マルチパッチ
マルチパッチは、Fixture ID または Channel ID に、追加のフィクスチャを付け足す機能です。
追加のフィクスチャには、それ自身のDMXパッチが必要です。
Patch & Fixture Schedule でマルチパッチ・フィクスチャを追加すると、Stage View や MA 3D にも、追加の仮想フィクスチャが追加されます。
マルチパッチ・フィクスチャを追加するために、パラメータは必要ありません。
マルチパッチされたフィクスチャを個別にプログラムすることはできません。それらは、最初のフィクスチャと同じIDに結び付けられていて、すべてが同じです。
最初のフィクスチャにあるすべてのプログラミングは、マルチパッチされたフィクスチャでも出力されます。
以下は、GUIを用いた操作方法の1つです。
- Setup を押し、Patch & Fixture Schedule ボタンをタップしてください。
- マルチパッチを行いたいレイヤとフィクスチャを選択します。
- 右下隅にある Create Multipatch ボタンをタップします。grandMA2 full-size や grandMA2 light 卓で、メニューがモニタ画面1にある場合は、X20 キーを押すことでも可能です。
- 電卓が開きます。選択しているフィクスチャに追加したいマルチパッチ・フィクスチャの総数を入力し、Please をタップして確定してください。
- 追加フィクスチャに対する行が、一覧に表示されます。これらの行で、黒い背景のセルは編集できません。
- 追加フィクスチャの名前や3Dの位置と回転を変更できます。
- そして、追加フィクスチャに対し、追加のパッチアドレスを付け足すことができます。
- Patch & Fixture Schedule と Setup から抜け、変更を保存してください。
ライブパッチと DMX シートによる GUI 操作については、ライブパッチ を参照してください。
以下は、コマンドラインによる方法です。
[Channel]> Assign [DMX-list] At Fixture [Fixture ID]
既存フィクスチャにDMXアドレスのリストを割り当てると、リストと同数のマルチパッチ・フィクスチャが作成されます。
チャンネルIDについても、同様に行えます。
"At" を入力する必要はありません。
例
- 追加のマルチパッチ・フィクスチャ(アドレス 1.1)を、フィクスチャID 101 に追加します。
[Channel]> Assign DMX 2.1 At Fixture 101
- 5つのマルチパッチ・フィクスチャ(アドレス 3.1〜3.5)を、フィクスチャID 201 に追加します。
[Channel]> Assign DMX 3.1 Thru 3.5 Fixture 201
ショートカットを用いて、以下のように入力することもできます。
[Channel]> as dmx 3.1 t 3.5 f 201
このようにして、フィクスチャがマルチパッチされます。
MA 3D や Stage View へのフィクスチャの配置については、仮想3Dステージへのフィクスチャ配置 を参照してください。