ジェネレータ(Generator)は、アトリビュートの絶対値のランダム化など、特別な目的のために動的な絶対値の生成を可能にするオブジェクトです。
Random
Random タイプのジェネレータを用いると、さまざまな方法でアトリビュートの絶対値をランダム化できます。Random は、Generator プールにまとめられています。Generator は、データプールの一部です。Generator プール・オブジェクトを指定するには、Generator キーワード を用います。
Generator プール
Random のキーとなるのは、異なる Variance (ばらつき/分散)値です。この値によって、Random の各ループ間で異なる変化が得られます。これがないと、非常に単純なフェイザーになります。
Random はプログラマに呼び出され、選択されたフィクスチャの定義されているアトリビュートに影響します。このプログラマ情報は、プリセットやキューに保存できます。
Random は、Absolute レイヤ上の値にのみ影響を与えます。
Random ジェネレータには、アトリビュート出力のランダム化に影響するさまざまな設定があります。以下は、それらの簡単な説明です。
Attribute :
Random ジェネレータの影響を受けるアトリビュートです。
Speed Master :
15個の Speed マスターの1つまたは BPM マスターを、スピード・コントローラとして割り当てられます。
Speed :
下限値と上限値の間をループするスピードを指定します。
Speed Variance :
ジェネレータの実行中に Speed 値が変化する範囲を指定します。
Phase :
ループ内の開始位置を指定します。
Phase Variance :
ジェネレータを使用して各フィクスチャにランダムに選択する Phase 値の範囲を指定します。
Low :
アトリビュートのDMX全範囲に対するパーセンテージで、ループの下限を指定します。
Low Variance :
ループのたびに各フィクスチャに対してランダムに選択される Low 値の範囲を指定します。つまり、同じフィクスチャでもサイクルごとに異なる低い値を出力する場合があります。Low Variance は、可能な Low 値を増加させるだけで、フィクスチャが Low パラメータ未満の値を出力することはありません。
High :
アトリビュートのDMX全範囲に対するパーセンテージで、ループの上限を指定します。
High Variance :
ループのたびに各フィクスチャに対してランダムに選択される High 値の範囲を指定します。つまり、同じフィクスチャでもサイクルごとに異なる高い値を出力する場合があります。High Variance は、可能な High 値を減少させるだけで、フィクスチャが High パラメータを超える値を出力することはありません。
Attack :
High 値へと直線的に遷移する度合いを指定します。
Decay :
Low 値へと直線的に遷移する度合いを指定します。
Ratio :
各サイクルでフィクスチャが Low 値または High 値に留まる時間の比率を指定します。
Ratio Variance :
ループのたびに各フィクスチャに対してランダムに選択される Ratio 値の範囲を指定します。
Speed Once :
Speed Once を Yes に設定すると、各フィクスチャの Generator Speed は Generator の起動時に一度だけ決定され、その後 Speed Variance パラメータが 0 より大きくなっても、そのスピードが維持されます。
さらに、Generator の実行中に Speed または Speed Variance パラメータを変更しても、Generator を再起動するまで変更は反映されません。
Speed Once を No に設定すると、Speed Variance を使用している場合はループごとに Generator Speed が再計算され、Generator の実行中に Speed または Speed Variance を変更した場合も直ちに反映されます。
Phase Once :
Phase Once を Yes に設定すると、各フィクスチャの Generator Phase は Generator の起動時に一度だけ決定され、その後 Phase Variance パラメータが 0 より大きくなっても、その位相が維持されます。
さらに、Generator の実行中に Phase または Phase Variance パラメータを変更しても、Generator を再起動するまで変更は反映されません。
Phase Once を No に設定すると、Variance を使用している場合はループごとに Generator Phase が再計算され、Generator の実行中に Phase または Phase Variance を変更した場合も直ちに反映されます。
Random Start :
Random Start を No に設定すると、ランダム機能は各フィクスチャで個別に算出された同じ値からすべてのパラメータを開始し、そこから Variance が適用されます。これは、予測可能な開始後にランダム性が必要な環境で役立ちます。
Random Start を Yes に設定すると、すべてのフィクスチャの初期 Random Parameter 値は、Random を再起動するたびに個別に計算され、異なる値になります。
これらの設定は、Random Channel に適用されます。Random には複数の Random Channel を設定できます。
Random ジェネレータの作成
Random は、空のプール・オブジェクトを編集することで作成できます。これによって、Generator Random Editor が開きます。
Generator Random Editor
エディタの上部には、Random Channel を行とし、さまざまな設定を列とするシート領域があります。
その下には、シートで選択した行を編集するための画面フェーダがあります。
シート領域と画面フェーダの両方で値を編集できます。
エディタの下部には、Cut、Copy、Paste などの標準的な操作のためのボタンがあります。また、現在のセレクションにランダムな値を適用できる At もあります。
エディタにフォーカスがある場合、特別なエンコーダバーが表示されます。
Generator Random エンコーダバー
このエンコーダバーで、ジェネレータの値を編集することもできます。
エディタのタイトルバーには、Revert というボタンがあります。これをタップすると、エディタを開いて有効な値に加えられた現在の変更がすべて破棄されます。
Random の利用
Random ジェネレータは、特定のフィクスチャに依存せずに、アトリビュートに影響します。フィクスチャを選択し、Random プール・オブジェクトをタップすると、Random オブジェクトの値が Absolute レイヤ上のフィクスチャのアトリビュートに適用されます。これらは、保存したりライブ再生に利用したりできるプログラマ値です。
Generator キーワード は、Random ジェネレータを適用するためにも使用できます。