タイム・コントロール

grandMA3 ユーザマニュアル » マスター » タイム・コントロール Version 2.0

Program Time や Executor Time マスターを有効にすると、プログラマやエクゼキュータの再生タイミングを、それぞれ0〜10秒の範囲でオーバーライドできます。これらは、マスター・エリアカスタム・エリアグランドマスター の特殊エクゼキュータだけでなく、エクゼキュータにも割り当てられます。これは、有効化や調節のための物理コントロールになります。これらのマスターは、Master Controls メニューから素早くアクセスできます。詳しくは、Master Controls を参照してください。

Program Time

Program Time は、プログラマでのアトリビュート値の変化にフェードタイムを追加します。マスターを目的の値に設定し、ProgramTime マスターに割り当てられたエクゼキュータで On または Toggle を押すか、Master Controls メニューの Prog Time をタップして緑マーカを表示させて、Program Time を有効にします。設定されたタイムは、エンコーダやディマーホイールを回した場合を除き、プログラマにおけるすべての値の変化に対して用いられます。

Program Time を無効にするには、ProgramTime マスターに割り当てられたエクゼキュータで On または Toggle を押すか、Master Controls メニューで Prog Time を再度タップしてください。緑マーカが消えます。

ヒント
個別フェード/ディレイ・タイムを含むプリセットを呼び出すと、保存されているタイムが利用され続けます。
個別フェードタイムを持たないプリセットでは、Program Time 設定が考慮されます。

Executor Time

Executor Time は、シーケンスがエクゼキュータから実行されているか、Sequence プールから直接実行されているかにかかわらず、そのキュー・フェードタイムをオーバーライドします。マスターを目的の値に設定し、Executor Time マスターに割り当てられたエクゼキュータで On または Toggle を押すか、Master Controls メニューの Executor Time をタップして緑マーカを表示させて、Executor Time を有効にします。基本タイミングのみで保存されたキューは、指定した Executor Time で値が変化します。個別フェード/ディレイタイムは、保存されているタイミングで再生を続けます。Follow または Time トリガーのキューは、保存されているトリガーを利用し続けます。

Executor Time を無効にするには、Executor Time マスターに割り当てられたエクゼキュータで On または Toggle を押すか、Master Controls メニューで Executor Time を再度タップしてください。緑マーカが消えます。

Sequence settings メニューで Use Executor Time オプションが有効になっていると、シーケンスは ExecTime マスターにしたがいます。Use Executor Time を無効にすると、シーケンスのすべてのキューが、保存されているタイミングで再生されます。詳しくは Sequence Settings を参照してください。