MAデバイスのDMXポート設定

システムにステーション(卓または onPC)が1つしかない場合、そのステーションのDMXポートだけが使用できます。

セッションが動作中で、その中に他のMAデバイスがある場合、それらのデバイスのDMXポート設定を変更することもできます。

操作は、システムのサイズにかかわらず同じで、MA Network Configuration から行います。Setup キーを押してから、"Network" の下の MA Network Configuration ボタンをタップしてください。

MA Network Configuration は、MA デバイスの各タイプごとに分けられています。
詳しくは セッションへのデバイス追加 を参照してください。

使用中のステーションは、卓か onPC かにかかわらず、常にシステム内にあります。

DMXポートを持つすべてのデバイスには、各ポートに対する列項目があり、"XLR A" 〜 "XLR H" の名前が付けられています。また、卓には "XLR In" もあります。


MA Network Configuration - DMX Ports

ポートのモードやユニバースを変更したい場合は、ウィンドウでそのセルを選択して編集します。卓の場合は、画面エンコーダをタップすることでも可能です。マウスやトラックボールが接続されている場合は、右クリックによっても編集できます。あるいは、Edit を押してから、編集したいセルをタップしてください。

DMXポートのセルを編集すると、下のようなポップアップが開きます。


Configure DMX Port ポップアップ - DMX Node

Port Mode

"Port Mode" は、以下の選択肢を持つドロップダウン・リストです。

すべてのDMXポートは、入力または出力に設定できます。物理コネクタにXLRジェンダー・チェンジャーを追加するだけです。ただし、以下の例外があります。

重要
DMXポートがオフになっているか、何らかの理由でDMXデータを送信していない場合、ポートは High-Z モードになっていて、データはまったく送信されません。

DMX入力に関するその他の制限

ユニバースごとのDMXソース数には制限があります。同じユニバースに対してDMXデータを送信できるのは、最大2つの外部ソースまでです。DMXの受信方法については問いません。卓のDMXポートやネットワーク・プロトコルから受信できます。ユニバースごとの外部ソースは2つだけです。

Art-Net と sACN ソースの両方が同じユニバースにデータをマージしている場合、2つのソースという制限に達します。

DMX入力を受信するデバイスに関する制限もあります。どの grandMA2 デバイスも、ユニバースごとの入力として1つのDMXポートしか持つことができません。4つポートは4つのDMXポートを入力として持つことができますが、ポートは互いに異なるユニバースにDMXを送信しなければなりません。DMXが卓に接続されている場合も同様です。DMXポートは受信用に設定できますが、それらは別のユニバースにマージする必要があります。セッション内のマスターは、Art-Net または sACN からDMXデータをユニバース1に受信し、DMXポートの1つをユニバース1に対する入力として使用できます。

Universe

緑の入力欄で、ユニバース番号を設定できます。

DMX Fail Mode - DMX nodes only

Node には DMX Fail Mode という追加のオプションがあります。

これは、Node がセッションへの接続を失ったり、DMXストリームが停止したりした場合、どうすべきかを決めます。ショーがアップロードされるかセッションが終了した場合、DMXストリームを停止できます。

以下の選択肢があります。

Timeout 〜 では、選択したタイムの間 DMX値を保持してから、DMXストリームを停止します(High-Z モード)。

Hold では、Node に電源が供給されている限り、DMX値を送信し続けます。

MA Node の設定については、MA xPort Node の制御 を参照してください。

Timeout outfade time

ここでは、Timeout 〜 を選択したときに用いられるフェードタイムを設定できます。DMX値は、最後の値から0へとフェードし、それが完了するとDMXの送信を停止します(High-Z モード)。

最大フェードタイムは10秒です。

Hold の場合は、DMXストリームが継続されるため、このオプションはありません。

Merge Mode

下部にあるドロップダウン・リストは、デバイスが MA-Net の制御下にない場合、外部ソースからの受信DMXデータをデバイスがどのようにマージすべきかを設定します。

これは、存在しないセッション番号に設定されたDMXノードになります。これらは、卓や onPC なしで、DMXをイーサネット・ネットワーク経由で転送できます。

ドロップダウンには以下の選択肢があります。

 

設定がよければ、Please ボタンをタップして確定してください。右上隅の をタップすると、設定が取り消されます。

上述の制限を忘れないようにしてください。

設定の保存場所

卓、onPC、および NPU のDMXポートの設定変更は、ショーファイルの一部として保存されます。ショーファイルを読み込む際には、"Network Config" 設定が含まれている場合にのみ、設定がデバイスに読み込まれます。
ショーファイルの読み込みについては、Backup メニューの利用 を参照してください。

 

DMX Node (MA Node)と MA Switche については異なります。それらの設定はデバイスにローカルに保存され、ショーファイルによって読み込まれたり変更されたりすることはありません。

DMX Node と Switch の設定は、エクスポートおよびインポートできます。これは、ハードドライブまたはUSBスティックとの間で行えます。

詳しくは エクスポートとインポート を参照してください。