マルチパッチ・フィクスチャは、すべてのパラメータがプライマリ・フィクスチャ(それらがミラーリングするフィクスチャ)にしたがう仮想フィクスチャです。
これらのマルチパッチ・フィクスチャは、同じIDで制御される物理フィクスチャが複数ある場合に利用できます。仮想フィクスチャは、プライマリ・フィクスチャにパッチされたDMXアドレスがある限り、追加のパラメータを必要としません。それらは独自のパッチアドレスを持つことができ、それらへのDMX出力があります。DMXユニバースの出力許可(Granted)については、DMX Universes を参照してください。
マルチパッチ・フィクスチャは、レイアウト に割り当てることができ、3D に配置できます。これらは Selection Grid の一部ではないため、MAtricks では使用できません。
選択したマルチパッチ・フィクスチャのパラメータを変更すると、実際にはプライマリ・フィクスチャのパラメータが変更されます。このプライマリ・フィクスチャにマルチパッチされているすべてのフィクスチャは、変更された値を反映します。
Patch 内でプライマリ・フィクスチャの位置を変更したり、マルチパッチ・フィクスチャを他のフィクスチャに追加したりすると、すべてのマルチパッチ・フィクスチャ番号が振り直される場合があります。
マルチパッチ・フィクスチャは個別に選択できます。選択色は、黄色ではなく薄赤になります(デフォルト)。Fixture Sheet では、マルチパッチ・フィクスチャが選択されると、プライマリIDが黄/薄赤間でフェードを繰り返します。
コマンドラインからは、一意的なマルチパッチCIDか、プライマリ・フィクスチャのインデックス番号で選択できます。
例えば、以下のように設定します。
FID 2 の最初のマルチパッチ・フィクスチャには、隠しマルチパッチCID番号 3 があります。これは、パッチ全体で3番目のマルチパッチ・フィクスチャです。
これは、Multipatch 3 または Fixture 2 Multipatch 1 という構文で選択できます。
キーワードについては、Multipatch キーワード を参照してください。
必要条件:
いくつかのフィクスチャがショーにパッチされている。
これで、新しいマルチパッチ・フィクスチャにDMXパッチアドレスを指定できるようになります。マルチパッチ・フィクスチャで変更できるのは、名前や位置の情報に限られています。