概要
grandMA3 version 1.3.1.3 の最新リリースでは、照明エクスペリエンスを豊かにするいくつかの機能強化が行われています。以下の簡単な説明を読み、詳しくは関連リンクを参照してください。
このリリースでの改善点
このリリースでの新機能
Encoder Bar を専用ウィンドウとして利用できるようになりました。グランドマスター・セクションの表示/非表示を切り替えることも可能です。Encoder Bar ウィンドウは、Add Window ポップアップの More タブから開けます。
このリリースでの改善点
Backup メニューの構造が刷新されました。左側のツールバーには、Load、Save、Delete、および Settings のようないくつかの機能があります。
"Load"、"Save"、および "Delete" セクションで操作を行うには、右下隅にある以下のボタンをタップしてください。
すべてのショーファイルの概要を把握するために、ショーファイル一覧は常に表示されます。
なお、New と Save セクションでは、デモショーおよびバックアップ用のフォルダは除外されます。
このリリースでの新機能
Backup メニューの Settings セクションで、ショーの自動保存(Autosave)を設定できます。AutoSaveTimeout を、Off から定義されている保存間隔のいずれかに切り替えると、この機能が有効になります。指定された時間が経過するとショーが自動的に保存され、タイマーが再スタートします。Autosave が有効な場合、Backup メニューのタイトルバーに、次の自動保存までの残り時間が表示されます。
このリリースでの新機能
フィルタを用いてウィンドウでの表示を絞り込めるようになりました。これは、Patch、Fixture Sheet、Track Sheet モードの Sequence Sheet、および Layout ウィンドウで利用できます。
これを行うには、フィルタを作成し、対応しているウィンドウで MA をタップしてその設定を開き、Mask タブの Filter をタップして、リストから目的のフィルタを選択してください。また、Fixture Sheet と Sequence Sheet では、Mask タブの Filter Toolbar でフィルタ・ツールバーを表示できます。フィルタ・ツールバーは、シートの下部に青枠で囲まれて表示されます。フィルタの基準については、後述を参照してください。
Patch メニューでは、タイトルバーにある Filter をタップしてフィルタを選択します。そのフィルタを利用するには、タイトルバーのフィルタ・アイコンをタップしてオンにする必要があります。
フィルタが設定されていると、ウィンドウのタイトルバーに、そのIDと名前(Filter x 'Name')とともに青いフィルタ・シンボルが表示されます。
アトリビュートによるフィルタリングに加えて、Filter Editor には、Name、IDType、FixtureType、Layer、Class によるフィルタ機能もあります。フィルタを作成するには、Filter プール・オブジェクトを編集し、希望するカテゴリに条件を追加してください。
各カテゴリの見出しセル右端にある - で、フィルタの動作を変更できます。無効にすると、そのカテゴリにあるすべての基準によってフィルタリングされた項目が表示されます。有効にすると(黄色のマイナス記号)、このカテゴリでフィルタリングされた項目が非表示になります。
基準を削除するには、Delete を押して、Filter Editor で該当する基準をタップしてください。
新しいショーでは、フィルタリング可能な種々の場所に対して、定義済みフィルタが追加されます。それらは、Patch、Fixture Sheet、Sequence Sheet、および Layout と呼ばれています。これらのフィルタは、新しいショーで定義済みビューを呼び出す際に、対応するウィンドウにあらかじめ設定されています。
このリリースでの新機能
マスター・セクション と カスタム・セクション を表す Custom/Master Section ウィンドウを利用できるようになりました。このウィンドウは、これらのセクションを画面に表示したい onPC ユーザに役立ちます。
このウィンドウには、Custom Section Wheels、Custom Section Encoders、 および Master Section のラベルがデフォルトで表示されます。
これは、Add Window ポップアップの More タブから開けます。
ウィンドウの左上隅にある MA をタップすると設定が開き、以下のエリアについて要素の表示/非表示を切り替えられます。
このリリースでの改善点
1D 表示モードの Phaser Editor で、アトリビュート値とハンドル(加減速)を操作できるようになりました。
アトリビュート値を変更するには、操作したいステップを選択し、Move Points ツールを選んで、目的のアトリビュートに対応するタイムラインで上下にドラッグします。
ハンドルを変更するには、Move Handles ツールを選び、タイムラインで目的のハンドル(黄色い丸印)をドラッグします。ハンドルは、タイムラインの表示領域外にドラッグできます。領域内に戻すには、対応する加減速エンコーダを用いてください。
"At Speed 60" コマンドは、ユーザプロファイルで指定されている Speed Readout を用います。.
