リリースノート 1.1

 

バグフィックス Version 1.1.4.2

変更点

  • キュー・タイミングの最大許容タイムが、14日になりました。

修正されたバグ

コマンドラインとマクロ

説明
キューパートの作成を取り消すと卓がクラッシュする不具合を修正。
ユーザプロファイルをインポート/エクスポートした場合、保存されたビューでプールのスクロール位置が復元されなかったのを修正。
タイムコード・ショーでタイム範囲の作成を取り消せなかったのを修正。
Timecode Settings メニューを開こうとしても開かない場合があったのを修正。
UIのフォントを削除できてしまっていたのを修正。
アトリビュート・エンコーダを回し、同時に Program Time が有効だった場合、アトリビュートが Program Time によってフェードしていたのを修正。
レイアウト要素を変更する際に、レイアウト・エンコーダバーがサブセレクションを考慮していなかったのを修正。Next および Prev を用いてフィクスチャ選択していくと、エンコーダを回した際に、サブ選択されたフィクスチャだけが変更されます。
すでに実行されたキーボード・ショートカットが、コマンドラインに戻ってしまうことがあったのを修正。

接続

説明
Compact または Compact XT 卓の内部ウィングが、再起動時に正しく初期化されず、システムに接続されない場合があったのを修正。
Network メニューで自身の卓を選択して Join をタップすると、卓がフリーズする不具合を修正。
ステーションでネットワークが有効になっていないと、タイムコード・ジェネレータが動作しなかったのを修正。スタンドアロン・モードでもタイムコード・ジェネレータが動作するようになりました。
Art-Net 入力のタイムコード・スロットを切り替えたとき、新旧両方のスロットにタイムコード信号が送られていたのを修正。切り替えた新しいスロットでのみ、タイムが走行します。
ネットワーク・セッションで実際には発生していない NACK メッセージが、System Monitor に表示されていたのを修正。
grandMA3 ステーションがワールドサーバに接続できなかったのを修正。

プレイバック

説明
v1.0 のショーファイルを読み込むと、すべてのトラッキング値が常に表示されなかったのを修正。v1.1.4.2 で v1.0 のショーを初めて読み込んだ場合、トラッキング値が正しく復元されるようになりました。

ウィンドウ

説明
展開された Fixture Sheet で何回かスクロールすると、間違ったフィクスチャに単独のアトリビュートが表示されてしまうことがあったのを修正。
Clock ウィンドウで内部クロックを表示している場合、Clock Source ボタンに "Sytem Clock" と表示されていたのを "System Clock" に修正。
Layout Settings で Lock Position を有効にしても、スクロールバーが無効にならなかったのを修正。
レイアウトの表示キャンバス領域をスケーリングしたり移動したりしても、セッション内の他のステーションに変更が送信されなかったのを修正。
レイアウト・エンコーダのラベルに Position/Rotation と表示されていたのを修正。 今のところ、レイアウト要素は配置のみ可能で回転はできないため、ラベルを Position に変更しました。

 

grandMA3 Version 1.1.3.2

概要

grandMA3 version 1.1.3.2 の最新リリースでは、照明エクスペリエンスを豊かにするいくつかの機能強化が行われています。以下の簡単な説明を読み、詳しくは関連リンクを参照してください。


Network Software Update

このリリースでの新機能

制限
Network Software Update 機能による更新は、grandMA3 ソフトウェア v1.0.0.0.3 以降で動作しているデバイスでのみ可能です。

Network Software Update は、Menu - Settings - Software Update にあります。

onPC ステーションを更新するために、インストーラは、パッケージ内容を説明するXMLファイルを必要とします。したがって、zipファイルには両方のファイルがバンドルされています。

制限
Mac システムは、インストーラを受信して起動します。ただし、新しいソフトウェア・バージョンをインストールするには、ユーザ・パスワードを入力する必要があります。 インストールが終わったら、grandMA3 onPC アプリケーションを起動してください。

grandMA3 ハードウェア(卓、RPU、processing unit、xPort Node)、grandMA3 onPC Windows、および grandMA3 onPC macOS 用に個別のパッケージがあります。
これらのパッケージは、すべてのタイプのステーションに送信できます。これによって、送信元システムがそのファイル自体をインストールできなくても、後で対象ステーションを正しいパッケージで更新できます。例えば、すべてのパッケージを grandMA3 onPC Windows に送信すると、この onPC ステーションから、grandMA3 ソフトウェアを実行している他のすべてのデバイスを後で更新できます。

更新ファイルをUSBドライブにコピーし、1つの grandMA3 ステーションから他のステーションを更新できるようにします。

  • grandma3_stick_vx.y.z.a.zip: zipファイルを展開し、すべてのフォルダ(ma と EFI を内容ごと)とすべてのファイル(update.scr)をUSBドライブにコピーしてください。詳しくは grandMA3 卓の更新 を参照してください。
  • grandma3_onPC_win_vx.y.z.a.zip: zipファイルを展開すると ma というフォルダが作成されます。これをUSBドライブのルートにコピーしてください。
  • grandMA3_onPC_mac_vx.y.z.a.zip: zipファイルを展開すると ma というフォルダが作成されます。これをUSBドライブのルートにコピーしてください。

このUSBドライブを onPC コンピュータまたは卓に接続し、Choose update file をタップして表示されるポップアップでUSBドライブを選びます。そして、対応するxmlファイルをポップアップで選択し、ソフトウェア・バージョンとホスト・システムを選んでください。
ファイルをステーションのハードドライブにコピーするには、Import selected update をタップします。onPC ステーションでは、Windows ステーションの C:\ProgramData\MALightingTechnology\installation_packages、または ~/MALightingTechnology/installation_packages にファイルがコピーされます。

更新ファイルを選択すると、Software Update メニューのステーション一覧で、更新対象を選択できます。Update devices をタップしてください。
ファイルが送り先に送信されます。すべてのファイルを受信したステーションは、更新をインストールするために再起動します。
Software Update メニューのタイトルバーで Filter を選択すると、種々のステーションの表示/非表示を切り替えられます。

