既存キューを一つ持つエクゼキュータに新しいプログラマ値を保存する場合、あるいはエクゼキュータにある既存のキューを上書する場合、保存方法の選択を求められます。
このとき表示される Choose store method ウィンドウは、場合によって少し異なります。
エクゼキュータに2番目のキュー(=キューリスト)を初めて保存する場合は、下のようになります。
ここでは、以下の四つの保存方法を選べます。
Merge:
プログラマ値を既存キューに追加します。
Remove:
プログラマ値を既存キューから取り除きます。
Overwrite:
既存のキューをプログラマ値で上書きします。既存キューの以前の値は削除されます。
Create Second Cue:
プログラマ値でキュー2を作成します。これによってキューリストが作られます。
既存のキューに新しいプログラマ値を保存する場合の Choose store method ウィンドウでは、Merge、Remove、および Overwrite に加えて、Store Mode を選択できます。
Store Mode - Normal:
キューを、トラッキング・シールドとともに保存します。詳しくは トラッキングとは を参照してください。
Store Mode - Cue Only:
キューを、他の2キュー間に保存します。保存されたキューは、後続のキューに対してトラッキング値による影響を与えません。
キュー2.1を、キュー2とキュー3の間に、トラッキング・シールドとともに保存したいとします。
Cue | Fixture 1 (初期状態) | Fixture 2 (初期状態) | Fixture 1 (Normal) | Fixture 2 (Normal) |
---|---|---|---|---|
1 | Dimmer At 50 | Dimmer At 50 | Dimmer At 50 | Dimmer At 50 |
2 | Dimmer At 0 | Dimmer At 100 | Dimmer At 0 | Dimmer At 100 |
2.1 | Dimmer At 33 | Dimmer At 33 | ||
3 | Dimmer At 0 (トラッキング値) |
Dimmer At 80 | Dimmer At 33 (トラッキング値) |
Dimmer At 80 |
Store Cue 2 . 1 と押してから、Executor Bar ウィンドウ で main executor をタップします。
Ok をタップしてください。デフォルトで Normal が選択されています。
キュー2.1が、キュー2と3の間に保存されます。キュー3は、フィクスチャ1からの Dimmer 値をトラッキングしています。
キュー2.1を、キュー2と3の間に、トラッキング値で後続のキューに影響を与えることなく保存したいとします。
Cue | Fixture 1 (初期状態) | Fixture 2 (初期状態) | Fixture 1 (Cue Only) | Fixture 2 (Cue Only) |
---|---|---|---|---|
1 | Dimmer At 50 | Dimmer At 50 | Dimmer At 50 | Dimmer At 50 |
2 | Dimmer At 0 | Dimmer At 100 | Dimmer At 0 | Dimmer At 100 |
2.1 | Dimmer At 33 | Dimmer At 33 | ||
3 | Dimmer At 0 (トラッキング値) |
Dimmer At 80 | Dimmer At 0 | Dimmer At 80 |
Store Cue 2 . 1 と押してから、Executor Bar ウィンドウ で main executor をタップします。
Cue Only をタップし Ok を押してください。
キュー2.1が、キュー2と3の間に保存されます。キュー3は、フィクスチャ1からのトラッキング値を受け取りません。
現在のプログラマ値を、メイン・エクゼキュータにあるキュー1に追加したいとします。
現在のプログラマ値が、既存のキュー1に追加されます。
まず、メイン・エクゼキュータにあるキュー1から、フィクスチャ2を削除したいとします。
フィクスチャID 2 が、メイン・エクゼキュータにあるキュー1から削除されます。
メイン・エクゼキュータのキュー1を、現在のプログラマ値で上書きしたいとします。
メイン・エクゼキュータのキュー1に、現在のプログラマ値が保存されます。そのキューにあった既存の値は、すべて削除されます。
それでは、メイン・エクゼキュータにキューリストを作成するとします。
Figure 7: メイン・エクゼキュータのキューリスト
現在のプログラマ値が、メイン・エクゼキュータに2番目のキューとして保存されます。
Select:
機能を選択するには、エンコーダを左右に回します。
選択した機能を確定するには、エンコーダを押すかタップしてください。