システムで制御できるフィクスチャの数を検討する場合、大抵の人は、DMXチャンネル数で考えています。
MA Lighting では、パラメータ についてより多くの関心を持っています。
パラメータは、ソフトウェアではアトリビュートとも呼ばれます。ディマー機能はパラメータであり、パン機能も同様にパラメータです。
ソフトウェアは、種々のアトリビュートを、DMXで出力されているものよりも高い精度で計算しています。そうして得られたパラメータやアトリビュートは、フィクスチャが用いるDMXチャンネル数(通常アトリビュートごとに1または2)に合うようにスケーリングされます。
これは、ユーザにとって有益です。MA環境では、1つのDMXチャンネルによる8ビットの代わりに、16ビットや24ビットで動作するフィクスチャを使用しても、それに対する追加コストは不要です。
制御が許されたすべてのパラメータを出力するには、ネットワーク化されたノードやデバイスを追加する必要があるかもしれません。
例
ディマーを備えた単純なムービングヘッドが5つのDMXチャンネルを使用していて、以下のように定義できるとします。
定義 | DMXチャンネル |
---|---|
Dimmer | 1 |
Pan | 2 |
Pan Fine | 3 |
Tilt | 4 |
Tilt Fine | 5 |
Pan と Tilt はそれぞれ1つのアトリビュートです。Pan と Tilt の両方がそれぞれ2つのDMXチャンネルを使用していても、パラメータ数としてはそれぞれ1つとしてカウントされます。これは、フィクスチャが3つのパラメータしか必要としないことを意味します。
定義 | DMXチャンネル | パラメータ・コスト |
---|---|---|
Dimmer | 1 | 1 |
Pan | 2 | 2 |
Pan Fine | 3 | なし |
Tilt | 4 | 3 |
Tilt Fine | 5 | なし |
これは、多くの16ビット(または Fine)チャンネルを持つフィクスチャが多数ある場合、大きな利点になります。
ショーは、ロック解除されたハードウェアのパラメータなしで、事前にプログラミングしたり、3D Viewer で視覚化したりできます。
サードパーティのビジュアライザを使用する場合は、パラメータにアクセスするために grandMA3 ハードウェアが必要になります。