  • All: ネットワーク内のすべてのステーションを表示。
  • My Session: 現在のセッションに参加しているすべてのステーションを表示。
  • Not My Session: 現在のセッションに参加していないすべてのデバイスを表示。
  • Wrong Version: 作業中のステーションとバージョンが異なるすべてのステーションを表示。
ヒント
一部のZIPアプリケーションでは、ma\grandMA3_onPC_v.x.y.z.a.zip のような名前のファイルが適切に解釈されず、ファイルが正しく展開されないことがあります。その場合は、別のZIPソフトを使用してください。

Park

このリリースでの新機能

フィクスチャをパークすると、そのDMXチャンネルの値が誤って変更されるのを防げます。

フィクスチャ1のすべてのアトリビュートをパークします。

User name[Fixture]> Park Fixture 1

現在のセレクションをパークします。

User name[Fixture]> Park

Park キーワードをコマンドラインに入力してから、Fixture Sheet でセルをタップすることで、特定のアトリビュートをパークすることも可能です。

フィクスチャやアトリビュートをアンパークするには、Park の場合と同様にして、Unpark キーワードを用います。

Park キーワードをコマンドラインに入力するには、Pause キーを2回押します。
Unpark キーワードをコマンドラインに入力するには、Go+ キーを2回押します。

重要
フィクスチャやアトリビュートをパークすると、対応するDMXチャンネルがパークされます。

特定の値でフィクスチャをパークすることもできます。

User name[Fixture]> Park Fixture 1 At 50
ヒント
Park Fixture At コマンドは、フィクスチャのすべてのDMXチャンネルを指定した値にパークします。

特定のフィーチャグループまたはアトリビュートに対するDMXチャンネルだけをパークしたい場合は、FeatureGroup/Attribute を If キーワードによって追加指定します。

User name[Fixture]> Park Fixture 1 At 50 If FeatureGroup 1

DMXユニバースをパークすることもできます。

User name[Fixture]> Park DMXUniverse 2

Park または Unpark キーワードをコマンドラインに入力してから、Universe プール内のユニバースをタップすることで、目的のユニバースを指定することもできます。

最初のユニバースのDMXチャンネル20をパークします。

 User name[Fixture]> Park DMXUniverse 1.20

Park または Unpark キーワードをコマンドラインに入力してから、DMX Sheet でチャンネルをタップすることで、目的のDMXチャンネルを指定することもできます。

ユニバースにパークされているチャンネルがある場合、Universe プールの該当するユニバースには青い P アイコンで表示されます。

パークされているフィクスチャやアトリビュートには、Fixture Sheet で青いマーカが表示されます。


 

レイアウト

このリリースでの改善点

内部キーボードの Ctrl を押しながら、複数の要素を選択できるようになりました。

Layout が Setup モードの場合、セレクションはプログラマでの選択に同期します。
値が変更されていない場合、Setup モードの Layout ウィンドウで新たな選択を行うと、以前のセレクションは破棄されます。これが、プログラマだけで作業している場合における通常の選択との主な違いです。

Layout/Layout ウィンドウでは、以下の2種類のロックが可能です。

  • Lock Position: Layout ウィンドウが特別な状態になり、レイアウト領域の位置がロックされ、表示領域をドラッグできなくなります。ただし、表示領域内で個々のレイアウト要素を移動することは可能です。
    Layout ウィンドウの Lock Position を有効にするには、Layout ウィンドウの左上隅にある MA をタップし、コンテキスト・メニューで Lock Position をタップします。
    Lock Position が有効な場合、タイトルバーにある Fit TypeZoom to Fit がグレーアウトされます。
    同時に開いている他の Layout ウィンドウは、この設定の影響を受けません。
  • Lock Layout: これは Layout プール要素ごとに設定され、そのレイアウト自体をロックします。このロックによって、そのプール要素のレイアウトを編集できなくなります。ただし、レイアウトの表示領域を移動させたり、フィクスチャを選択したりすることは可能です。
    レイアウトがロックされると、タイトルバーにある Mode がグレーアウトされます。
    レイアウトがロックするには、以下のようにいくつかの方法があります。
  • User name[Fixture]> Lock Layout x
  • Layout ウィンドウのタイトルバーにある Layout 長押し/右クリックし、Layout Editor のタイトルバーで錠アイコンをタップします。

Setup モードの Layout ウィンドウのエンコーダバーでは、3D ウィンドウと同じ Arrangement ツールを利用します。

ヒント
Arrangement ツールの Line モードでは、原点を中心にレイアウト要素を配置し、一方、Grid と Circle モードでは、現セレクションの中心の周りにレイアウト要素を配置します。
制限
v1.0 のショーファイルを読み込むと、割り当てられたデフォルト・アクションとレイアウト要素のアクションが、工場出荷時のデフォルトにリセットされます。
制限
レイアウト要素の最大総数は、10,000に設定されています。
重要
レイアウトで、同じフィクスチャを複数回割り当てることはできなくなりました。これを行おうとすると、警告メッセージが出て、このフィクスチャ操作は取り消されます。

Cue Only

このリリースでの新機能

Cue Only は、キューに対する Store Options です。Cue Only でキューに保存すると、次のキューまたはキューパートでトラッキング値がブロックされ、以前のステージの見た目が保持されます。実際のプログラマ値は、対象キューまたはキューパートだけに保存されます。

Cue Only は、以下のいずれかの方法で利用できます。

  • コマンドライン・オプションとして /CueOnly または /CO を指定。
User name[Fixture]> Store Cue 5 /CueOnly

これによって、実際のプログラマ内容は、選択されたシーケンスのキュー5に Cue Only で保存されます。

  • Store を2秒以上長押しして Store Options を開き、CueOnly をタップしてオンにします。
  • Store Cuep ポップアップを利用。既存のキューに保存する場合、Store Cue ポップアップが表示され、現在の保存操作に対して、Overwrite、Merge、Remove、Release または Cancel のいずれかを選ぶように求められます。ポップアップ内で、Cue Only を有効にして保存するかどうかを決めることも可能です。このポップアップは、目的のキューがシーケンスの最後のものでない場合にのみ表示されます。

