フィルタの作成

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フィルタは Filter プールに保存されます。

Filter プールの例

フィルタを作成するには、主に以下の二通りの方法があります。

  • プールを用いて、空のプール・オブジェクトの1つを編集することでフィルタを作成します。これにより、Edit Filter ポップアップが開きます。
  • 現在のフィルタ設定を利用して、新しい Filter プール・オブジェクトを保存します。

At Filter ウィンドウは、現在のフィルタ設定を確認するのに便利なツールです。


プールからのフィルタ作成

Filter プール・オブジェクトを編集すると、At Filter ウィンドウとほぼ同じメニューが開きます。

Edit Filter pop-up
Edit Filter ポップアップ

両者の唯一の違いは、いくつかの追加入力フィールドと、下部にあるフィクスチャのパッチ情報フィルタです。

上部のフィールドでは、名前、スクリブル、アピアランス、および注記を編集できます。

下部には、例えばフィルタがプリセットに割り当てられている場合、このフィルタに関連する要素の一覧を開く List References ボタンが表示されます。

下部にあるパッチ情報フィルタでは、Patch からの情報(Name、ID Type、Fixture Type、Layer、Class)をフィルタとして追加できます。これらの要素については、パッチおよびフィクスチャ設定 を参照してください。

各要素タイプに値を追加できます。レイヤについて レイヤ・ツールバー を参照してください。

これらの値は、ポジティブまたはネガティブ・フィルタとして使えます。ポジティブでは、値を持つフィクスチャがフィルタを通過できます。ネガティブでは、フィルタによってブロックされます。各要素の横には、- ボタンがあり、これをタップするとオン/オフが切り替わります。これが白の場合はポジティブで、値を持つフィクスチャが通過できます。黄色の場合はネガティブ(オン)で、それらがブロックされます。

例えば、ID TypeFixtureChannel 値を持ち、- が白の場合、2つの ID Type を持つフィクスチャがフィルタを通過でき、他の ID Type はブロックされます。これらのフィルタ・オプションによって、非常に正確なフィルタが得られます。

タイトルバーには、このポップアップを別画面に移動させるためのボタンがあります。

プール・オブジェクトを編集して新しいフィルタを作成するには、以下のようにしてください。

  1. Swipey コマンド、コマンド入力(Filter キーワード)、またはキー(Group キー)を用いて、空の Filter プール・オブジェクトを編集します。
  2. 目的のアトリビュートとレイヤがアクティブになっていることを確認してください。
  3. 必要なパッチ情報フィルタ値を追加します。
  4. 必要なら、Name 欄を編集して名前を付けます。
  5. AppearanceScribble 欄を編集して、アピアランスやスクリブルを割り当てることもできます。
  6. 必要に応じて、フィルタについてのNote(注記)を追加します。
  7. 右上隅の cross をタップしてエディタを閉じます。

既存のフィルタを更新したり変更したりするには、編集機能を使うのが最も簡単です。また、At Filter ウィンドウ を用いることもできます。


フィルタの削除

フィルタは、他のほとんどのプール・オブジェクトと同様に、Delete キーワード を用いて削除できます。

フィルタを削除しても、ショーからアトリビュートは削除されません。削除されるのはフィルタのみです。

フィルタがシーケンスやプリセットの入力/出力フィルタとして割り当てられている場合、フィルタを削除するとこれも削除されます。

削除を取り消すと、フィルタが復元され、シーケンスやプリセットのフィルタ設定も復元されます。

フィルタを削除するための一般的な構文は以下の通りです。

Delete Filter ["フィルタ名" または フィルタ番号]

フィルタの範囲を指定することもできます。

フィルタ1は、工場出荷時にロックされていて削除できません。