シーケンスに対していくつかの変更を加えてみましょう。
キュー2が完了したときに、キュー3が自動的に動作するように変更したいと思います。
Sequence Executor シートを見てください。各キューは、それ自身の行を有しています。また、列は、キューが持つ種々のプロパティです。これらは、キューの 内容(Content) ではなく、キューのプロパティです。
Trig 列は、キューがどのようにトリガーされるかを決めるものです。キュー番号3についての設定を変更する必要があります。そのために、シートで "Trig" 列が "Go" となっているセルをマウスで右クリック(あるいは、Edit を押してからセルをクリック)してください。
Go、Time、Follow、Sound、BPM、Timecode という選択肢を持つ小さなポップアップが開きますので、Follow をクリックまたはタップしてください。
これで、キュー2が完了したときに、キュー3へのフェードが自動的にアクティブになります。
キューの名前を変更しましょう。やり方は分かるでしょうから、以下の表に従って変更してみてください。
Cue Number: | Name: |
---|---|
1 | Behind Curtain |
2 | With Curtain Up |
3 | Build |
4 | Darker |
5 | Cold |
6 | B.O. |
もし必要なら、Sequence Executor シートで名前の全体が見えるように、"Name" のカラム幅をひろげてください。
さて、ここで照明デザイナーが考えを変えたとしましょう。彼は、キュー3の "LX 1 Warm" というグループをもう5%上げたいと思っています。
Goto 3 Time 0 Please と押してください。
これで、キューが呼び出され、エクゼキュータがアクティブになります。また、Sequence Executor シートのキュー3に黄色い枠が表示されます。キュー3へ移るには、"Goto 3 Please" とするだけでよいのですが、ここでは "Time 0" を付け加えています。これは、キューに保存されているフェードタイムを無視して、キューがフェードインしないですぐ上がるようにするためです。保存されているフェードタイムは変更されません。
さらに Group 2 At + 5 Please と続けてください。
すると 'Update' ボタンが点灯します。これは、アクティブなキューを更新できることを意味しています。Update を押し、そして何も心配せずに U3 キー(または Tracking Update と表示されているところ)を押してください。するとボタンの表示が "Update Cue Only" に変わります。キューを更新するために、X6 key (または Update Cue と表示されているところ)を押してください。
キューから抜けてシーケンスを非アクティブにするには、エクゼキュータ・フェーダ1 の一番上にあるボタンを押してください。onPC の場合は、Executor ビューを開き、エクゼキュータ1の上の "Off" というところをタップします。
キュー一覧で、いくつかのタイムを変更してみましょう。以下の表が、変更すべきタイムです。
Fade | Out Fade | Delay | Out Delay |
---|---|---|---|
0 | |||
15 | 3 | ||
20 | 25 | ||
10 | |||
15 | 10 | 5 | |
0 |
Sequence Executor シートを見てください。セルを右クリックすると "電卓" ポップアップが開きますので、卓のボタンやキーボードによって新しい値を入力してください。
セルが空欄の場合、タイムはゼロとなります。また "OutFade" が空欄の場合、実際には (In)Fade と同じになります。
(In) Fade と Out Fade が同じ場合、Out Fade を設定する必要はありません。両者が異なる場合にのみ設定してください。これは、(In) Delay と Out Delay においても同様です。
最終的には以下のようになるでしょう。
種々のタイムに対して各チャンネルがどのように振る舞うかを確認するために、大きな 'Go+' ボタンを押してみてください。opPC では、"Masters Section" の右側にあります。
Backup Backup と押してください(マウスの場合はダブルクリック)。これが、素早くショーを(同じ名前で)保存するための方法です。
次のページ では、ムービングライトの追加について見ていきます。