Cue Only で保存する際に、Cue Only で作成されたブロック値に対して新しいキューパートを作成する必要がある場合、そのキューパートには Cue Only という名前が付けられます。
Cue Only で保存する場合、grandMA3 ソフトウェアは、以下の3つのルールに基づいて、どのキューパートで元の値をブロックするかを決めます。

  1. 静的な値に対するデフォルトのキューパートは、キューパート0です。
  2. 次キューに、元の値が由来するキューパートと同名のパートがすでにある場合、ブロックされた値がこのパートで使われます。
  3. キューに同じフィーチャグループのアトリビュートがすでにある場合、以前の値はこのキューでブロックされます。

フェイザー値に対して当てはまるルールが無い場合、以前の値がブロックされる新しいキューパートが作られます。


Tracking Distance

このリリースでの新機能

キューパートの新しいオプション Tracking Distance (TD) によって、以前のトラッキング値に動的に戻れます。

Tracking Distance には、キューの相対的な正のオフセットまたは絶対的な特定キューを設定できます。

例1:

  Fixture 1
Dim
TD
Cue 1 100%
Cue 2 100%
Cue 3 50% Δ+2
Cue 4 50%
Cue 5 50%
Cue 6 100%
Cue 7 100%
Cue 8 100%

この例では、キュー1の100%とキュー3の50%が、保存されている(ブロック)値です。他のすべての値は、トラッキング値です。Tracking Distance を Δ+2 に設定すると、50%は現在のキュー番号+2までの後続キューすべてをトラッキングします。キュー1の値は、キュー6で戻ります。
Tracking Distance を Δ+2.4 に設定すると、キュー5.4までトラッキングします。

例2:

  Fixture 1
Dim
TD
Cue 1 100%
Cue 2 100%
Cue 3 50% 7
Cue 4 50%
Cue 5 50%
Cue 6 50%
Cue 7 50%
Cue 8 100%

この例では、キュー1の100%とキュー3の50%が、保存されている(ブロック)値です。他のすべての値は、トラッキング値です。Tracking Distance を 7 に設定すると、50%はキュー3からキュー7までトラッキングします。キュー1の値は、キュー8で戻ります。

後でキュー1の値を変更した場合、その変更は Tracking Distance を持つキューに続くキューでのトラッキングに影響します。

キューの Tracking Distance は、キューの保存値にのみ適用されます。
キュー範囲を、Tracking Distance を用いて既存の Tracking Distance 内に埋め込んだり重ねたりすることもできます。

Track Sheet モードの Sequence Sheet では、Tracking Distance 内でそのトラッキング値が表示され、その範囲が終わると、元のトラッキング値に戻ります。範囲内で影響を受ける値セルの横には、白い縦線が表示されます。また、Tracking Distance の終わりは、下境界の左部分を覆う白い横線で示されます。


UIスケーリング

このリリースでの新機能

高DPIモニタのUIスケーリングは、Configure Display からアクセスできます。

Scale 値は、Menu - Display - Configure Display にあります。

ヒント
Add Window ポップアップのタイトルバーにある Configure を押すことによっても、Configure Display が開き Scale を設定できます。

 

 Shortcuts

このリリースでの新機能

キーボード・ショートカット:

キーボード・ショートカットが実装されました。これによって、卓や onPC での迅速な操作が可能になります。
キーボード・ショートカットを有効にするには、F10 を押すか、コマンドライン右端にある ShCuts をタップしてください。

キーボード・ショートカットは、ユーザプロファイルの一部です。これにより、すべてのユーザ/ユーザプロファイルが、ショーファイル内で独自のショートカット定義を用いることが可能になります。
現在のユーザに対するショートカット定義を変更するには、Menu - Preferences and Timing - Edit Keyboard Shortcuts とタップするか、コマンドラインの右端にある ShCuts を右クリックまたは長押ししてください。

Edit Keyboard Shortcut ポップアップでは、各キーコード/エクゼキュータに対してショートカットを指定できます。
すでに使用中のショートカットを入力すると、警告のポップアップが表示されます。
Enter もショートカットとして利用できるため、Edit Keyboard Shortcut ポップアップを Enter で閉じることはできません。

  • ショートカットを確定するには、Ok をタップします。
  • ショートカットをクリアするには、None をタップします。
  • 編集をキャンセルするには、X をタップします。
ヒント 
Shift キーは、常に MA キーにバインドされています。

ショートカットを有効にすると、Playback および Command Controls オーバーレイで、各ボタンのショートカットがボタンラベルの下に小さなフォントで表示されます。

ショートカットが有効になると、コマンドラインの右端にある ShCuts が黄色になります。ショートカットが関係しないオーバーレイやポップアップでは、ショートカットが一時的にオフになり(ShCuts が赤に変化)、その後自動的に復帰します。

Playback および Command Controls オーバーレイで表示されるショートカット色と、一時的オフの色は、カラーテーマで設定できます(KeyboardShortcuts - ButtonSubtitle/TemporallySwitchedOff)。

KeyboardShortcut という新しいキーワードがあります。このキーワードを用いて、キーボード・ショートカットを編集したり一覧表示したりできます。キーボード・ショートカットを変更するには、Set キーワードを使用します。

以下のショートカットは、すべてのオペレーティングシステムにおいて、いくつかの方法で利用できます。

卓のロック:

  • キーボード
    • F9
    • Pause
  • キー
    • MA + MA + Pause
  • ボタン
    • Lock

キーボード・ショートカットのオン/オフ切り替え:

  • キーボード
    • F10
  • ボタン
    • ShCuts

スクリーンショットを撮る:

  • キーボード
    • F11
    • Print

カラーテーマをデフォルトに戻す(見にくい配色を設定してしまった場合など):

  • キー
    • MA + MA + Clear

 

3D

このリリースでの新機能

3D ウィンドウでは、個々のフィクスチャを非表示にできます。Patch および Live Patch には "3D Visible" という列項目があります。これが "Yes" (デフォルト)に設定されていると、そのフィクスチャが 3D ウィンドウに表示されます。

3D ウィンドウでは、投げ縄選択からフィクスチャを除外できます。Patch および Live Patch には "3D Selectable" という列項目があります。これが "Yes" (デフォルト)に設定されていると、投げ縄選択を用いて 3D ウィンドウでそのフィクスチャを選択できます。


