Import キーワード
Import キーワードをコマンドラインに入力するには、以下のいずれかを行ってください。
- Import を入力。
- ショートカットの I を入力。
説明
Import は、エクスポートされたショーファイル・データの一部(.xml ファイル)を現在のショーファイルに組み込むための機能キーワードです。
Import コマンドは、指定したデスティネーションまたは現在のコマンドラインのデスティネーションに対し、既存オブジェクトの後にデータを読み込みます。
デフォルトでは、卓や onPC ステーションの内部ドライブ、または選択されているUSBドライブにある、ライブラリフォルダ下の関連フォルダからファイルがインポートされます。詳しくは フォルダ構造 を参照してください。
構文
Import [オブジェクト・タイプ] Library "ファイル名.xml" (If Drive [ドライブ番号]) (At [オブジェクト・タイプ] [オブジェクト番号]) (/Option) ("オプション値")
オプション
- /Path:
ソース .xml ファイルが保存されているフォルダのパスを指定します。
パスがデフォルトのフォルダ構造下にある場合は、文字または数字で始まるパスを入力します。
パスがデバイスのルートから始まる場合は、/ (スラッシュ記号)で始まるパスを入力してください。
- /Type:
インポート時に、以前にエクスポートされた "User" ファイル、またはシステム・ソフトウェアに含まれている "System" ファイルのいずれかを指定します。このオプションが Import 構文で指定されていない場合、指定されたファイル名をまずユーザ・ライブラリで検索し、見つからなかったらシステム・ファイル内を検索します。
/Type "User" は、選択中ドライブのユーザ・ライブラリだけを検索するように制限します。
/Type "System" は、ユーザ・ライブラリを無視し、システム・ファイルだけを検索するように制限します。
- /NoRefresh:
特定のタイプやパスのライブラリ・ファイルを指定する際、コマンドラインで /Type や /Path オプションを入力するのに手間がかかる場合があります。前のコマンドで /Type や /Path を指定した後でファイルをインポートする場合、通常は Import 構文で /Type や /Path を再入力する必要がありますが、/NoRefresh オプションを用いると /Type や /Path を再入力しなくて済みます。
- /Gaps:
以前に /Gaps オプションでエクスポートされたプール・オブジェクトの範囲をインポートする際に、空きスペースを保持/抑制します。
/Gaps "Yes" または省略した /Gaps オプションは、プール・オブジェクトの範囲をインポートする際に、ファイルに含まれる空きスペースを保持します。
/Gaps "No" は、プール・オブジェクトの範囲をインポートする際に、空きスペースを抑制します。
例
必要条件: デスティネーションを FixtureTypes に変更。
- 例えば MAC Aura XB を、新しいフィクスチャタイプとしてショーファイルにインポートします。
User name@ShowData/Patch/FixtureTypes> Import Library "MAC Aura XB"
必要条件: デスティネーションを Macros に変更。
- 占有されている最後のマクロの後に、color.xml というファイルからマクロをインポートします。
User name@ShowData/DataPools/Default/Macros> Import Library "color.xml"
- コマンドライン・デスティネーションを変えずに、同じマクロを Macro プールのマクロ42にインポートします。
User name[Fixture]> Import Macro Library "color.xml" At Macro 42
必要条件: デスティネーションを Macros に変更。
- ライブラリからすべてのマクロをショーファイルにインポートします。
User name@ShowData/DataPools/Default/Macros> Import Library "*.xml"
- /NoRefresh オプションを用いると、ドライブとパスの再入力を省くことができます。
特定ドライブのパス内にあるすべてのマクロ・ライブラリを一覧表示します。
User name[Fixture]> List Library If Drive 2 /Path "/My_grandMA3_files/macro/archive"
ドライブとパスを再入力せずに、一覧から2番目のライブラリをインポートします。
User name[Fixture]> Import Library 2 /NoRefresh
/NoRefresh オプションがないと、コマンドに同じドライブとパスを指定する必要があります。
User name[Fixture]> Import Library 2 If Drive 2 /Path "/My_grandMA3_files/macro/archive"