リモート入出力

grandMA3 ユーザマニュアル » リモート入出力 Version 2.0

リモート入力の管理は、In & Out メニュー(DC Remotes、MIDI Remotes、DMX Remotes、OSC、および PSN)で行います。

セッションやステーション通信については、Station Control を参照してください。

  • In & Out ウィンドウを開くには、Menu を押し In & Out をタップしてください。
In & Out ウィンドウ

このウィンドウには、DC RemotesMIDI RemotesDMX RemotesOSCPSN、および MVR という6つのタブがあります。

ヒント
Trigger On/Off、In From/To、Out From/To の値では、種々の表記法が用いられます。

 

以下では、DC Remotes、MIDI Remotes、および DMX Remotes タブに共通の手順とポップアップについて説明します。

  1. 新しい要素(例: DC Remote)を追加するには、Insert new DCRemote をタップします。
New DCRemote
  1. リモート入力を有効/無効化するには、Enabled を右クリックするか長押しして、Yes/No を切り替えます。
  1. Target を割り当てるには、Target を右クリックまたは長押ししてください。Assignment Editor ウィンドウが開きます。
Assignment Editor
  1. Target を選択します(例: シーケンス)。選択すると、Editor が閉じます。

  1. フェーダ機能を選択するには、Fader を右クリックまたは長押ししてください。Select Fader ポップアップが開きます。
Select Fader ポップアップ
  1. キー機能を選択するには、Key を右クリックまたは長押ししてください。Select Key ポップアップが開きます。

  • Trigger On / Trigger Off: これらの値は、キー反応の範囲を指定します。例えば Trigger On を75%に設定した場合、入力信号がこの値を超えるとすぐにリモートが反応します。また、Trigger Off を25%に設定した場合、入力信号がこの値を下回るとすぐにリモート反応が停止します。
  • In From / In To: これらの値は、指定されたフェーダに対する入力信号の反応範囲を定義します。
ヒント
DC Remotes と DMX Remotes のしきい値はパーセントで、MIDI Remotes のしきい値は1〜127のMIDIベロシティで指定します。
  1. In From に新しい値を設定するには、In From を右クリックまたは長押してください。電卓が開きます。
電卓 - In From
  1. In To に新しい値を設定するには、In To を右クリックまたは長押ししてください。電卓が開きます。
  • Out From / Out To: これらの値は、入力信号の範囲を再計算して、出力信号の範囲に適合させます。フェーダの範囲は、出力信号の範囲によって決まります。例えばフェーダを100%まで上げたくない場合、Out To 値を90%に制限します。
  • In / Out: テーブルの最後にあるこれらの列には、入力された信号値(In)と、選択したフェーダ機能の結果としての信号値(Out)が表示されます。
ヒント
値の詳細については、Remote キーワード を参照してください。

例1

  • In From/To: 20〜80%
  • Out From/To: 0〜100%
    • 入力信号が10%の場合、フェーダは0%。
    • 入力信号が20%の場合、フェーダは0%。
    • 入力信号が30%の場合、フェーダは17%。
    • 入力信号が50%の場合、フェーダは50%。
    • 入力信号が80%の場合、フェーダは100%。
    • 入力信号が90%の場合、フェーダは100%。

例2

  • In From/To: 20〜80%
  • Out From/To: 10〜90%
    • 入力信号が0%の場合、フェーダは10%。
    • 入力信号が20%の場合、フェーダは10%。
    • 入力信号が30%の場合、フェーダは23%。
    • 入力信号が50%の場合、フェーダは50%。
    • 入力信号が80%の場合、フェーダは90%。
    • 入力信号が100%の場合、フェーダは90%。