Output Configuration

このリリースでの改善点

Output Configuration に表示モードを追加。タイトルバーの Columns ボタンで以下のいずれかを選択できます。

  • Condensed (デフォルト)
    • XLRポートの簡略表示、および SMPTE Mode、SMPTE TC、Midi TC、Analog Start などの重要プロパティを表示。
  • XLR Only
    • XLRポートだけを表示。
  • Full
    • Output Configuration のすべてのデータを表示。

Name、Type、IP などの必須情報は、3つのモードすべてで表示されます。

Output Configuration には、そのデバイスが持っている物理XLRポートだけが表示されます。今のところ、Condensed または XLR Only モードで変更できるのは、XLRポートのユニバースだけです。Mode や Merge の設定を変更するには、Full モードにしてください。

Universe プールのオブジェクトにも、Output Configuration および DMX Protocols の色が表示されるようになりました。

  • ユニバースでXLRコネクタが使用されている場合、Universe プールのオブジェクトには、5ピンXLRのシンボルが表示されます。シンボルの色は以下のいずれかになります。
    • 出力として用いられているすべてのXLR: 暗緑
    • RDM出力として用いられているすべてのXLR: 淡緑
    • 入力として用いられているすべてのXLR: オレンジ
    • 出力とRDM出力/入力との混合: シアン
  • 入力が DMX Protocols によって作成された場合、Universe プール・オブジェクト上で、対応するDMXプロトコルが入力の色で点滅します。
  • DMXプロトコルによる出力は、Universe プール・オブジェクトごとに、Art-Net は A で、sACN は S で表示されます。IdleMaster または GlobalMaster のステーションでは、DMXパケットが送出されると、文字が緑色で強調表示されます。

XLR Mode が Out の場合、30HzのリフレッシュレートでDMXパケットを送出します。XLR Mode が RDM でも変わりません。DMX値が変更されると、直ちに送出されます。DMX値に変化が無い場合、リフレッシュ・パケットは2.1Hzのレートで送出されます。
新規ショーを開始した場合、XLR Mode はデフォルトで Out になります。RDM モードで2.1Hzの低リフレッシュレートに対応していないフィクスチャがあるかもしれません。その場合、XLR Mode を Out に切り替えることをお勧めします。


Webリモート

このリリースでの改善点

Webリモートの設定は、Menu - Network - Web Remote で行えます。

Webリモートのオン/オフを切り替えるには、Web Remote をタップします。
最大送信解像度を切り替えるには、Resolution Limit をタップします。以下の選択肢があります。

  • 480p
  • 720p
  • 1080p
  • Unlimited

解像度が小さいほどデータ転送速度が速くなります。

可能な最大接続数は、Connection Limit で変更できます。

卓では最大で2接続まで、onPC ステーションでは5接続まで可能です。

Web Remote メニューのメインパートには、この grandMA3 ステーションとの接続が確立されているすべてのWebリモート・デバイスが表示されます。
IP 列には接続されているデバイスのIPが、UserAgent 列には、オペレーティングシステム、Webブラウザなどについての詳細情報が表示されます。

ヒント
Web Remote メニューのすべての設定と情報は、1台の grandMA3 卓または grandMA3 onPC に対してのみに指定されています。

 

プリセット

このリリースでの改善点

通常のプリセットプール(All プリセットプールは除く)だけが PresetMode プロパティを持っています。プリセット自体は、PresetMode プロパティを持ちません。
Menu - Patch - Attribute Definitions - Feature Groups の PresetMode が、プリセットプールにリンクされるようになりました。

Merge モードで既存プリセットに存する場合、Store Options で選択された PresetMode が考慮されます。

プリセットに対する IfOutput は、プリセットの Relative 値や統合されたプリセットも処理できます。

通常のフィクスチャを用いて Universal プリセットを保存できるようになりました。フィクスチャを選択し、値を調整したら、Store Options の PresetMode で Universal を選んでください。
あるいは、プリセットプールに対する PresetMode を Universal に設定してください。この場合、Store Options はデフォルトに設定する必要があります。


grandMA3 extension

このリリースでの新機能

grandMA3 extension によって、grandMA3 full-size、grandMA3 light、または grandMA3 RPU の物理エクゼキュータ・ハンドル総数を拡張できます。

grandMA3 extension は、MA-Net に用いられているのと同じネットワークまたはワーク・インターフェースに接続されている必要があります。なお、extension は特定の卓には接続しますが、セッションには接続しません。

制限
extension を接続できるのは、grandMA3 full-size、grandMA3 light または grandMA3 RPU だけです。
extension の最大接続数は、以下のようにデバイスの種類によって異なります。
grandMA3 full-size: extension × 1
grandMA3 light: extensions × 2
grandMA3 RPU: extensions × 3

extension との接続を確立するには、extension のIPアドレスが、卓と同じIP範囲内にある必要があります。extension の IP アドレスは、卓または onPC ステーションからリモートでのみ変更可能です。これを行うには、Menu - Network で Network メニューに移り、extension のエントリーを選択します。IP 列のセルを長押しして、ポップアップで extension の IP 設定を変更してください。

卓と extension 間の接続を確立するには、接続したい卓の Network メニューで extension を選択し、Invite Station をタップしてください。接続が開始されます。
extension がすでに別の卓に接続されている場合、第3の卓に extension を招待することはできません。まず、その時点で extension が接続されている卓で解除してください。Network メニューで卓を選択し、Dismiss Station をタップしてします。その後、別の卓に接続できます。
Network メニューの Remote IP 列には、現在接続されている extension がどの卓に接続されているかが表示されています。

extension が卓に正常に接続されると、デフォルトでは最初のエクゼキュータ・ウィングが表示されます。別のエクゼキュータ・ウィングを表示するには、Menu - Settings - Extension Configuration で Extension Configuration メニューに移り、接続されている extension の WingID を変更してください。
このメニューには、Condensed (デフォルト) と Full という2つのモードがあります。Condensed モードでは、接続状態、IP、および WingID だけが表示されます。Full モードでは、さらに Connected Count と Device Type 列も表示されます。

