キューのコピー
空のデスティネーションへのコピー
キューは、新しいキューにコピーできます。
この操作には、Copy キーワード が必要です。
一般的な構文は、Copy Cue ["キュー名" または キュー番号] At ["新しいキュー名" または 新しいキュー番号] です。
キューをどのようにコピーするかを指定するさまざまなオプションがあります。これらは、Copy コマンドが実行されるときポップアップに表示されます。
空の場所へのコピー
with cues after the new copy location
Source Cue には、互いに排他的な以下の3つのラジオボタンがあります。
Content :
ソース・キューに保存されている値だけをコピーします。
Status :
ソース・キューの状態をコピーします。これには、キューに保存されている値と、以前のキューからトラッキングされたすべての値が含まれます。
Look :
このキューで Open ディマー値が設定されているかどうか、あるいはソース・キューでトラッキングされているかどうかにかかわらず、ソース・キューでディマーが開いているフィクスチャに対するすべてのアトリビュート値をコピーします。ソース・シーケンスで使われている他のすべてのフィクスチャは、それらのディマーだけが0でコピーされます。
また Tracking into Destination Cue には、互いに排他的な以下の3つのラジオボタンがあります。この設定は、以前のキューから新しくコピーされたキューへのトラッキング値がどうなるかを指定します。
Keep :
トラッキング値が保持され、新しいキューへとトラッキングされます。
Force Release :
トラッキング値が、Release 値に強制されます。
Force Default :
トラッキング値が、Default 値に強制されます。
Cue Only にも以下のような3つのラジオボタンがあります。詳しくは キューの保存 を参照してください。これは、コピー先にキューがある場合にのみ表示されます。
Off :
Cue Only 機能はオフになり、値が先へとトラッキングされます。
On :
Cue Only がオン。
On (Default New) :
Cue only がオン。戻るための以前の値が無いアトリビュートは、Default 値に設定されます。
最後に、以下の2つの実行ボタンがあります。
Copy :
上述の設定を用いて、ソースをデスティネーションにコピーします。
Cancel :
キューのコピー操作を取り消して、ポップアップを閉じます。
既存デスティネーションへのコピー
キューを既存キューにコピーする場合、デスティネーションが既存キューであることを除いて、同じ構文が用いられます。
ポップアップは少し異なります。
既存キューへのコピー
ここには Destination Cue というオプションがあります。これは、デスティネーションのキューにある値をどうするかを指定します。ソース・キューの値がキューにコピーされます。このオプションは、ソース・キューで指定されていないデスティネーション・キューの値をどうするかを指定します。
Merge :
ソースのデータを、デスティネーションにマージします。ソースとデスティネーションの両方に同じアトリビュートのデータが無い限り、デスティネーションの既存データは保持されます。デスティネーションの既存データがソースにもある場合、ソースからのデータが優先され、デスティネーションが上書きされます。
Overwrite :
ソース・キューのデータでキューを上書きし、ソース・キューで指定されていない値は削除されます。
範囲のコピー
キュー範囲をコピーする場合、以下のルールが適用されます。
Thru を用いて正順で複数キューを選択した場合、ソフトウェアは、ソース範囲にあるすべてのギャップをデスティネーションで保持しようとします。
例:
前提条件: キュー1、2、および4が存在。
User name[Fixture]> Copy Cue 1 Thru 4 At Cue 11
結果: 新しいキュー11、12、および14。
デスティネーションの範囲内に既存のキューがある場合(ギャップに収まっている場合も)、元のキューの順番が途切れないように、デスティネーションの範囲が抑制されます。ソフトウェアは整数のキュー番号を設定しようと試みますが、それができない場合は小数点付きキュー番号を追加します。小数部は、できるだけ少ない桁数に抑えられます(1 -> .1 -> .01 -> .001)。
例:
前提条件: キュー1、2、4、および12が存在。
User name[Fixture]> Copy Cue 1 Thru 4 At Cue 11
結果: 新しいキュー11、11.1、および11.3。
デスティネーションの開始が11ですが、12が存在するので代わりに11.1を用いて、キュー2と4の間のギャップを保持します。
前提条件: キュー1、2、4、および11.1が存在。
User name[Fixture]> Copy Cue 1 Thru 4 At Cue 11
結果: 新しいキュー11、11.01、および11.03。
デスティネーションの開始が11ですが、11.1が存在するので代わりに11.01を用いて、キュー2と4の間のギャップを保持します。
Thru を用いて逆順で複数キューを選択した場合、ソフトウェアは、ソース範囲のギャップを無視してデスティネーション範囲を作成します。上述のデスティネーションにおけるキュー番号の結果についても、ここで同じルールが適用されます。
例:
前提条件: キュー1、2、および4が存在。
User name[Fixture]> Copy Cue 4 Thru 1 At Cue 11
結果:
キュー4の Content、Status、または Look が、キュー11にコピーされます。
キュー2の Content、Status、または Look が、キュー12にコピーされます。
キュー1の Content、Status、または Look が、キュー13にコピーされます。
+ を用いてソース範囲を指定した場合、キューが昇順で選択されていれば、個々のキュー間に生じるギャップを保持できます。逆順、または昇順・逆順が混ざっていると、ギャップは抑制されます。上述のデスティネーションにおけるキュー番号の結果についても、ここで同じルールが適用されます。
例:
前提条件: キュー1、2、および4が存在。
User name[Fixture]> Copy Cue 1 + 4 At Cue 11
結果: 新しいキュー11と14。
前提条件: キュー1、2、および4が存在。
User name[Fixture]> Copy Cue 2 + 1 + 4 At Cue 11
結果: 新しいキュー11、12、および13。
Thru と + を組み合わせソース・リストを作る場合、上述のルールが適用されます。
ソース・リストの Thru 部分には Thru のルールが、+ 部分には + のルールが用いられます。
コピー&ペースト
コピー機能では、データが一時メモリに置かれます。これは、Paste キーワード によってデスティネーションに貼り付けることができます。
原則として、キューはメモリにコピーされ、それからデスティネーションに貼り付けられます。
この処理では、上で述べた通常の Copy 構文のようなオプションはありません。貼り付けは、ソースとして Content を用い、標準的なコピーまたはマージを行います。
カット
カット&ペーストによって、キューを移動できます。Copy の代わりに Cut キーワード を用いてください。Copy 機能のようなオプションはありません。
まずキューをカットしてから、デスティネーションに貼り付けてください。