ビューの保存と呼び出し

grandMA3 ユーザマニュアル » ウィンドウ、ビュー、およびメニュー » ビューの保存と呼び出し Version 2.0

ウィンドウの配置は ビュー と呼ばれ、View プールに保存できます。プールはウィンドウとして作成できます。

View プール・ウィンドウ

ビューは、ビューボタンエクゼキュータに割り当てることができます。

ビューボタンは、ビューバーにあります。ビューバーは通常、画面の右側に配置されていますが、表示/非表示を切り替えたり、画面の右側や上部に配置したりすることもできます。詳しくは ビューバーとビューボタン を参照してください。

エクゼキュータは、他のオブジェクトを制御するためのハンドルです。シーケンスの制御によく利用されますが、他のオブジェクトも制御できます。例えば、ビューの呼び出しなども可能です。詳しくは Executor キーワード を参照してください。

ビューの保存

ビューは、標準的な Store 構文と View キーワード で保存できます。つまり、キー、画面ボタンとキーの組み合わせ、あるいはコマンドラインを利用できるわけです。

ビューを保存する際には Store View Options が開きます。

ビューに保存する画面の選択

これは、ビューに直接名前を付け、ビューに保存する画面を選択するために用いられます。各画面には、オン/オフ切り替えボタンがあります。最後にタッチした画面が、デフォルトとして選択されます。下部にある All または None ボタンで、すべての画面や画面なしを素早く選択できます。OK をタップして、選択した画面のウィンドウ配置を保存するか、Please を押してオプションを確定してください。

単一画面が選択されている場合、そのビューのスクリーンショットを保存することもできます。これは、スクリーンショット・ボタン()を切り替えることで自動的に作成できます。スクリーンショット機能を有効にすると、自動的に画像が作成され、それがアピアランスに割り当てられ、さらに View プール・オブジェクトに割り当てられます。ラベルは削除されますが、再度追加でき、画像の上に表示されます。上の画面例では、ビュー17にスクリーンショットがあります。

ビューに複数画面の情報が保存されている場合、View プール・オブジェクトには、関連する画面を示すアイコンが、Store View Options ポップアップの画面グリッドと一致するグリッド内に、他の画面よりも明るい色で表示されます。

コマンドラインを利用する場合は、/Screen オプション・キーワード で画面を指定できます。詳しくは Store キーワード および View キーワード を参照してください。

キーによる保存

  1. Store を押します。
  2. MA を押しながら X7 | View を押してください。
    コマンドラインに View キーワード が入ります。
  3. 数字キーでビュー番号を入力します。
  4. Please を押してコマンドを実行します。
  5. ポップアップで目的の画面を選び、Please を押してオプションを確定してください。

ステップ3(ビュー番号の指定)を省略した場合、プールで最初に利用可能なビューに保存されます。

 

キーとタッチ画面による保存

必要条件:

  • いずれかの画面に View プールを表示。

新規ビューの保存は以下のように行います。

  1. Store を押します。
  2. View プールで利用可能なプール・オブジェクトをタップして新しいビューを作成するか、既存のプール・オブジェクトの1つタップして上書きします。
  3. ポップアップで目的の画面を選び、OK をタップしてオプションを確定してください。

キーボードで入力を開始した場合、最後にタッチしたオブジェクト(白枠のオブジェクト)にラベルを付けることができます。プール・オブジェクトのラベル付け で説明されている方法でも可能です。

コマンドラインによる保存

コマンドラインによる保存は簡単です。必要なキーワードは、StoreView の2つです。

例えば、ウィンドウ配置を画面1と2に、"layout" という名前を付け、ビュー15として保存します。

User name[Fixture]>Store View 15 "layout" /Screen "1,2"

詳しくは View キーワード を参照してください。

ビューをビューボタンに直接保存

新規ビューは、ビューボタン に保存できます。View プールにビューを作成すると、直ちにビューボタンに割り当てられます。

  1. Store キーを押します。
  2. ビューボタンをタップします。
  3. ポップアップで目的の画面を選び、OK をタップしてオプションを確定してください。

― または ―

  1. ポップアップが表示されるまで、ビューボタンを長押しします。
  2. ポップアップで目的の画面を選び、OK をタップしてオプションを確定してください。

プールに新規ビューが追加され、ビューボタンに割り当てられます。

プール・オブジェクトのラベル付け で説明されている方法は、ビューボタンにも利用できます。

 

既存のビューをビューボタンに割り当てる

上述の方法は、ビューを新規作成してビューボタンで利用できるようにするためのものですが、既存のビューをビューボタンに割り当てることもできます。

この場合も、以下のように、キー、キーと画面、コマンドラインによる3通りの方法があります。

キーによるビューの割り当て

  1. Assign キーを押します。
  2. MA を押しながら X7 | View を1回押します。
  3. 数字キーでビュー番号を入力します。
  4. At キーを押します。
  5. MA を押しながら X7 | View を2回押します(ViewButton キーワード)。
  6. 数字キーでビューボタン番号を入力します。
  7. Please キーを押し、コマンドを実行してください。