キューごとのMIBモードが Default に設定されている場合、それが山括弧で囲まれて表示されます。山括弧内の値は、シーケンスのMIBモードになります。
Sequence settings に、Master Go Mode という新しい設定を追加しました。Auto Start、Auto Stop、および Restart Mode と組み合わせることで、マスター・フェーダの動作にさまざまな影響を与えることができます。
IfOutput で、値や値範囲も指定できるようになりました。例えば、IfOutput At 50 は、出力50%のすべてのフィクスチャを選択します。
GDTFのインポートとエクスポートで、フィクスチャ・イメージに対応しました。
Align モード >< (バタフライ)でエンコーダを回したとき、中央のフィクスチャの値を保持するようにしました。
キューやプリセットを更新した後、Update メニューの設定が、保存されているプリファレンスに常に戻るようになりました。Update メニューのタイトルバーにある Save Preferences をタップすると、現在の設定をプリファレンスとして保存できます。また Load Preferences をタップすると、そのプリファレンスを復元できます。Update メニューの動作は、Store での設定と同様になります。
Oops 設定: ユーザプロファイルに、Oops/Undo 動作を指定する以下の2つの設定を追加しました。
変換された grandMA2 フィクスチャ・ライブラリを Carallon 16.2 に更新。
1台のフィクスチャだけを含むグループは、単一フィクスチャ・グループとしてマークされるようになりました。これらのグループには、そのフィクスチャ名が付けられ、フィクスチャタイプのアピアランスを持ちます。
説明 |
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ドットで始まる番号(例: .5)を用いたキューの保存が正しく動作しなかったのを修正。 |
Z で始まる名前を入力すると、それが Zero コマンドと残りの名前に分割されたものとして解釈されていたのを修正(例: Fixture "Zorro" → Fixture Zero "orro")。 |
新規データプールに、Configuration や Sequence のようないくつかのデフォルトのプール・オブジェクトが欠けていたのを修正。新規データプールは、データプール1と同じデフォルトのプール・オブジェクトを持ちます。 |
バックアップ・ファイル名の日、月、時、分、秒が1桁しか無いため、適切なソートができなかったのを修正。日時部分が常に2桁になるようにしました。バックアップ・ファイルは Filename.backup_date_timeUTC.show という形式で命名されます。 |
v1.1からショーファイルを読み込むと、マクロ内の個々の Wait タイムが破棄され、それらがすべてリセットされていたのを修正。 |
SetGlobalVer で、小数が整数として解釈されていたのを修正。グローバル変数に小数を設定すると、double 型として解釈されます。 |
修飾キー付きショートカットで入力したキーワードから、同じハードキーで修飾キーなしのキーワードに切り替えたとき(例: MA + Preset → Preset)、新しいキーワードがコマンドラインに入力されなかったのを修正。 |
grandMA3 ソフトウェアを長時間操作すると、フェーダにジッタが生じる場合があったのを修正。 |
xPort Node および processing unit において、デバイス自体のUIでIPアドレスを変更できなかったのを修正。これらのIPアドレスは、デバイスのUIによって、またはネットワーク内の卓や onPC を用いてリモートで変更できます。 |
説明 |
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Art-Net Poll に対する応答に、間違ったユニバース情報が含まれている可能性があったのを修正。 |
複数のウィング(卓および extension)が同じ WingID を使用している場合、1つのフェーダを動かしたときに、ウィング上でそれと同じエクゼキュータを表すすべてのフェーダが動くわけではなかったのを修正。 |
新しいステーションがセッションに加わったとき、そのステーションがダウンロードしたショーファイルを、古いショーファイル名で保存していたのを修正。新しいショーデータをダウンロードする前に、古いショーファイルが先に保存されます。 |
説明 |
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ショーに複数インスタンスのフィクスチャが含まれている場合、Patch から抜けると、既存のプリセットにアトリビュートが追加される可能性があったのを修正。 |
Patch に新しいフィクスチャを追加すると、複数のチャンネル機能で同じアトリビュートを使用するフィクスチャのプリセット保存値が変更される可能性があったのを修正。 |
説明 |
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キューの再生時に、OutFade と OutDelay タイムが無視されていたのを修正。 |
別のプログラマが、デフォルト値でアトリビュートを持つ同じフィクスチャを持っている場合、値を持つプログラマをクリアすると、これらのフィクスチャに対して100%の Dimmer 値が出力されていたのを修正。マルチユーザ環境でプログラマをクリアしても、クリアされた値は出力に残りません。 |
説明 |
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既存タイムコード・ショーの上に記録する場合、記録されていたイベントがトリガーされなかったのを修正。 |
ローカル・ハードドライブにリソース・ファイルが無い状態でショーファイルを再保存すると、フィクスチャタイプのカスタムリソースがショーファイルから削除されていたのを修正。カスタムリソースを含むショーファイルを保存しても、カスタムリソース・ファイルは破棄されません。 |
電卓で数字を長押しすると、キーリピートによって複数回入力されてしまうのを修正。 |
Transpose モードに切り替えた Sequence Sheet で下にスクロールすると卓がクラッシュする不具合を修正。 |
デフォルト値だけが設定されている MAtrick プール・オブジェクトが空と表示され、マクロ行を持たないマクロが空ではないと表示されていたのを修正。 |
ショーのダウンロード後、エンコーダバーでラベルが表示されないボタンがあったのを修正。 |
画面キーボードで、Shift または CapsLock をタップしたときに、数字キーが正しく機能しなかったのを修正。 |
Timecode Editor において、カーソル、タイムコード・エンコーダバーの Time または Duration エンコーダでスクロールすると、タイムラインのスケール比によってタイムが変わっていたのを修正。カーソル、タイムコード・エンコーダバーの Time および Duration エンコーダによる変更時には、指定されている Frame Readout が用いられます。1クリックは選択されている単位での1フレームになりますが、Seconds では常に60フレームの分解能でスクロールします(1クリックが1/60秒)。 |
Timecode Slot プール・オブジェクト上で、タイムコード入力信号のタイムが、1/100s形式で表示されていたのを修正。そのタイムコード入力信号の形式で表示されます。 |
コマンド・コントロール・オーバーレイで、ショートカットがオフのときに Shift が押された場合、MA または Shift を押し続けたときのように XKeys が表示され続けていたのを修正。 |
Layout ウィンドウの設定で、Grid を0に設定すると卓がクラッシュする不具合を修正。Grid の許容範囲は、10〜1000に制限されました。 |
Layout ウィンドウが破損しているショーファイルを読み込むと卓がクラッシュする場合があったのを修正。 |