Shapers Dialog の利用

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Shapers Dialog は、Special Dialog ウィンドウの一部で、フィクスチャの Shaper アトリビュートを制御するためのGUIを提供します。シェイパーを視覚化するために用いられる値は、DMX レイヤから取得されます。詳しくは Fixture Sheet および レイアウト を参照してください。

以下の動画は、Shapers Dialog の概要について示しています。

必要条件:

Shapers Dialog ウィンドウは以下のようにして開きます。

  1. Add Window ダイアログを開きます。
  2. Common タブで Special Dialog をタップすると、Special Dialog ウィンドウが開きます。
  3. 左側の Shapers タブを選ぶと Shapers Dialog になります。
Shapers Dialog window is open
Shapers Dialog ウィンドウ

Shapers Dialog のタイトルバーには、フィクスチャのブレードとシェイパーを制御するための以下のオプションがあります。タイトルバーの編集方法については、タイトルバーの設定 を参照してください。

  • Reset Bar: これが有効な場合、Reset Shaper をタップするとブレードと回転がリセットされます。Reset Blades をタップするとブレードだけがリセットされます。
  • Show POV: フィクスチャの視点(POV)を手動で回転するためのフェーダが表示されます。また、Reset POV ボタンも表示されます。
  • Mini Faders: 長押しするとドロップダウンメニューが開き、表示するフェーダを選択できます。以下の選択肢があります。
    • None: フェーダは表示されません。
    • Full: Control の値に応じて、ブレードと回転のためのフェーダが表示されます。
    • Blades: Control の値に応じて、ブレードのためのフェーダが表示されます。
    • Rotation: 回転のためのフェーダが表示されます。
  • Link: 1つまたは複数のブレードがどのように連携動作するかを指定します。
    • None: 各ブレードを個別に制御できます。
    • All: 1つのブレードを動かすと、他のすべてのブレードが比例して動きます。
    • Parallel: 片方のブレードを動かすと、反対側のブレードも動きます。
    • Mirrored: 片方のブレードを動かすと、反対側のブレードが鏡像反転で動きます。
  • Control: 制御モードを変更します。
    • Ins+Rot: ブレード挿入の深さ(1-4-"I")と回転(1-4-"R")を指定できます。
    • A+B: ブレードのコーナー(A、B)を指定できます。
ヒント
フィクスチャタイプにかかわらず、すべてのモードを利用できるように、異なるタイプのシェイパー・エンジンが正しいDMX値に変換されます。
重要
フィーチャタイプによっては、ある制御モードから別の制御モードに変換する際に不正確さが生じる場合があります。
  • View: 表示モードを変更します。
    • Graphical: シェイパーを視覚化します。
    • Faders: フェーダのみを表示します。


Shaper Dialog にフォーカスがある場合、Shaper エンコーダバーが表示されます。選択した制御モードに応じて、対応する機能がエンコーダに表示されます。


エンコーダバー - Shaper Dialog

Graphical 表示モード

Graphical 表示モードでは、フィクスチャのビームが視覚化されます。ビームは明灰色で表示されます。

ブレードの挿入位置は、可動ハンドルで変更できます。1〜4のラベルが付いたハンドルはブレード、AやBのラベルが付いたハンドルはブレードのコーナーです。

4本の白線は、実際のビームへの挿入部を示しています。ビームの覆われた部分は暗灰色で示されています。

  1. Ayrton Eurus などのブレード付きフィクスチャをパッチします。
  2. パッチしたフィクスチャを選択します。
  3. Shapers Dialog を開きます。
  4. タイトルバーの Link を長押しして、ドロップダウン・メニューを開きます。
  5. All を選んでドロップダウン・メニューを閉じます。
  6. ハンドル 2 を長押しします。ハンドルが黄色に変わります。
  7. ハンドル2を内側にドラッグします。ビームは正方形になります。
Beam shaped as a square in the shapers dialog.
正方形に切ったビーム
ヒント
視覚化領域内の任意の場所を長押しすると、最も近いハンドルが選択されます。

フェーダの利用

フェーダを用いてと、ブレードの挿入を変更できます。

0.00〜1.00の値がブレードの挿入度合いを決めます。0.00 ではビームを覆わず、1.00 で完全に覆います。

ブレードを個々にリセットするには、Reset 1-4 を用います。シェイパー・ユニットの回転をリセットするには、Reset Rotation を用います。

例:

ビームを三角形に切ります。

  1. ブレード付きフィクスチャを選択します。
  2. Special Dialog ウィンドウのタイトルバーで Mini Faders を長押しして、ドロップダウン・メニューを開きます。
  3. Full を選んでドロップダウン・メニューを閉じます。
  4. Control を長押しします。
  5. A+B を選んでドロップダウン・メニューを閉じます。
  6. フェーダをドラッグして、以下の値に設定します。
    1-A 0.22、4-A 0.50、1-B 0.22、2-B 0.50。
  7. ビームが三角形になります。

Shaper Dialog - Mini Faders
ヒント
Shaper Dialog のグラフィック表示は、フィクスチャの技術的条件によって、実際のシェイパーと異なる場合があります。