MA デバイスを接続するには、セッションを作成する必要があります。
セッション、およびステーション(卓や onPC)のセッションとの関係は、Setup メニューの MA Network Control で制御します。
Setup を押し、Network タブで MA Network Control をタップしてください。
メニューの左側には、ネットワーク内のセッションが表示されます。
最大31のセッションが可能です。各セッションには、一意的なセッション番号(1〜31)が必要です。
セッション一覧には、常に Not connected という行があります。これは、現在セッションに加わっていないステーションを保持してます。
メニューの右側には、左側で選択されたセッションにある種々のステーションが一覧表示されます("Not connected" を含む)。
セッションには、常に Master (マスター)として機能する1つのステーションがあります。セッションに、さらにステーションがある場合、他のステーションは Connected として機能します。
Master は、ネットワーク上でDMXの送信を行います。また、シーケンスによってトリガーされるコマンドを実行する卓です。MIDIを使用している場合、Master がMIDI情報を送信し、またMIDI信号を必要とするステーションであることも重要です。
マスターは、ネットワークに追加された新しいデバイスに対して、ショーファイルのアップロードも行います。
Master および Connected ステーションは、セッションにおいてまったく同等のメンバーです。どのメンバーもキューを実行でき、またすべての情報を共有しています。1つのステーションでショーを保存すると、他のすべてのステーションにも保存されます。
あるメンバーがセッション中にショーを変更すると、すべてのメンバーが新しいそのショーを得ることになります。
Station Priority によって、どのステーションがマスターとして動作するかを設定できます。1つのステーションが "High" 優先度を持つ場合、それがマスターになります。
以下の4種類の優先度があります。
ステーションがセッションに接続されていない場合は、優先度の変更のみが可能です。
セッション一覧には、セッション番号、名前、マスターのIPアドレス、および Speed (速度)が表示されます。これは、Fast または Slow にできます。
Fast では、セッションが最大速度で動作し、データパケットは、可能な限り高速でバースト送信されます。
Slow では、データパケットがキューイングされ、より遅い速度で送信されます。これによって、遅いネットワークカードを持つ古いハードウェア(grandMA1)にも対応できます。
マスターがネットワークアダプタのすぐ後に古いハードウェアを検出し、またステーションがオンになっている場合にのみ、セッション速度が自動的に変更されます。最初のデバイスがギガビット・スイッチの場合は、常に Fast となります。手動で速度を変更する唯一の方法は、イーサネット接続を、スイッチまたはステーションで100Mbitに制限することです。
ステーションの一覧には Link Speed 列項目があります。ステーションに対する接続の速度を Mbit で直接表示します。SetNetworkSpeed コマンドによって、卓のネットワークカードの設定を変更できます。
セッションの作成やデバイスの追加については、下位トピックを参照してください。