  • Connection State: extension が卓に接続されているかどうかを Yes/No で表示します。ユーザはこのセルを編集できません。
  • IP: extension のIPアドレスです。ユーザはこの値を編集できません。
  • Wing ID: extension が制御するエクゼキュータ・ウィングのIDです。このプロパティは、ユーザが変更できます。
  • Connected Count: この数値が大きいほど、extension から卓への接続試行頻度が高くなります。ネットワーク環境に問題があると、再接続のために数値が急増する場合があります。ユーザはこの値を編集できません。
  • Device Type: extension のデバイスタイプです。通常は、grandMA3 フェーダモジュール・エンコーダ(MFE)です。このセルも編集できません。

extension の手元灯は、卓の手元灯と一緒に制御されます。
また、extension のカスタム・セクションは、卓のカスタム・セクションから独立していません。


 

その他の機能強化

Soft LTP を有効/無効にした場合、どちらも期待通りに動作するようになりました。

onPC アプリケーションの起動時に読み込まれるショーファイルやプラグインを指定できます。
そのためには、onPC アプリケーションを起動するショートカットに、SHOW または RUNPLUGIN パラメータを追加します。

  • "C:\Program Files\MALightingTechnology\gma3_1.1.4\bin\app_system.exe" HOSTTYPE=onPC SHOW="startshow.show"
  • "C:\Program Files\MALightingTechnology\gma3_1.1.4\bin\app_system.exe" HOSTTYPE=onPC RUNPLUGIN="startplugin.xml"-x
    • x は、起動したいプラグイン内のLUAコンポーネントの番号を表しています。
    • プラグインをサブフォルダに置く場合があるかもしれませんが、プラグインのパスを指定することは推奨されません。

さらに onPC の起動時には、オプション・パラメータとして NOLOAD や CLEANSTART も使用できます。

  • NOLOAD は、前回のショーファイルを読み込まず、空のショーで起動します。その他のデバイスに関する設定は保持されます。
  • CLEANSTART では、デバイス関連の設定をデフォルトに戻し、空のショーファイルで起動します。

MIDI Remotes メニューに、受信メッセージを System Monitor に表示するオプションが追加されました(Show Midi Data in System Monitor)。

例えば、Fixture Sheet、DMX Sheet、Sequence Sheet 、Layout ウィンドウなどにおける投げ縄選択が、コマンドラインと連動するようになりました。コマンドラインにキーワードを入力し、キューやフィクスチャなどの周りをドラッグして投げ縄選択を行うと、選択されたオブジェクトに対してそのコマンドが実行されます。

多数のオブジェクトがある場合のMVRエクスポートを高速化しました。

Grand マスターと Speed マスターは、% ではなく BPM で表示されます。

SelFix は、絶対表記でDMXアドレスを指定するか、DMXシートでDMXチャンネルをタップすることで、フィクスチャを選択します。

DMX Protocols の Interface は、デフォルトで Auto になっていて、デバイスがマスターになるとすぐに、適切なインターフェースが選択されます。最初に、クラスAのIP(2. または 10.)を探します。見つからない場合は、Art-Net に対して、MA-Net に用いられているのと同じインターフェースが選択されます。
これと同じルールは sACN に対しても適用されますが、2.x.y.z 範囲のIPを持つインターフェースの選択は行われません。

 

DMX Protocols で Input Priority に対応するようにしました。入力データに対する優先度を設定するには、DMX Protocols メニューで Input Priority 欄を変更します。これは、データラインごとに個別設定できます。異なる優先度でデータを受け入れる各 grandMA3 ユニバースは、Universe プールや Patch の DMX Universes でユニバースを編集する際に、Merge Mode を "Prio" に設定する必要があります。

Fixture Sheet、Layout、および 3D のタイトルバーに、選択されているワールド(ワールド1は除く)が表示されます。

grandMA3 ステーションのネットワーク内での名前とIPアドレスを、1つのステーションの Network メニューから変更できるようになりました。この機能に対応したソフトウェア・バージョンで動作している卓では、対応するセル(灰色の背景)を編集できます。ステーションが、少なくとも1台の他の grandMA3 デバイスを持つセッション内にある場合、その名前を編集できません。

すべての grandMA3 ハードウェア・ステーション(grandMA3 onPC ソフトウェアを除く)は、SwitchGma2Mode コマンドによって grandMA3 ソフトウェアから Mode2 に切り替えることができます。
ステーションを指定せずにこのコマンドを実行すると、現在のステーションを Mode2 で再起動します。特定のステーションを指定するには、IPまたはデバイスタイプを用いてください。
IPアドレス 192.168.0.4 のデバイスを Mode2 に切り替えるには、以下のように入力します。

User Name[Fixture]> SwitchGma2Mode IP 192.168.0.4

利用可能なすべての xPort Node のうち、2番目のものを Mode2 に切り替えます。

User Name[Fixture]> SwitchGma2Mode Node 2

Backup メニューまたはインポート・ダイアログでファイルを検索する際、検索入力欄で大文字と小文字を区別しないようになりました。

Add Window に All タブが実装されました。現在のデフォルトでは、アルファベット順でソートされます。Filter 入力欄やタイプ別のオン/オフボタンによって、一覧を絞り込むことができます。

レイヤ・ツールバーにある CueID レイヤは、現在のフェイザーが保存されているプレイバックを表示します。

キューのプログレスバー表示は、クロスフェードの種類によって色分けされます。色は、カラーテーマの CrossFade グループで定義されています。

 

ユーザ・メッシュとユーザ・ゴボは、保存時にショーファイルに保存されます。これらは、ネットワーク内の他のセッション・メンバーにも転送されます。ユーザ・ゴボは folder shared\lib_fixture_types\gobos\user フォルダに、ユーザメッシュは shared\lib_fixture_types\meshes\user フォルダにコピーされます。

重要
ショーファイルが保存されると、それに含まれるユーザ・ゴボとメッシュは、これらのフォルダにコピーされます。その際、同名ファイルは上書きされます。
重要
ユーザ・メッシュやゴボを含むMVR/GDTFファイルをエクスポートする場合は、エクスポート前に、ショーファイルをローカルのハードドライブに保存してください。

System Info ウィンドウに、ShowData という項目を追加しました。読み込まれたショーファイル(ショーのデータ)のメモリ消費量が表示されます。上限は10GBです。

