoom など)値を変更するには、まずそのフィクスチャを選択(select)する必要があります。
フィクスチャを選択するには、以下のいずれかの方法を用います。
グループやプリセットを作成するには、上のリストにあげた最初の3つの方法のいずれかを用います。
ヒント
Fixture Sheet でフィクスチャを選択/解除したときに用いられる文字色については、
システム色 を参照してください。
例
例を再現するには、以下の準備が必要です。
- grandMA3 デモショー・ファイルを開く。ファイルの読み込みについては、ショーファイルの操作 を参照してください。
- Fixture Sheet ウィンドウを開く。
- 以下のフィクスチャタイプをパッチ:
- Ayrton Alienpix - RS Ex 16 Bit
- Quantity: 3
- FID: 301 〜 303
フィクスチャ1〜5を選択するには、卓で以下のハードキーを押すか、Command Section メニュー を用います。
Fixture 1 Thru 5 Please
このコマンドは、コマンドラインで以下のように表示されます。
User name[Fixture]> Fixture 1 Thru 5
フィクスチャ1〜5が選択されます。選択した5台のフィクスチャは、Fixture Sheet ウィンドウに黄文字で表示されます。
1つのコマンドで、選択範囲の一部を解除するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]> Fixture 1 Thru 10 - 6 Thru 8
フィクスチャ1〜5が選択、フィクスチャ6〜8は選択解除、そしてフィクスチャ9と10が選択されます。
異なる構文によって上例と同じフィクスチャを選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]> Fixture 1 Thru 5 + 9 Thru 10
これを2つのコマンドで行うには、以下のようにします。
User name[Fixture]> Fixture 1 Thru 5
User name[Fixture]> Fixture 9 + 10
上例のフィクスチャ9と10の選択には、+ と Thru のいずれを用いてもかまいません。
重要
いくつかのキーは、フィクスチャのサブセレクションをナビゲートするために用いられます。これは、
MAtricks 機能の一部です。これらのキーは、画面上の
Selection Bar からもアクセスできます。これらは、フィクスチャの選択にも利用できます。
フィクスチャの再帰的選択
フィクスチャの中には、複数のサブフィクスチャを持つものがあります。以下の例では、. (ドット)を用いて、フィクスチャとそのサブフィクスチャをさまざまな順序や階層で選択する方法を示しています。
ヒント
サブフィクスチャの詳細については、クイックスタートガイドの
最初のパッチ を参照してください。
フィクスチャ301を選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]> Fixture 301
メインフィクスチャだけが選択されます。
- メイン・フィクスチャの選択構文に . (ドット)を追加すると、すべてのサブフィクスチャを素早く選択できます。
フィクスチャ301とそのすべてのサブフィクスチャを選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]> Fixture 301.
フィクスチャ301〜303のメインフィクスチャとすべてのサブフィクスチャを選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]> Fixture 301 Thru 303.
- . (ドット)は、指定レベル以下のサブフィクスチャを選択します。これによって、例えば AlienPix のピクセルだけを選択することも可能です。
AlienPix のすべてのピクセルを選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]> Fixture 301.1. Thru
AlienPix の特定のピクセルを選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]> Fixture 301.1. Thru 4 + 6
一般的な選択構文
すべてのフィクスチャとサブフィクスチャを選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]> Fixture Thru.
すべてのフィクスチャの親を選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]> Fixture Thru