エンコーダの分解能
正確な操作を行いたいために、エンコーダの分解能を変更したい場合があります。
各アトリビュートに対するデフォルトの分解能は、以下のようにして User Configuration メニューから指定できます。
- Menu を押し、Settings をタップして User Configuration を選ぶと、User Configuration メニューが開きます。
- ウィンドウの左側で Profiles をタップします。
- Edit Encoder Bar をタップしてください。Default User Attribute Preferences メニューが開きます。
以下のようにして、エンコーダ上で直接分解能を変更することも可能です。
- MA を押していると、各エンコーダのチャンネル機能エリアに、可能な分解能が表示されます。
- MA を押しながら Link Resolution をタップし Single または FeatureGroup を選択してから、エンコーダ分解能エリアをタップすると、選択したエンコーダが次の分解能に切り替わります。
- 目的の分解能を選択したら、MA を離してください。
ヒント
・エンコーダの1回転あたりのクリック数は24です。
・アトリビュートを最小値から最大値まで全範囲に渡って変化させるには、エンコーダを5回転させる必要があります。
可能な分解能は以下の通りです。
- Coarse: 表記法に応じて、エンコーダの1クリックで以下のように値が変わります。
- Percent: 1
- PercentFine: 1
- Physical: (最大値 - 最小値)/(24×5)
複数の異なるフィクスチャタイプが選択されている場合は、それらの中で最も小さい物理範囲に基づいて、1クリックの大きさが決まります。これにより、例えば Tilt エンコーダを回したとき、同じ値変化になります。
- Dec8: 255/(24×5)、1クリックが 2.125 に相当。
- Dec16: 65,535/(24×5)、1クリックが 546.125 に相当。
- Dec24: 1,677,216/(24×5)、1クリックが 13,976.8 に相当。
- Hex8: 255(=FF)/(24×5)、1クリックが 2.125 に相当。
- Hex16: 65,535(=FFFF)/(24×5)、1クリックが 546.125 に相当。
- Hex24: 1,677,216(=FFFFFF)/(24×5)、1クリックが 13,976.8 に相当。
- Fine: Coarse の10倍の分解能です。
- Increment: エンコーダの1クリックで、表示されている表記の最下位桁が変わります。
- Native: このモードは Absolute および Relative レイヤにあり、そのパラメータの分解能で可能な最小の値変更に直接アクセスできます。
ヒント
Native モードが選択されていて、例えば Dimmer チャンネルが 8/16/24 ビットベースの場合、エンコーダを1回転させるとDMX出力が常に1桁変化します。
エンコーダバーにあるエンコーダ表示の中央には、現在の分解能を表すシンボルが表示されます。
さらに、エンコーダの内側リングの回転や他のすべてのエンコーダ動作における値変化のファクタを指定できます。詳しくは ユーザ設定 を参照してください。
すべてのファクタは、以下の定義済みリストから選択できます。
定義済みファクタ |
内部的に用いられる係数 |
Div50 |
0.02 |
Div25 |
0.04 |
Div10 |
0.1 |
Div5 |
0.2 |
Div2.55 |
0.39 |
Div2 |
0.5 |
One |
1 |
Mul2 |
2 |
Mul2.55 |
2.55 |
Mul5 |
5 |
Mul10 |
10 |
Mul25 |
25 |
Mul50 |
50 |
Disable |
0 |