新しいコマンド RemoteCommand を実装しました。ネットワーク内の任意の grandMA3 ステーションにコマンドを送信できます。コマンドは、受信ステーション上で、現在のログイン・ユーザによって実行されます。
送信先の grandMA3 デバイスを指定するには、IP キーワードか、対象ステーションの種類に対応するキーワード(例: ConsolePUonPCNode など)を用います。

IPアドレス 192.168.0.4 のステーションに "Store Cue 1" というコマンドを送ります。

User name[Fixture]> RemoteCommand IP 192.168.0.4 "Store Cue 1"

すべての onPC ステーションで、画面2をビュー1に切り替えます。

User name[Fixture]> RemoteCommand onPC * "View 1 /Screen '2' "

グループの Stomp が可能になりました。

ネットワーク・エクスペリエンスの向上。

Sequence Sheet で、トラッキングが解放された行の上部に白い横線を表示するようにしました。

processing unit のユーザ・インターフェースを改善しました。

  • Info ビューの不要な要素を削除しました。
  • Workload ビューに、グラフに加えて、CPUとメモリ使用量の値も表示するようにしました。

macOS の grandMA3 onPC に対してクリーン・スタートを行えるようにしました。grandMA3 onPC アプリケーション実行中に、Alt/Option を押し続けてください。

キューのリナンバー機能を改善: 複数のキューに同じ番号を与えることはできなくなりました。シーケンスの前部分にある既存のキュー番号を設定しようとすると、システムによって抑制されます。シーケンスの後部分で使われているキュー番号を入力すると、既存のキュー番号との衝突がなくなるまで、すべての後続キューがリナンバーされます。

フィクスチャタイプの Channel Function に、新しいプロパティ "Real Acceleration" が追加されました。このプロパティは、既存の "Real Fade" に関連していて、視覚化のために用いられます。これは、静止状態から最大速度まで加速するのに必要なタイムで、単位は秒です。


 

変更点

  • ショーファイル内のデータプール、ユーザプロファイル、ユーザの最大数が128オブジェクトに制限されるようになりました。ユーザがデータを保存できる他のすべてのプールは、9999オブジェクトに制限されるようになりました。grandMA3 v1.0 でこの新しい制限を超えて保存されていたオブジェクトにはアクセスできなくなります。
  • ショーファイル内のOSC設定の最大数が、1024に制限されるようになりました。
  • DMXAddress キーワードを入力するには MA + X8 と、DMXUniverse キーワードを入力するには MA + X8 + X8 と押します。
  • 許可されていないユニバースは、DMX Sheet のタイトル列でのみ、赤文字で表示されるようになりました。
  • Layout Element Defaults を、UserProfiles メニューから Preferences and Timing メニューに移動しました。
  • sACN でマルチキャスト入力が上限に達すると、警告ポップアップが表示されます。上限は20に設定されています。
  • Image プールは、合計で200MBまでに制限されています。画像のインポート中にこの制限を超えると、警告ポップアップが表示されます。
  • Network メニューで、InterfaceMA-Net Interface に改名しました。
  • アイコン付きプール(例: Group プール)では、タイトル・プール・オブジェクトにプール名とアイコンが表示されるようになりました。そのため、MAロゴが小さくなっています。
  • プール・オブジェクトを長押しすると、それが空の場合にのみ保存操作が行われるようになりました。ビューボタンを長押しすると、それが空か、ビュー・オブジェクトが割り当てられている場合、常に保存操作が行われます。
  • Clear を3回押すか、ClearAll を実行すると、コマンド・フィルタもリセットするようにしました。一般的に Clear は、設定されているフィルタには依存しません。
  • Output Configuration の ArtnetIP と SACNIP プロパティを、Art-Net IP と sACN IP に改名しました。
  • Windows で1つの onPC ウィンドウをアクティブにすると、他のすべての onPC ウィンドウが前面に来ます。
  • MyRunningSequence、MyRunningMacro、RunningSequence および RunningMacro キーワードに対するショートカットを揃えるため、以下のように変更しました。
    • MyRunning = MyRunningSequence
    • MyRunningM = MyRunningMacro
    • Running = RunningSequence
    • RunningM = RunningMacro
  • grandMA3 onPC は、ローカル・ループバック・アダプタをネットワーク・インターフェース一覧の最初に置き、仮想インターフェースは提供しなくなりました。
  • レイアウト要素の PositionX と PositionY プロパティを PosX と PosY に改名しました。

 

修正されたバグ

3D

説明
一部の AMD Radeon グラフィックボードを搭載した Windows 上で動作している onPC の 3D ウィンドウで、ゴボの回転が正しく表示されなかったのを修正。
マウスホイールによって 3D ウィンドウをズームインした際に、ラベル位置が更新されなかったのを修正。
Arrangement ツールの "Circle" を用いている場合、デフォルト以外の Angle Range と Radius Delta 設定で、円の中心位置がずれることがあったのを修正。
親フィクスチャの Position や Rotation を変更したとき、その子がリアルタイムで更新されなかったのを修正。
Circle の Arrangement ツールで、Rotate to Circle Center によって個々のフィクスチャが正しく回転しなかったのを修正。さらに、何度かタップすると、他の可能な回転の組み合わせに切り替わっていきます。
 

コマンドラインとマクロ

説明
ビューで何かを変更してから再度呼び出しても、そのビューが呼び出されなかったのを修正。
コマンドラインに Edit を入力してから Playback Controls オーバーレイを閉じると、コマンドラインがコマンドが削除されてしまうのを修正。
新しいユーザでログイン中に間違ったパスワードを入力すると、卓がフリーズする場合があったのを修正。
シーケンスの参照を一覧表示すると、間違ったプリセット番号が表示されていたのを修正。参照と依存関係が正しく表示されるようになりました。
LUA で PopupInput 関数を呼び出すと卓がクラッシュする場合があったのを修正。
タイムコード・イベントの作成を取り消したとき、該当するイベントではない別のイベントが削除されてしまう場合があったのを修正。
ロックされているグループを削除できてしまっていたのを修正。
定義済みフェイザーを空の新規ショーファイルにインポートすると卓がクラッシュする不具合を修正。
セレクションをクリアしても、レイアウト内の全要素のセレクションがクリアされなかったのを修正。Clear または ClearSelection を実行すると、レイアウトの全要素の選択が解除されます。
レイアウト・エンコーダバーのエンコーダを回して要素のサイズを変更する際に、増減の方向が揃っていなかったのを修正。
Layout Element Defaults で BorderSize を変更しても、新しいレイアウト要素に適用されなかったのを修正。
コマンドラインに Off が入力されているときに Sequence プールで空のシーケンスをタップすると、選択したシーケンスがオフになってしまうのを修正。コマンドラインに機能キーワードがある状態で空のシーケンスをタップしても、選択されているシーケンスに対してそのキーワードは実行されません。
内部タイムコード・ジェネレータ動作中にショーファイルを保存すると、次回そのショーファイルを読み込んだ際にタイムコード生成が継続していたのを修正。
Plugin Editor を開いたままLUAコンポーネントを複数回編集できなかったのを修正。
v1.0 のショーファイルのレイアウトで、レイアウト要素が表示されず、間違ったレイヤが設定されていたのを修正。レイアウトが v1.0 から v1.1 に正しく変換されるようになりました。
キューに Release 値を保存できなかったのを修正。
Unblock コマンドが正しく動作しなかったのを修正。
コピー適用時にプリセット参照が正しく更新されなかったのを修正。
エンコーダバーからフィーチャグループを削除できてしまっていたのを修正。
アトリビュートの電卓でグルーピング・フィクスチャに対して値を入力しても、そのメンバーに値が送られなかったのを修正。
セッションでタイムコード・ジェネレータが動作しなかったのを修正。
マスターで制限されていたグループを削除すると、そのフィクスチャが制限されたままになるのを修正。マスターを削除すると、関係するフィクスチャの制限が常にリセットされます。
選択されているDMXプロトコルのインターフェースをコマンドラインから変更しようとしたとき、初回はうまくいかなかったのを修正。
コマンドラインからいくつかのステーションをシャットダウンや再起動しようとした場合、送信先に実行ステーション自体が含まれていると、そこでコマンドが実行されなかったのを修正。コマンドは、送信したステーションでも実行されます。
グループ、プリセット、またはキューからセレクションを削除できなかったのを修正。
名前の無いUSBドライブが空のラベルで表示されてたのを修正。それらは代替名で一覧表示されます。
エクゼキュータ・ボタンに機能として割り当てられた SelFix が動作しなかったのを修正。
Fixture At Fixture で、Relative 値が無視されていたのを修正。Fixture At Fixture とクローン化は、Relative 値でも動作します。
新規ショーで At Full を実行すると卓がクラッシュする不具合を修正。
セッションでデータプールを保存すると卓がクラッシュする場合があったのを修正。
ビューボタンで Store /merge を行っても、Store View ポップアップが開かなかったのを修正。
Update Please で、選択されているシーケンスが更新されていなかったのを修正。
オブジェクトに名前を付けるために入力を開始したとき、セッションで最初の文字が受け入れられなかったのを修正。
ユーザプロファイルのコピーやインポートで、ユーザ定義ビューがデフォルトのビューで置換されていたのを修正。View プールの最初のスロットで作成されたビューは、デフォルトのビューで上書きされなくなりました。
カスタムのユーザプロファイルでキューを保存すると、Cuepart Zero という名前が付けられていたのを修正。キューには常に適切な名前が付けられます。
長さ制限の31文字を超えたファイル名を入力しても、それを通知するポップアップが表示されなかったのを修正。
セッション内でデータプールを移動すると卓とクラッシュする不具合を修正。
ユーザプロファイルをコピーしたとき、選択されているページがコピーされなかったのを集成。
Store Sequence x Cue y Part 0 が動作しなかったのを修正。特定のキューパートに保存すると、正しいキューパートが作られ、そこにデータが保存されます。
値の Readout が Physical に設定されている場合、Gobo アトリビュートの電卓でゴボを選択すると、正しい値が設定されなかったのを修正。Readout の設定にかかわらず、チャンネルセットは正しい値を呼び出します。
ゴボ・エンコーダと Fixture Sheet 上のゴボ・サムネイルで、ギャップが無いのにスロット間にギャップが表示されていたのを修正。値範囲がゴボ・スロットで十分に定義されている場合、サムネイルはギャップなしに表示されます。
オフセットを指定してタイムコード・ショーを再生しても、そのオフセットが考慮されていなかったのを修正。
空の Macro プール・オブジェクトにマクロをインポートする際に、上書き/挿入/キャンセルの確認ポップアップが表示されていたのを修正。
セッションで作業している場合、あるアトリビュートを制御すると別のアトリビュート値が変更されてしまうことがあったのを修正。

接続

説明
OSCでシーケンスに対するコマンドを受信したとき、すべてのコマンドが動作するわけではなかったのを修正。
アナログ・リモートのエントリーを作成したとき、セッション内でそれらに対するデータがすべて送信されるわけではなかったのを修正。アナログ・リモート設定が、すべてのステーションで正しく表示されるようになりました。
多数の Art-Net、sACN または OSC エントリーを同時に作成すると卓がクラッシュする不具合を修正。
スレーブ・ステーションの Universe プールで、DMXプロトコルの入出力が正しく表示されていなかったのを修正。
MIDI Remote の入出力で、値が正しく表示されていなかったのを修正。
ネットワーク更新のために、誤った更新ファイルをステーションに送信できてしまっていたのを修正。
アナログ・リモートの最大開始数が大きすぎたのを修正。システムが扱えるアナログ・リモートは最大64なので、最大開始数は64になります。
ネットワーク内の同じスロットのタイムコードが、適切に受信されなかったのを修正。
タイムコード信号が失われた場合、バックアップ信号が選択されるまで AfterRoll が処理されていたのを修正。2秒以内にバックアップ信号が選択されるようになりました。
タイムコードが24hを超えると Clock ウィンドウに正しく表示されなくなるのを修正。
タイムコードの AfterRoll が、ネットワークに正しく送信されなかったのを修正。
Store CueFade x で、新しいキューが指定したキュータイムで保存されなかったのを修正。
インターフェースのIPを 0.0.0.0.0 に変更できてしまっていたのを修正。
卓の起動後、左側の手元灯のインテンシティが正しく復元されなかったのを修正。
UPS内蔵の卓で、電源が復帰したときに Power Loss ポップアップが消えなかったのを修正。
インターフェースを静的IPからDHCPに切り替えたとき、古い静的IPが削除されずに保持されていたのを修正。
ネットワーク・ケーブルを抜いて差し直したとき、ネットワーク通信が再確立されなかったのを修正。
macOS で動作する grandMA3 onPC ステーションが、セッション中にクラッシュする場合があったのを修正。