例:

画面1のビューボタン7にビュー4を割り当てるには、以下のようにキーを押します。

Assign MA + X7 | View 4 At MA + X7 | View MA + X7 | View 1 . 7 Please

コマンドは以下のようになります。

User name[Fixture]>Assign View 4 At ViewButton 1.7

キーと画面によるビューの割り当て

必要条件:

  • いずれかの画面に View プールとビューボタンが表示されている。

以下のようにして割り当てます。

  1. Assign キーを押します。
  2. View プールで目的のビューをタップします。
  3. 目的のビューボタンをタップしてください。

コマンドラインによるビューの割り当て

このコマンドに必要なキーワードは、AssignView、および ViewButton です。

Assign View ["ビュー名" または ビュー番号] At ViewButton ["画面名" または 画面番号].[ビューボタン番号]

 

既存のビューをエクゼキュータに割り当てる

既存のビューをエクゼキュータに割り当てることができます。

この場合も、キー、キーと画面、コマンドラインによる3通りの方法があります。

キーによるビューの割り当て

キーとコマンドラインによってオブジェクトを特定ページのエクゼキュータに割り当てる場合、Page キーワード でオブジェクトをページの子に割り当てる必要があります。エクゼキュータはページの子です。

オブジェクトをアクティブ・ページのエクゼキュータに割り当てたい場合は、Executor キーワード で行えます。

  1. Assign キーを押します。
  2. MA を押しながら X7 | View を1回押します。
  3. 数字キーでビュー番号を入力します。
  4. At キーを押します。
  5. MA を押しながら X16 | Exec を1回押します。
  6. 数字キーでエクゼキュータ番号(アクティブ・ページのエクゼキュータ)を入力します。
  7. Please キーを押し、コマンドを実行してください。

例:

ビュー9をエクゼキュータ・ページ3のエクゼキュータ X1 (291)に割り当てるには、以下のようにキーを押します。

Assign MA + X7 | View 9 At MA + X15 | Page 3 . 2 9 1 Please

コマンドは以下のようになります。

User name[Fixture]>Assign View 9 At Page 3.291

キーと画面によるビューの割り当て

必要条件:

  • 画面に表示した View プールとエクゼキュータへのアクセス。

以下のようにしてビューを割り当てます。

  1. Assign キーを押します。
  2. View プールで目的のビューをタップします。
  3. 目的のエクゼキュータをタップしてください。

コマンドラインによるビューの割り当て

このコマンドに必要なキーワードは、AssignView、および Page または Executor です。

Assign View ["ビュー名" または ビュー番号] At Executor ["エクゼキュータ名" またはr エクゼキュータ番号]

Assign View ["ビュー名" または ビュー番号] At Page ["ページ名" または ページ番号].[エクゼキュータ番号]

ビューの呼び出し

保存されているビューを読み込むには、それを呼び出します。

ビューがデスティネーション(ビューを呼び出す画面)を指定せずに呼び出された場合、デフォルトでは、ビューが保存された画面で開きます。デスティネーションは、/Screen オプションで指定できます。詳しくは View キーワード を参照してください。ビューが2つ以上の画面に保存されている場合、それらは常に保存されている画面に呼び出されます。

ビューがビューボタンに割り当てられている場合、ビューボタンを押すと、それと同じ画面にビューが呼び出されます。

プール内のビューをタップすると、その View プールと同じ画面のビューが呼び出されます。

エクゼキュータを押してビューを呼び出すと、上で述べたデフォルトの動作が適用されます。

デスティネーションを指定せずにコマンドラインからビューを呼び出すと、コマンドラインがフォーカスされている画面に呼び出されます(コマンドラインは複数の画面に表示される場合があります)。コマンドラインでデスティネーションを指定すると、デフォルトの動作が上書きされます。

(Call) View ["ビュー名" または ビュー番号]

(Call) View ["ビュー名" または ビュー番号] /Screen "[画面番号]"

ビューの更新

既存のビューは、上書き保存するだけで更新されます。これは、上で述べた方法によって、View プールまたはビューボタンで直接行えます。

ビュー・オブジェクトの編集

ビューを編集すると、View Editor が開きます。

このエディタには、各ウィンドウを行として、それらのさまざまな設定を列とするテーブルが表示されます。ウィンドウ・オブジェクト(ViewWidget)は、白い矢印をタップして展開できます。これによって、ウィンドウのすべての設定が表示されます。

エディタの上部には、上の画面例のように、いくつかの設定が表示されます。Name、Scribble、Appearance、Note、および Lock などの標準的な設定の他に、ビューに固有の設定も3つあります。ScreenContentMask は、ビューに保存されている画面を数字で表しています。これをタップすると、Edit Screen Content Mask ポップアップが開きます。

これは、Store View Options ポップアップの画面グリッドに似ています。

RequestedW および RequstedH 設定は、このビューの画面サイズを指定します。

一覧でウィンドウを選択し、下部バーにある Edit をタップすると、そのウィンドウ設定が開きます。