Color Picker の利用

Color Picker は、混色システムを持つフィクスチャの色を選択するために利用できるウィンドウです。

カラーホイールのみの混色システムに対しては機能しません。

Color Picker は、いくつかの混色方法やオプションによって目的の色を得るための便利な手段を提供します。 用いられる混色方法は、フィクスチャの実際の混色システム(LEDエミッタや減法混色)とは無関係です。


Color Picker を開く

Color Picker は、他のウィンドウと同様にして作成できます(Add Window ポップアップ - Common タブ)。詳しくは ウィンドウの追加 を参照してください。

RGB および HSB 色空間:

Color Picker のタイトルバーにある RGB/HSB Space をタップして、色空間を切り替えます。以下の四つの選択肢があります。

Fixture Type: 各フィクスチャのエミッタによって色空間が定義されます。

Plasa: Plasa Standard E1.54 for Color Communication in Entertainment Lighting

Rec.2020: ITU-R BT.2020 または Rec. 2020 は、超高精細度テレビジョン(UHDTV)に対する業界標準です。

Rec.709: ITU-R BT 709 または Rec. 709 は、高精細度テレビジョン(HDTV)に対する業界標準です。

 

モードは、タイトルバーのボタンで選択できます。以下は、各モードの簡単な説明です。

CIE: Brightness、Quality、x、y 画面フェーダを備えたCIE色空間領域

Color Picker: Brightness、Quality 画面フェーダを備えたHSB領域

Fader: RGB、CMY、HSB、Brightness、Quality を調整する画面フェーダ。

Book: さまざまなカラーフィルタ・メーカによる色見本。

Quality

Q (Quality) フェーダは、フィクスチャが3色以上の混色システムを持つ場合に利用できます。これは、混色方法を制御します。
Q が 100% の場合、狭帯域の混色になります(特化されたエミッタを利用)。0% の場合、できるだけ多くのエミッタを用いた広帯域の混色になります。

ヒント
Align 機能は、Color Picker と併用できます。

CIE

CIE (Commission Internationale de l'Eclairage: 国際照明委員会)表色系は、可視光スペクトルを図示します。


Color Picker - CIE領域 (黒い曲線は黒体軌跡)

図の網掛けされていない部分(RGB三角形)は、特定のフィクスチャが混合できる色を表しています。この領域内をタップして、色を選んでください。

フィクスチャが三つ以上の混合色を持っている場合、網掛け部分は小さくなります。

Color Picker は、Constant Brightness モードで使用することができます。Constant Brightness モードは、タイトルバーの Constant Brightness をタップすることで有効にできます。デフォルトの設定はオフです。

Constant Brightness が無効な場合、Brightness フェーダが100%に設定されていると、選択されている色は最大明度で混合されます。この場合、フィクスチャの出力インテンシティは一定に保たれず、色によって変化します。Constant Brightness を有効にすると、全体の最大明度は、そのフィクスチャで最も暗いエミッタの明度に制限されます。Constant Brightness モードでは、色を変更しても、フィクスチャの出力インテンシティが変化しません。

ヒント
現在の Brightness フェーダ位置が Constant Brightness の混色範囲を越えている場合に Constant Brightness モードを有効にすると、Const B フェーダが赤になり、> 100 % という値が表示されます。Constant Brightness の混色を得るには、フェーダを <= 100 % に下げる必要があります。
ヒント
混色と Constant Brightness モードの方がうまく機能するほど、フィクスチャタイプのエミッタ・データはより正確になります。

CIE Color Picker では、色空間が Fixture Type の場合を除き、選択されている色空間の全領域が白線で表示されます。網掛け領域は、フィクスチャのエミッタにのみ依存し、色空間によって変化しません(白い三角形領域だけが変化)。Fader および HSB Color Picker での混色は、選択されている色空間のRGB原色座標に依存します。

ヒント
選択されている色空間の領域外の色が CIE Color Picker で選択された場合、RGB タブのフェーダには0%未満または100%を超える値が表示されます。

CIE Color Picker には、特定のピーク波長と特定の温度との対応関係がスペクトル・プロファイル(曲線)として表示されます。黒体の温度が上昇するとピーク波長が短くなり(ウィーンの変位則)、また、すべての波長で輝度(またはフラックス)が上昇します。この曲線は 黒体軌跡 と呼ばれています。


Color Picker

タイトルバーにあるHSB領域シンボルをタップした場合も、Color Picker として混色を調整できます。


Color Picker - HSB領域

HSB領域で任意の色をタップできます。x軸(左/右)は Hue (色相)、y軸(上/下)は Saturation (彩度)、右側の B フェーダは Brightness (明度)です。


Fader

RGB、CMY、HSB、Brightness、および Quality 用の画面フェーダです。


画面フェーダ

ここでは、RGB、CMY、または HSB によって色を調整できます。これら三つのカラー・システムは連動しています。RGB で色を調整すると、CMY と HSB のフェーダもそれに合わせて変わります。


Book

Swatch Book (色見本)は、さまざまなメーカによるフィルタ・カラーのライブラリです。これは、Gel キーワード によってもアクセスできます。

左側にはメーカが一覧表示され、右側にはそのメーカの色が表示されます。


Color Picker - Book モード

ウィンドウの上部(タイトルバーの下)には、以下の三つのフィールドが表示されます。

メーカ一覧には、多くのフィルタ・メーカが含まれています。MA はカラー・フィルタを製造していませんが、MA Lighting の名前もあります。MA Lighting のライブラリには、原色と最も使用される色が含まれています。