Encoder Bar プール

grandMA3 ユーザマニュアル » ワークスペース » エンコーダバー » Encoder Bar プール Version 2.0

Encoder Bar プールを用いて、カスタマイズ可能なエンコーダバーを作成できます。カスタマイズはエディタで行えます。例えば、エンコーダごとに機能を定義したり、エンコーダ・バンク数やそのエンコーダ・オブジェクトを定義したりできます。

本来のフィーチャグループ構造のバックアップを常に保持するために、Encoder Bar プール・オブジェクト1はデフォルトとして設定されていて、削除できません。詳しくは デフォルト・フィーチャグループ・コントロールバー を参照してください。

ヒント
デフォルトのエンコーダバーを空のプール・オブジェクトにコピーし、テンプレートとして利用します。Copy を押し、デフォルトの Encoder Bar プール・オブジェクトをタップしてから、空のプール・オブジェクトをタップするだけでコピーできます。

プール・オブジェクトをタップすると、エンコーダバーと Encoder Bar ウィンドウは、それらのプールに対して以前に行われた設定に従ってユーザインターフェースを変更します。


エンコーダバーの構造

以下は、エンコーダバーの基本的な構造と用語を示しています。

  1. Encoder Bar プール: このプールには、すべての Encoder Bar プール・オブジェクトが含まれています
  2. Encoder Bar プール・オブジェクト: プールは複数のプール・オブジェクトを持てます。プール・オブジェクトの設定方法については、Pool Windows を参照してください。
  3. エンコーダ・バンク・ボタン: Encoder Bar プール・オブジェクトには複数のエンコーダ・バンクが存在する場合があります。Special Dialog へのリンク(表示タブの切り替え)が可能です。
  4. エンコーダ・ページ: 各エンコーダ・バンクには複数のエンコーダページを含めることができます。エンコーダはエンコーダ・ページに配置されます。
  5. エンコーダ: エンコーダ・ページには、最大5つのデュアルエンコーダを含めることができます。

Encoder Bar プールの編集

Encoder Bars プールを開くには、以下のようにします。

  1. Add Window ダイアログを開きます。
  2. Pools タブで Encoder Bars をタップしてください。Encoder Bars プールが開きます。

新しい Encoder Bar プール・オブジェクトを作成するには、以下のようにします。

  • Edit を押してから、空の Encoder Bar プール・オブジェクトをタップします。Encoder Bar Editor が開きます。

デフォルトの Encoder Bar プール・オブジェクトを空のプール・オブジェクトにコピーするには、以下のようにします。

  • Copy を押し、Encoder Bar プール・オブジェクト1をタップしてから、空のプール・オブジェクトをタップしてください。

ビューボタンへの Encoder Bar プール・オブジェクト割り当てについては、ビューバーとビューボタン を参照してください。

ヒント
異なる Encoder Bar プール・オブジェクトを切り替えるには、例えば、Preset + 2 通します。

Encoder Bar プール・オブジェクトの新規作成

新しい Encoder Bar プール・オブジェクトを作成するには、以下のようにします。

  1. Edit を押し、空の Encoder Bar プール・オブジェクトをタップします。
  2. Encoder Bar Editor が開きます。詳しくは、上述の Encoder Bar プールの編集 を参照してください。

タイトルバーの Settings を有効にすると、上部に以下の5つのボタンが表示されます。


Encoder Bar Editor

新しいエンコーダ・バンクを作成するには、以下のようにします。

  1. Insert new EncoderBank をタップします。EncoderBank 1 が作成されます。

    Encoder Bar プール
  2. EncoderBank 1 を2本指編集します。キーボードが開きます。
  3. エンコーダ・バンクの名前を変更し(例: Dimmer)、Please を押します。
  4. ステップ2〜3 を繰り返し、EncoderPage 1 の名前を、例えば Dim に変更します。新しいエンコーダ・バンクを作成されます。
ヒント
エディタでの赤文字表示は、アトリビュートが選択されていないことを示しています。この場合、ユーザインターフェースに「空」のエンコーダは表示されません。

エンコーダへの機能割り当て

エンコーダ・オブジェクトに機能を割り当てるには、以下のようにします。

  1. Encoder 1 の行で、Inner Object 列のセルを2本指編集します。Assignment Editor が開きます。

    Assignment Editor
  2. アトリビュート(例: Dimmer)を選択します。Assignment Editor が閉じ、Inner Object が Dimmer に割り当てられます。

    Encoder Bar プール・オブジェクト
ヒント
Inner Object に対してアトリビュートを選択すると、Outer Object (<Attribute>)にも同じアトリビュートが自動的に設定されます。逆の場合も同様です。

Assignment Editor の利用

Assignment Editor の表示を絞り込むには、タイトルバーの Filter を長押しします。以下の選択肢を持つドロップダウン・メニューが開きます。

アトリビュートの検索は、Assignment Editor の上部にある Search 欄によっても可能です。

エンコーダの割り当てをクリアするには、Assignment Editor で Empty タブをクリックします。

エンコーダで画面をスクロールするには、ScreenEncoderDirection タブに切り替え、垂直スクロールの場合は Screen Y、水平スクロールの場合は Screen X を選択します。

Inner Object と Outer Object のアトリビュートが同じ場合、エンコーダは白で表示されます。

Inner Object と Outer Object のアトリビュートが異なる場合、エンコーダが分割表示されます。


エンコーダ・バンク・コマンド

エンコーダ・バンクの切り替え時にコマンドを実行するには、以下のようにします。

  1. Edit を押してプール・オブジェクトをタップします。
  2. エンコーダ・バンクの横にある Command 行を2本指編集します。ポップアップが開きます。.

  3. コマンドを入力し(例: Fixture 1 Thru 5)、Please を押してください。
  4. ポップアップが閉じ、コマンドが設定されます。

Special Dialog Tab

特定のエンコーダ・バンクで Special Dialog ウィンドウの表示タブを切り替えるには、以下のようにします。

  1. エンコーダ・バンクの横にある Special Dialog Tab を2本指編集します。ドロップダウン・メニューが開きます。
  2. Special Dialog ウィンドウを選択します。ドロップダウン・メニューが閉じます。
  3. Link Encoder Bank が有効になっていることを確認します。 詳しくは Special Dialog を参照してください。