チェイサーの設定
Chaser エンコーダ・ツールバー
Chaser エンコーダ・ツールバー は、チェイサーの編集に役立ちます。
ツールバーを開くには、Edit を押してから、エクゼキュータに関連付けられたキーを押してください。
シアンの Chaser エンコーダ・ツールバー には、チェイサーの設定や再生のためのオプションがあります。
Edit Chaser キー
Edit Chaser キーを押すと、Edit Chaser ウィンドウが開きます。
チェイサーに名前を付けるには、Label をタップしてください。
チェイサーの方向を設定するには、Direction をタップしてください。4つの選択肢を持つ Select Chaser Run Mode ポップアップが開きます。デフォルトの方向は Forward です。
- Forward と Backward では、チェイサーを指定した方向で実行します。
- Bounce では、最後のステップまで実行したら、逆順で最初のステップへ、そして再び方向が変わり最後へという動作を繰り返します。
- Random ランダムなパターンでステップを実行します。
Loop Endless をタップすると、3つの選択肢を持つ Loop Options ポップアップが開きます。
- Endless では、新しい情報を受けるまで、チェイサーがループし続けます。
- Shoot-Off では、一回動作すると、チェイサーが停止します。
- Shoot-On では、一回動作して、最後のステップで休止します。
Edit Current、Edit Previous、および Edit Next ボタンで、キューを編集します。詳しくは キュー・シーケンスの確認 を参照してください。
スピードグループ を設定するには、Speed Individual をタップしてください。Select Speed Group ポップアップが開きます。
- Individual Speed では、Speed エンコーダで設定されたスピードでチェイサーが動作します。
- Speed 1 〜 Speed 15 では、Speed マスターによって、チェイサーのスピードが制限されます。これは、チェイサーを他のチェイサーやエフェクトと同期させるのに役立ちます。詳しくは 機能の割り当て を参照してください。
- BPM では、オーディオ入力からビートを検出します。詳しくは Sound Input ウィンドウ を参照してください。
Chasers Executor シートの CMD 欄を有効/無効にするには、Cmd Disable ボタンをタップします。
CMD が無効の場合、CMD Disable がシアンになり、Executor シートの CMD 欄にあるすべてのコマンドが赤で表示されます。
現在のステップの CMD 欄にコマンドが入力されている場合、Test Cmd をタップすると、その機能をテストできます。
チェイサーを用いているとき、ビートは維持したまま、スピードを2倍または半分にしたい場合があります。
- 現在の値を半分にするには、Half Speed をタップします。
- 現在の値を2倍にするには、Double Speed をタップします。
- Speed 1:1 は、Speed エンコーダ、Speed マスター、あるいはオーディオ入力など、選択されているスピードグループに応じて変更されたスピードを、1:1 にリセットします。
別の方法として、Speed で Select Speed Factor ポップアップを開いて、スピードを変えることもできます。これは、選択されているスピードグループのスピードを、係数 2、4、8、16、32 で乗算/除算したい場合に便利です。
Edit Chaser ウィンドウから抜けるには、 をタップしてください。
再生ボタン
チェイサーを開始、停止、休止するためのボタンです。
- チェイサーを開始するには、 をタップします。
先頭のキューから始まって最後のキューまで実行すると、再び先頭へループします。
- チェイサーを開始し、最後のキューから先頭のキューまで実行して、再び最後へループさせるには、 をタップします。
- チェイサーを停止するには、 をタップします。
- チェイサーを、現在のステップで休止し、その出力を保持するには、 をタップします。もう一度 をタップすると、現在のステップからチェイサーを再開します。
- チェイサーを止め、1ステップずつ前後に移るには、 や をタップします。
エンコーダ
エンコーダには、6つ機能があります。ボタンに Basic 1 of 2 と表示されている場合、4つの基本機能を利用できます。ボタンをもう一度タップすると、Advanced 2 of 2 に切り替わります。
基本機能は、左から順に以下のようになります。
- 最初のエンコーダは Master です。これは、チェイサーのインテンシティをパーセントで指定します。
- 2番目のエンコーダは Speed で、デフォルトでは BPM (ビート/分)で表示されます。これによって、チェイサーのステップ間のタイムが変わります。スピードが 60BPM に設定されていると、ステップが1秒ごとに移ります。
スピードの表記は、Setup->User->Settings で変更できます。
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3番目のエンコーダは、Step Fade です。これは、ステップ間のフェードタイムをパーセントで設定するために用いられます。0%の場合、チェイサーはステップ間でスナップします。100%にすると、Speed エンコーダによって制限されたタイムが用いられます。100%を超えていると、ステップがフルになる前にフェードが下降し始めます。
フェードインとフェードアウトは、個別に調整できます(後述を参照)。
- 4番目のエンコーダは、Master Fade と呼ばれ、チェイサーのフェードイン・タイムとフェードアウト・タイムを、秒単位で指定します。
残りの2つを機能を有効にするには、Basic 1 of 2 をタップして Advanced 2 of 2 に切り替えてください。
2つのエンコーダは、左から順に以下のようになります。
- 最初のエンコーダ Step IN Fade は、ステップのフェードインを設定します。これが0%の場合、チェイサーはステップ間でスナップします。100%にすると、Speed エンコーダによって制限されたタイムが用いられます。100%を超えていると、ステップがフルになる前にフェードが下降し始めます。
- 2番目のエンコーダ Step OUT Fade は、ステップのフェードアウトを設定します。これが0%の場合、チェイサーはステップをゼロにスナップします。100%にすると、Speed エンコーダによって制限されたタイムが用いられます。