At キーワード

grandMA3 ユーザマニュアル » コマンド構文とキーワード » 一般キーワード » At Version 2.0

At キーワードをコマンドラインに入力するには、以下のいずれかを行ってください。

  • At を押す。
  • At を入力。
  • ショートカットの A を入力。

説明

At は、機能キーワードであるとともに補助キーワードにもなります。

  • 値を適用するための機能キーワードとして用いられます。
  • 他の機能キーワードとともに、そのデスティネーションを示すための補助キーワードとして用いられます。
ヒント
At は、プログラマに存在する値を適用します。ショーファイル全体を通して値を適用する方法については、Clone キーワード を参照してください。

例外の無い規則は無いと言われますが、At は、前にオブジェクトを置くことができる数少ない機能キーワードの1つです。

開始キーワードとしての At は、現在のセレクションに対してプログラマ内で値を適用する機能になります。

値タイプ Fade または Delay を用いる場合、値リストは、個別のフェード/ディレイタイムとして適用されます。

At がオブジェクト・リストに続く場合は、オブジェクト・リストに対して値を適用する機能になります。オブジェクト・リストが At 機能に対応していない場合、オブジェクト・リストはセレクションリストに解決され、At はプログラマ内で値を適用します。

機能に続くオブジェクト・リストの後にある場合、At は、開始機能に対する補助キーワードとなります。

一般的な構文

At ([値タイプ]) [値]

At [オブジェクト] ["オブジェクト名" または オブジェクト番号]

[オブジェクト] ["オブジェクト名" または オブジェクト番号] At ([値タイプ]) [値]

[オブジェクト] ["オブジェクト名" または オブジェクト番号] At [オブジェクト] ["オブジェクト名" または オブジェクト番号]

[デスティネーション] At [ソース] (If [オブジェクト] ["オブジェクト名" または オブジェクト番号]) (/オプション)

補助キーワードとしての構文

[機能] [オブジェクト] ["オブジェクト名" または オブジェクト番号] At [オブジェクト] ["オブジェクト名" または オブジェクト番号]



  • シーケンス1の MasterFader を30%に設定します。
User name[Fixture]>FaderMaster Sequence 1 At 30

 

  • 現在のセレクションの Dimmer アトリビュートを75%に設定します。
User name[Fixture]>At 75

 

  • フィクスチャ・セレクションを、選択されているシーケンスのキュー3の値に設定します。
User name[Fixture]>At Cue 3

 

  • 選択されているフィクスチャの Pan アトリビュートを 20% に設定します。
User name[Fixture]>Attribute "Pan" At 20

 

  • アトリビュート2に、2秒の個別ディレイタイムを設定します。
User name[Fixture]>Attribute 2 At Delay 2

 

  • グループ4をグループ10にコピーします。
User name[Fixture]>Copy Group 4 At 10

 

  • ユーザプロファイルで指定されている Speed Readout (例: BPM) を用いて、スピードを60に設定します。
User name[Fixture]>At Speed 60

 

ヒント
追加のアトリビュートを指定せずに At コマンドを使用すると、ユーザプロファイルの Dimmer の Natural Readout が用いられます。

必要条件: まず Sinlge Digit Input を有効にします。

Sinlge Digit Input については ユーザ設定 を参照してください。


  • 現在選択されているフィクスチャに、1桁入力でディマー値 50 を適用します。
User name[Fixture]>At 5


  • フィクスチャ1〜4にディマー値 40 を適用します。
User name[Fixture]>Fixture 1 Thru 4 At  4