フィクスチャは、Pan/Tilt 値の代わりに XYZ 値でプログラムできます。
これには、Pan/Tilt プログラミングに比べていくつかの利点があります。例えば、フィクスチャがある位置から別の位置に移動する場合、XYZ 値を用いると、AからBまで直線的に移動します。Pan/Tilt を使用していると、DMX値がAからBにフェードしますが、2台のフィクスチャが同じパスをたどらないことがよくあります。
XYZ 値は、PanTilt と同様に、相対値と絶対値を指定できます。
PanTilt 値と XYZ 値はシーケンス内で混在可能です。
PanTilt と XYZ、絶対値と相対値のすべての組み合わせに対応しています。
XYZ プリセットを絶対値で呼び出すか、Absolute レイヤのハード値で呼び出すと、PanTilt の絶対値がノックアウトされます。相対値の場合も同様です。絶対 PanTilt 値は相対 XYZ 値と組み合わせることができます。その逆も同様です。
一方の位置決めシステム(PanTilt または XYZ)のアトリビュートを、もう一方の位置決めシステムによる値がプログラマでアクティブになっているか再生されている状態でノックインすると、ステージ上で同じ位置になるように、値がノックインしたタイプに変換されます。
両方の位置決めシステムの値で複数のプレイバックを実行すると、Pan、Tilt、および Distance がノックインされます。
一方のシステムから別のシステムへの移行中に Position フィーチャグループがノックインされると、Pan、Tilt、および Distance もノックインされます。
On FeatureGroup "Position"."XYZ" では、すべてのXYZアトリビュートがノックインされます。
On EncoderPage "Position".2 では、現在このエンコーダページにあるアトリビュート(ほとんどの場合、X、Y、Z、および Flip)だけがノックインされます。
シーケンスの OffWhenOverriden 設定は、相対的な XYZ を再生するときに相対的な PanTilt による再生をオフにします。その逆も同様です。
絶対 XYZ アトリビュートの範囲は、使用しているスペースの0〜100%です。
相対 XYZ アトリビュートの範囲は、使用しているスペースの-100〜100%です。
絶対値での空間は、デフォルトのステージ空間容積になります。ステージのスペースについては、ステージ を参照してください。
XYZ アトリビュートの Physical Readout には、ステージの値(MArker が 0 に設定されている場合)、または選択されている MArker フィクスチャのターゲット・スペースのサイズがメートル単位で表示されます。
Encoder Resolution が Coarse の場合、XYZ アトリビュートのエンコーダを1クリック回すと、Physical および Natural Readout での値が1メートルずつ変化します。他の Encoder Resolution やエンコーダ係数もこのサイズに基づいています。
MArker フィクスチャが MArker アトリビュートの Relative レイヤに設定されている場合、相対 XYZ 値は MArker フィクスチャの Movement Space を基準とします。
フィクスチャの XYZ 値がプログラマでアクティブでないか再生されていない場合、MArker アトリビュートをアクティブにすると、プログラマの XYZ 値は 0 に設定されます。
Relative レイヤの MArker アトリビュート値が0の場合、絶対 MArker 値が使用されます。