grandMA3 ユーザマニュアル » パッチとフィクスチャ設定 » マルチパッチ・フィクスチャの追加 | Version 2.0 |
マルチパッチ・フィクスチャは、すべてのパラメータがプライマリ・フィクスチャ(それらがミラーリングするフィクスチャ)にしたがう仮想フィクスチャです。
これらのマルチパッチ・フィクスチャは、同じIDで制御される物理フィクスチャが複数ある場合に利用できます。仮想フィクスチャは、プライマリ・フィクスチャにパッチされたDMXアドレスがある限り、追加のパラメータを必要としません。それらは独自のパッチアドレスを持つことができ、それらへのDMX出力があります。DMXユニバースの出力許可(Granted)については、DMX Universes を参照してください。
マルチパッチ・フィクスチャは、レイアウト に割り当てることができ、3D に配置できます。これらは Selection Grid の一部ではないため、MAtricks では使用できません。
選択したマルチパッチ・フィクスチャのパラメータを変更すると、実際にはプライマリ・フィクスチャのパラメータが変更されます。このプライマリ・フィクスチャにマルチパッチされているすべてのフィクスチャは、変更された値を反映します。
Patch 内でプライマリ・フィクスチャの位置を変更したり、マルチパッチ・フィクスチャを他のフィクスチャに追加したりすると、すべてのマルチパッチ・フィクスチャ番号が振り直される場合があります。
マルチパッチ・フィクスチャは個別に選択できます。選択色は、黄色ではなく薄赤になります(デフォルト)。Fixture Sheet では、マルチパッチ・フィクスチャが選択されると、プライマリIDが黄/薄赤間でフェードを繰り返します。
コマンドラインからは、一意的なマルチパッチCIDか、プライマリ・フィクスチャのインデックス番号で選択できます。
例えば、以下のように設定します。
FID 2 の最初のマルチパッチ・フィクスチャには、隠しマルチパッチCID番号 3 があります。これは、パッチ全体で3番目のマルチパッチ・フィクスチャです。
これは、Multipatch 3 または Fixture 2 Multipatch 1 という構文で選択できます。
ヒント | |
隠しマルチパッチCIDをフィクスチャの選択に用いないでください。パッチが変更されると、CID番号が変化する可能性があります。番号は固定されていません。プライマリ・フィクスチャに基づいたインデックス番号を用いることをお勧めします(上の2番目の例)。 |
キーワードについては、Multipatch キーワード を参照してください。
必要条件:
いくつかのフィクスチャがショーにパッチされている。
これで、新しいマルチパッチ・フィクスチャにDMXパッチアドレスを指定できるようになります。マルチパッチ・フィクスチャで変更できるのは、名前や位置の情報に限られています。