パッチ

説明
スクリブルやアピアランスをレイヤとクラスに割る当てることが可能だったのを修正。これらは割り当てられないようにしました。
いくつかのフィクスチャタイプが欠けて状態でパッチをショーにインポートすると卓がクラッシュする不具合を修正。
フィクスチャタイプで使われているアトリビュートが、有効なフィーチャグループやフィーチャにリンクされていない場合にクラッシュする不具合を修正。
電卓でチャンネルセットを選択しても、対応するチャンネル機能がエンコーダでアクティブにならなかったのを修正。
プリセットを呼び出しても、対応するチャンネル機能がエンコーダでアクティブにならなかったのを修正。
パッチされたフィクスチャが無い、許可されたユニバースのDMXアドレスが、DMX Sheet で赤表示されていたのを修正。
エクスポートされたGDTFファイルで、Wheel Slot のインデックスが間違っていたのを修正。
ModeMaster がDMXチャンネルを指している場合、エクスポートされたGDTFファイルで Mode Dependencies が失われていたのを修正。
未使用フィクスチャ・モードのグローバル・フィクスチャが、ショーで使われていたのを修正。
ワールドに保存されているフィクスチャが、後からパッチを変更すると、制御不能になることがあったのを修正。
フィクスチャタイプが Pan2 または Tilt2 アトリビュートを持つショーの一部だった場合、Phaser と 3D ウィンドウの Follow ツールが動作しなかったのを修正。
 

フェイザー

説明
Step Creator によるフェイザー・ステップ作成を取り消せなかったのを修正。
プリセット利用時に、Step Creator がプログラマに Remove 値を入れていたのを修正。Step Creator は、プリセットで動作します。

プレイバック

説明
タイムコード・ショーを何度か停止させた場合、ショーを再開したときにイベントがトリガーされない場合があったのを修正。
シーケンス、キュー、あるいはキューパートを削除すると卓がクラッシュする場合があったのを修正。
240のプログラマ・パートを作成すると卓がクラッシュする不具合を修正。
ミラーリングされたシーケンスに対するトラッキングをオフにすると卓がクラッシュする不具合を修正。
キューを再生しても、キューのブロック値に対してアサートが行われないのを修正。
キューのフェイザー値から次キューの静的値にフェードするとき、フェードタイムが指定されていても、フィクスチャが静的値にスナップしていたのを修正。

ウィンドウ

説明
Insert New Fixtures ダイアログで、入力欄の文字揃えが異なっていたのを修正。すべての入力欄が左揃えになりました。
タイトルバーを長押しし、同時にコンテキスト・メニューを移動させると、そのメニューが属するメインウィンドウのサイズが変更されてしまうのを修正。
Backup メニューのセレクタに、現バージョンのドライブ(Internal)と同じストリーミング・バージョンのドライブが再度表示されていたのを修正。
Edit Scribble ポップアップのスクリブル・パッドが、Label ポップアップのものよりも小さくなっていたのを修正。両方のポップアップで同じサイズになりました。
Output Configuration メニューの Priority プロパティで、常に電卓が開いていたのを修正。可能なすべての優先度を表示するドロップダウンだけを出すようにしました。
タイムコードが、Timecode Slots プール・オブジェクトの上部に表示されていたのを修正。タイムコードは、プール・オブジェクトの下部に表示されます。
Fixture Sheet で Down コマンドを入力しても、折りたたまれたフィクスチャの子が自動的に展開されなかったのを修正。自動的に折りたたむ機能はまだありません。
Network メニューで Filter を選択したとき、シートが正しく更新されなかったのを修正。
AutoScroll が有効な状態で Sequence Sheet を開いたり別のシーケンスを選択したりしたとき、Sequence Sheet が現在のキューに移動しないのを修正。
グルーピング・フィクスチャをパッチすると、Insert New Fixture ダイアログで Apply にフォーカス移動できなかったのを修正。
ESC を押しても、Layout ウィンドウのコンテキスト・メニューを閉じられなかったのを修正。
Add Window ダイアログの Pools タブで、すべてのボタンを表示するのに十分な大きさがある場合にも、スクロールバーが表示されていたのを修正。スクロールバーは必要な場合にのみ表示されます。
Align Bar および Selection Bar ウィンドウの高さをドット・グリッドの半分にすると、タイトル部分のキャプションが隠れてしまっていたのを修正。
Timecode Editor で複数イベントを追加した場合、Add multiple events ポップアップをキャンセルできなかったのを修正。
Timecode Editor でタイムコード・ツールバーの表示が小さすぎる場合があったのを修正。
マルチユーザ環境で既存のビューに保存すると、ウィンドウがビュー内で重なってしまうことがあったのを修正。ウィンドウが重なるビューは作成できなくなりました。この問題を持つ 1.0 のショーを読み込む場合、該当するビューを削除して再作成することをお勧めします。
 

付記

  • grandMA3 の各セッションに対して、専用の独立した物理ネットワークを使用することをお勧めします。
  • DMXプロトコルを用いる場合は、各プロトコル専用の物理ネットワークを使用することをお勧めします。

 

既知の制限

今のところ grandMA3 システムは、システムにDMXをマージするために、ユニバースごとに1つの外部DMXソースだけをサポートしています。
onPC ステーションに対してネットワーク経由でソフトウェアを更新する場合、インストール先システムでインストール処理中に確認が必要です。
キューによって参照されるプリセットを削除した場合、削除を取り消しても参照は復元されません。
v1.0.0.0.3 より前のバージョンで保存したショーファイルは、このバージョンでは読み込めません。