DMX Sheet は、システムからの実際のDMX出力を表示します。これは、シーケンス、プログラマ、マージされたDMX入力、および出力を制限するマスターからの結果を示しています。
シートは、画面の空いている場所に、他のウィンドウと同様に作成できます(ウィンドウの追加 を参照)。最少サイズは、幅1.5、高さ2マスです。
このウィンドウのメインパートには、すべてのDMXアドレスがマスとして表された一覧が表示されます。1024のすべてのユニバースがあるため、非常に長い一覧になります。
a左側の最初の列は、2列目に対するラベルです。
アドレス表示には、絶対DMXアドレスと、通常のユニバースとアドレスに分割する二通りの方法があります。これは、Sheet Settings で切り替えられます。絶対アドレスモードでは、DMXアドレスが連番で表示されます。例えば、2番目のユニバースの最初のアドレスは "2:001" ではなく "513" になります(最初のユニバースから512アドレス + 2番目から1)。
一番上の行には列番号が表示されます。グリッドは行列形式になっているので、垂直バーに表示されるアドレスに列番号を加える必要があります(最初の列を除く)。
各マスには、以下の3種類の情報を表示できます。
これらの3要素は、Mask 設定で個別にオン/オフにできます(後述の Sheets Settings を参照)。
フィクスチャが複数のDMXチャンネルに渡っている場合、最初と最後のアトリビュート/DMXチャンネルのマスで角が丸くなります。また、異なるフィクスチャを示すために、陰影の異なる灰色で背景色が交互に変わります。
上の画面例では、いくつか RGB LED フィクスチャがパッチされています。選択されているフィクスチャ(FID 201)では、アトリビュートと FID/CID の文字色が黄色になります。
左端の列でフィクスチャの文字色が赤になっている場合、そのチャンネル/ユニバースは許可されていません。より多くのパラメータが必要な場合は、パラメータ数の拡張 を参照してください。
カーソルを移動すると、そのマスに関する情報がウィンドウ下部のテキスト行に表示されます(上の画面例を参照)。
2つの画面例は、DMX Sheet における二通りの値表示方法を示しています。最初は Background、2番目目は Bar と呼ばれ、Sheet Settings の Levelbarで切り替えたりオフしたりできます。
ウィンドウのタイトルバーにはいくつかのボタンがあります。
Tester Encoder Bar は、DMXテスター・エンコーダバーの表示/非表示を切り替えます(後述 を参照)。
Only Selected は、最初に選択されたフィクスチャのユニバースに移ります。Address というボタンには、強調表示されているマスのアドレス番号が表示されます。これをタップすると入力ボックスが開き、入力した新しいアドレスに移動できます。
Universe というボタンには、現在のユニバース番号が表示されています。これをタップすると入力ボックスが開き、入力した新しいユニバースに移動できます。また、左右にある矢印で前後のユニバースに移動できます。
タイトルバーにある最後の Readout ボタンでは、値の表記法を変更できます。Percent、Decimal、または Hex という選択肢があります。
DMX Sheet には、データをどのように表示するかを指定するいくつかの設定があります。
ウィンドウの左上隅にあるMAロゴをタップすると、設定が開きます。デフォルトでは Display タブになります。
これらの設定の中には、他のウィンドウと共通する一般的なものもあります。それらについては、ウィンドウの設定 を参照してください。
いくつかの設定は、DMX Sheet 専用のものです。以下は、それらのついての簡単な説明です。
Mask タブには、Value、Attribute、ID という3つのオン/オフボタンがあります(上述を参照)。
DMXテスターによってDMXチャンネルに出力できます。
これは、DMXAddress と DMXUniverse キーワードで行えます。
また、DMXテスター・エンコーダバーによっても可能です。これは、DMX Sheet のタイトルバーにある Tester Encoder Bar をオンにすると表示されます。
このエンコーダバーを用いると、DMXアドレス、テスト値、および選択したアドレスを既存フィクスチャにパッチするためのオプションに素早くアクセスできます。また上部には、いくつかの便利な機能に素早くアクセスできるボタンの行があります。
下段左側には、エンコーダのアドレスモードを切り替えるボタンがあります。Uni にすると、1番目と2番目のエンコーダによって Universe と Address に分けられます。Abs にすると、絶対DMXアドレス指定になります。
3番目のエンコーダ (Tester Output)は、テストに用いられるDMX値を指定します。DMX Sheet の Readout を変更すると、このエンコーダの表記法も変わります。
4番目のエンコーダをタップすると、Fixture(s) to Patch ポップアップが開きます。これは、選択されているDMXアドレスにパッチする既存フィクスチャを選ぶするために利用できます。
DMXアドレスは、DMX Sheet でタップして選択することもできます。
エンコーダ・コントロールの上部には、以下の機能を持つボタンがあります。
DMXテスターの影響を受けているDMXチャンネルでは、値の背景が白になります。
ユニバースにパークされているDMXアドレスがあると、DMX Universe プール に小さな アイコンが表示されます。また、テスターの影響を受けるDMXアドレスがあるユニバースには、小さな アイコンが表示されます。
DMX Universe プールの表示例: