マスター

grandMA3 ユーザマニュアル » マスター Version 2.0

マスターは、ソフトウェアに存在するさまざまなタイミングやレベルをオーバーライドするものの物理的表現です。

マスターは、マスター・セクションカスタム・エリア、または グランドマスター にあるフェーダ・エクゼキュータや任意の特殊エクゼキュータに割り当てることができます。

これらはすべて、Assign メニューで割り当てられます。左上隅の Object をタップしてから、メニュー上部の Master をタップすると、4グループに分けられたマスターのツリー構造が表示されます。

これらは、Master キーワード によって割り当てたり調整したりすることもできます。

オブジェクトの割り当てについては、エクゼキュータへのオブジェクト割り当て を参照してください。

すべての Selected マスターと Grand マスターは、Master Controls メニューから素早くアクセスできます。詳しくは Master Controls を参照してください。

マスターは、キー割り当てで利用可能な機能が限定されています。

利用可能なマスターについては、下位トピックを参照してください。

マスターモード

マスターには、その動作を指定するモードがあります。

以下の3つのモードを利用できます。

  • Toggle:
    マスターのオン/オフを切り替えられます。マスターのフェーダ値は常に変更可能で、マスターがオンの場合、出力に影響します。インジケータ色は、オフで灰色、オンで緑になります。
  • AlwaysOn:
    マスターは常にオンで、オフにできません。マスターのフェーダ値は常に変更可能で、それが出力に影響します。AlwaysOn のインジケータ色は白です。
  • Disabled:
    マスターはオフになり、そのフェーダは内部的にデフォルト値を使用します。例えば、Master(グランドマスター)では100%、ProgramTime では0になります。Disabled のインジケータ色は赤です。

すべてのマスターのモードは、Menu - Preferences and Timing - Masters で変更できます。

Preference and Timing メニュー - Masters 設定

このメニューでは、マスターが種類別に分けられ、それらにショーファイルでのメンバーシップが表示されています。

Global メンバーシップを持つマスターは、ショーファイルのすべてのユーザによって制御されます。ユーザ・メンバーシップを持つマスターは、ユーザプロファイル内にあります。これは、それぞれのユーザプロファイルが、これらのマスターのセットを個別に持っているということです。

これらのマスターの1つを変更しても、別のユーザプロファイルの同じマスターには影響しません。

ユーザプロファイルによって制御されるマスターのセクションには、タイプの後ろにユーザ名が表示されます。例えば、Admin ユーザで選択されたシーケンスを制御するマスターは、Selected (Admin) と表示されます。

Global メンバーシップのマスターは、タイプの後ろに (Global) と表示されます(例: Playback (Global))。

マスターの現在のモードをタップすると、3つのモードを切り替えられます。

このメニューには、各マスターの現在値も表示されます。