シングルユーザとマルチユーザ・システム

grandMA3 ユーザマニュアル » シングルユーザとマルチユーザ・システム Version 2.0

grandMA3 では、1人または複数のユーザが同時に 大小規模のシステムを処理できます。

grandMA3 システムは、多くの場合セッションと呼ばれます。

イーサネット・ネットワークでは、複数のセッションを実行できます。

セッションには、メンバーまたはリスナーとして、1つまたは複数のMAデバイスを加えられます。

このトピックでは、2種類の主要なシステムの違いについて説明します。

シングルユーザ・セッション

シングルユーザ・セッションでは、1人のオペレータ/プログラマがいて、1つまたは複数のステーション(卓または onPC)を扱っています。

ユーザが1人だけの場合、すべてのステーションは同じユーザとしてログインされます。

これは フルトラッキング・バックアップ とも呼ばれています。ステーションはすべて同期し、ビューを共有しています。また、プログラマの内容はすべてのステーションで同じです。

これは、オペレータが1人の場合に役立ちます。1つのステーションで障害が発生した場合、オペレータは別のステーションに移り、何も失うことなく作業を続けることができます。

このオペレータは、通常、システム全体に対する完全な権限を持っています。

マルチユーザ・セッション

マルチユーザ・セッションでは、複数のオペレータがいます。各人が同じステーションを用い、シフトやさまざまな過程で作業を交代するかもしれません。また、複数のユーザが異なるステーションで同時に作業することもできます。

この設定では、オペレータは、より多くのユーザと、大抵の場合より多くのユーザプロファイルを作成する必要があります。各オペレータは、そのユーザでステーションにログインし、システム全体または一部だけを制御します。

ステーションは、ショーファイルを共有し、シーケンスがすべて同期していますが、ユーザは画面上で異なるビューを持つことができ、そのプログラマは共有されません。

これらのシステムを組み合わせる場合もあります。複数のオペレータ(マルチユーザ)がいて、各オペレータが、それぞれのユーザ(フルトラッキング・バックアップ)でログインした2つ(またはそれ以上)のステーションを受け持ちます。

マルチユーザ・システムでは、異なる権限のユーザを持つことができます。権限には、完全なアクセスが可能なものから、ビューの変更だけが許可されたものまで、いくつかのレベルあります。