オブジェクトの階層構造

grandMA3 ユーザマニュアル » コマンド構文とキーワード » オブジェクトの階層構造 Version 2.4

概要

grandMA3 では、フィクスチャ、プリセット、設定、ステージなど、多くのオブジェクトが階層構造になっています。このトピックでは、親子関係と . (ドット) キーワード の使用を中心に、これらの構造を効率よく移動するための一般的な選択構文を紹介します。

ヒント
grandMA3 でのフィクスチャ選択の仕組みをよりよく理解し、構文コマンドを使ったフィクスチャやそのサブフィクスチャの選択について詳しく知るには、まず フィクスチャとはフィクスチャの選択 のトピックを読んでください。

一般的な選択は、階層構造を持つすべてのオブジェクト・タイプに適用されます。システムの階層については、List キーワード および ChangeDestination キーワード を参照してください。この概念をより分かりやすく示すため、以下の順不同リストではシステムの階層構造の一部を示します。

  • ShowData
    • ShowSettings
      • DefaultPlaybackSettings
      • GlobalSettings
      • MidiSettings
      • SoundSettings
    • MediaPools
    • Patch
      • DMXCurves
      • AttributeDefinitons
      • Layers
      • Classes
      • Stages
      • FixtureTypes
        • "Mac Aura XB"
        • "LED Steps Small"
    • DataPools
      • Default
    • TimecodeSlots
      • TCSlot1
      • TCSlot2
      • ...

ドット構文の使用

  • ドット (.) は現在のレベルで選択を終了し、階層内で1レベル深く移動します。
  • 区切りとしてドット (.) を使用する代わりに、階層の次のレベルにあるオブジェクト用の専用キーワードを使用することもできます(例: Page 1 Executor 201)。
  • コマンド内で同階層のオブジェクトを選択するには、+ を使用します。フィクスチャ5.2と5.3 を選択するには、Fixture 5.2 + 3 と入力します。選択されるのは、フィクスチャ5のサブフィクスチャ2と3のみです。
  • コマンド内で異なる階層レベルのオブジェクトを選択するには、先頭のキーワードをもう一度入力します。フィクスチャ5.2とフィクスチャ3を選択するには、Fixture 5.2 Fixture 3 と入力します。選択されるのは、フィクスチャ5のサブフィクスチャ2とフィクスチャ3です。

ドット構文の動作

構文コマンドでドット (.) を使ってサブカテゴリを呼び出した後は、オブジェクトのサブカテゴリを再度呼び出す必要はありません。この動作は、以下の例に示されています。

以下のコマンドは用いないでください。

Clone Fixture 101 At Fixture 102 If Preset 21.101 Thru 21.105

代わりに、"21." を省略したコマンドを用いてください。

Clone Fixture 101 At Fixture 102 If Preset 21.101 Thru 105


この例では階層を1レベル深く移動できないため、1.3 は誤ってそのように解釈されます。したがって、以下のコマンドは用いないでください。

Move Preset 1.1 Thru 1.3 At 1.5

代わりに、"1." を省略したコマンドを用いてください。

Move Preset 1.1 Thru 3 At 1.5

At は、階層構造のレベルを最上位にリセットします。


マルチインスタンス・フィクスチャ

必要条件:

  • 空のショーファイルが読み込む。
  • Prog Only が有効な状態で Fixture Sheet ウィンドウを開く。
  • Robe Robin 600X LEDWash / Mode 1 / Quantity 3 など、マルチインスタンス・フィクスチャタイプをパッチ。
  1. 単一のフィクスチャを選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]>Fixture 301
  1. Clear を押すと、プログラマがクリアされます。
  2. フィクスチャとそのサブフィクスチャを選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]>Fixture 301.
  1. Clear を押します。
  2. フィクスチャ301の2番目のサブフィクスチャを選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]>Fixture 301.2
  1. Clear を押します。
  2. フィクスチャ301、302、303の個別のサブフィクスチャをいくつか選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]>Fixture 301 Thru 303.1 Thru
  1. Clear を押します。
  2. フィクスチャ301、302、303の個別のサブフィクスチャをいくつか選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]>301.1 Thru Fixture 302.1 Fixture 303.2
  1. Clear を押します。
  2. フィクスチャ301〜303のサブフィクスチャ2〜3だけを選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]>Fixture 301 Thru 303.2 Thru 3
  1. Clear を押します。
  2. 投げ縄選択でフィクスチャを選択するには、以下のように入力します。
User name[Fixture]>Fixture 302. Fixture 303 Fixture 303.1
  1. Clear を押します。
  2. すべてのフィクスチャの全サブフィクスチャを選択し、親フィクスチャは選択しない場合は、以下のように入力します。
User name[Fixture]>Fixture Thru.Thru

マルチインスタンス・フィクスチャの詳しい解説と実用例については、親子フィクスチャの動作 を参照してください。

構文によるオブジェクトの削除

以下の例は一般的なもので、デモショー・ファイルには対応していません。

すべてのページでエクゼキュータ201を削除するには、以下のように入力します。

User name[Fixture]>Delete Page Thru.201

― または ―

User name[Fixture]>Delete Page Thru Executor 201

Navigating Directories Using Command Line

このセクションでは、grandMA3 システム内の異なるディレクトリをコマンドライン入力で移動する方法について説明します。内容の一覧表示、デスティネーションの変更、ディレクトリ構造で1レベル上へ移動する操作を含みます。

ディレクトリ階層で1つ上のレベルへ移動するには、以下のようにします。

  1. Command Line History を開きます
  2. List と入力して Please を押すと、grandMA3 ディレクトリが開きます。
  3. ChangeDestination ShowData と入力して Please を押すと、ShowData ディレクトリが開きます。
  4. List と入力して Please を押すと、ShowData ディレクトリが表示されます。
  5. ChangeDestination Patch と入力して Please を押すと、Patch ディレクトリが開きます。
  6. ディレクトリを1つ上へ移動するには、ChangeDestination .. と入力して Please を押します。このコマンドにより、前のディレクトリである ShowData に戻ります。
  7. 通常のコマンドラインに戻るには、ChangeDestination Root と入力して Please を押してください。
重要
マクロでは数値識別子も使用できますが、代わりに名前を使用することを強く推奨します。数値は将来のソフトウェアバージョンで変更される可能性があり、マクロが正しく動作しなくなるおそれがあります。

ディレクトリの詳しい解説と実用例については、ChangeDestination キーワード を参照してください。