grandMA3 ユーザマニュアル » プリセット » レシピ・プリセット | Version 2.0 |
このトピックの前に、レシピ を読んでおいてください。
ここでは、プリセットでのレシピ利用について説明します。
レシピは、ユーザ・インターフェースを利用するときにアトリビュート値を含まないプリセットにのみ追加できます。アトリビュート・データを持つプリセットでは、Turn into Recipe をタップすることで既存のアトリビュート・データをレシピに変換できます(後述を参照)。
レシピ行は、Edit Preset Object ポップアップによってプリセットに追加されます。これは、プリセットプール・オブジェクトに対して Swipey を用いることでアクセスできます。
このポップアップの中央部分は、レシピやグリッド値に関するものです。
メインのレシピ領域(レシピ を参照)の他に、Recipe Editor には色付き背景の領域があります。これは、選択されているレシピ行の値を編集・表示するための別ツールです。
エディタの下部には、以下のようなボタンがあります。
空のプリセットでエディタを開きます。
下部メニューの Turn into Recipe をタップします。
これによって、プリセットがレシピ・プリセットに変わり、最初のレシピ行が作成されます。
ほとんどの場合、少なくともプリセット参照値は常に追加します。これを行うには、レシピ行の Values 列のセルを長押しします。
これによって Preset Pool 選択ポップアップが開きます。ここでは、既存のプリセットから目的のものを選択できます。レシピ・プリセットと同じフィーチャグループである必要はありません。
他の列に必要な値を追加してください。
必要に応じて、グループから、あるいは Take Selection をタップして、セレクションを追加します。
レシピにグループが含まれている場合、編集ポップアップを閉じると、プリセットが自動的にクックされます。
現在のフィクスチャ・セレクションを、2つのウィングの新しい位置に一定時間で移動させるためのプリセットが欲しいとします。
必要条件:
いくつかのムービングヘッドをパッチして一列に配置したショーを用意します。このショーには、Position プリセットと、フィクスチャがフルになる Dimmer プリセットも必要です。この例では、Demo Show を用います。
以下の手順に従って、レシピ・プリセットを作成します。
結果は以下のようになります(タイトルバーの "Settings" はオフ)。
移動とフェードを中央から開始したい場合は、Edit Preset Object ポップアップを再度開き、両方のレシピ行に対して、InvertStyle を "All" に、InvertX を "Yes" に設定してください。
レシピを用いたプリセットによる推奨ワークフローとして、以下の2つが挙げられます。
レシピはプログラマで選択されているフィクスチャに読み込まれるため(プログラマとは - プログラマ・パート を参照)、値がプログラマにクックされます。これらの値は、プログラマで保存または削除/上書きできます。
ヒント | |
このようなプリセットの利用は、キューにレシピを組み込むための簡単な方法です。レシピをキューに組み込んだ後、プリセットは不要になり、レシピはキューの中だけで動作するようになります。これは、「レシピ・テンプレート・プリセット」と考えてください。 |
セレクションを持つレシピは、エクゼキュータから再生できます。詳しくは プリセットの利用 を参照してください。
このレシピは、現在のプログラマのフィクスチャ・セレクションで機能します。レシピは、プログラマに読み込まれません。代わりに、レシピ値のリンクとグリッド値が現在のフィクスチャ・セレクションで使用され、プログラマに直接値をクックします。
重要 | |
このレシピは、現在のプログラマのフィクスチャ・セレクションで機能します。レシピは、プログラマに読み込まれません。代わりに、レシピ値のリンクとグリッド値が現在のフィクスチャ・セレクションで使用され、プログラマに直接値をクックします。 |
これは、プリセットプールに置いた多数のテンプレート・オブジェクトで、グリッド値と MAtricks 範囲に基づく複雑な外観を素早く呼び出せる優れた方法です。